22-07-07 <雫石川 7/10解禁> 昨年の放流が何らかの原因で失敗に終わった雫石川、今期の漁協は秋田阿仁川で中間育成し充分に育った稚魚を放流、さらに解禁日を遅らせると言う新たなスタイルを試みている。 7/10の解禁日を前にしてその成果たるや如何にと本日竜川全域を眺めてみた。 しかし残念ながら爺様の目では激しくヒラを打つ野アユはおろか、まだ塊が散っていないかも知れないとする魚群も、はっきりしたハミ跡すらも全く確認できず、くすんだままの底石が気になった。 ただ一度だけ浅いザラ瀬でアユの跳ねを見ただけに、全くアユが居ない訳ではない。 そんな訳で、竜川本流域ではまるで晩秋の川を観る思いだったが、支流赤沢川を覗くと例年よりもかなり少ないながら、12〜15センチの野アユを確認できた。 県内各河川の放流魚は比較的歩留まりも育ちも良い中にあって、雫石川が心配でならない爺様である。 尚、この日支流葛根田川や竜川の放流最上端は確認していない。 22-06-29解禁直前の状況 <気仙川> 今朝の雨で増水は僅かながら薄濁り、下流に行くほど濁りは強く透明度50センチほど。 下有住地区から陸前高田市竹駒町の出口大橋間を観察、サイズは平均16〜17センチ。 まだ群れアユが崩れずに大石裏などに郡遊する光景はあるも、概ね全域に野アユは確認でき、今年の人工放流は上手く行った感がある。 濁りのある流心の中でギラリとヒラを打つ個体あり、さらには下流部では天然遡上らしき12〜3センチの小アユ群も観られることから、今年の気仙川は終盤まで楽しめるのではないかと推察できる。 <盛川・7/3解禁> 両岸が葦に覆われている場所の多い小規模河川、全域で小規模の群れアユ、流心には既に縄張りを主張する良型も見られ、解禁から好釣果が期待できるかもしれない。 放流アユのサイズは16〜18センチ、今回下流部における天然遡上の有無は確認しなかった。 <甲子川・7/3解禁?> チャラ瀬や浅トロに野アユは殆ど見られず、川全体にアユが散っている状態ではない。 今回の川見で最も期待するわが故郷の川だったが、昨年の如きワクワクする光景ではなかった。 かと言って小規模の群れはあちこちに見られることから、川が動けば釣況は好転するのだろう。 <閉伊川> 中流域茂市地区から川井地区支流域を監察、サイズは15〜17センチ、流心は18〜20クラスも居そうな予感あり。 平岩盤に着く激しい野アユの動きを昨年同様に時を忘れて眺めた爺様であった。 稚アユ放流時から大きな出水がなく、低水位が続いたまま解禁を迎える閉伊川、はてさて如何なる解禁になりますやら。 |