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北の奔流は北国の爺様が実釣に基づいてお届けする岩手・秋田の河川釣り情報です。

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解禁前・遡上情報2021 

雫石川(雫石町) 6/28 渇水気味清澄 解禁日7/5


稚アユ放流以来の最低水位、解禁まで1週間となった今、渇水期特有の群れアユが見られる。
魚影は妙に少なく、先日見かけたカワウによる食害があるのか、それとも感染症か。
何れにしても手強そうな気配漂う今年の雫石川である。



桧木内川(大仙市角館) 6/28 平水清澄 解禁日7/1


古城橋から見下ろす石畳に着くアユは、とにかく型が小さく15〜12センチと言ったところか。
解禁日の釣りは成立しても、数でもサイズでも大多数の釣り人の期待を裏切ることになりそう。
しかし鵜ノ崎の瀬では流心に18〜17センチほどの良型が見えている。
水が詰まっているだけに、水通しの良い好ポイントを押さえた者の一人勝ちも予想される。


阿仁川(北秋田市阿仁前田) 6/28 平水災害濁り 解禁日7/1


  

この日も大きな群れが遡上したと言う根小屋の堰堤、越流に向かって盛んに跳ねるアユが見える。
その上流白坂カミの瀬、瀬肩で跳ねるアユが確認できたが、数の上ではまだ足りない。
根小屋から上流が我らの期待するエリアになるが、八幡橋シモの瀬はこの付近では最も多いハミ跡。
ヘチのアユは小型だが、流心には比較的良型17〜8センチが見えている。
ここから上流にも大いなる期待があったが、上流へ移動する途中で激しい濁りが入ってきた。
阿仁本流最上流部で土砂が流入しているらしく、暫く待機したが濁りはとれない。
以降、上流に向かうが川の様子は全く観測できずに終わる。
結果、見える範囲での魚影は昨年の比ではないが、いい場所さえ確保できれば解禁日の20〜30の釣果は得られるかも知れない。
断続的ではあるが今も各堰堤魚道にて爆発的遡上を見せている阿仁川、遅れていることと小型が多いことから、誰しもが楽しめる状態になるのは1ヶ月先になるだろうとは地元関係者の弁である。




米代川本流(鹿角〜比内) 6/28 平水清澄 解禁日7/1


上流鹿角エリアは天然遡上の到達はなく川床は汚れたまま、高屋橋まで下りてきて左岸分流で初めて17〜8センチのアユを確認、しかし川床はくすんだままだ。
さらに下って末広橋カミの瀬(画像)もほぼ魚影はなく、遡上の群れはまだ届いてないことが解る。
途中を省略して大滝温泉橋、ここまで来ると広いトロチャラ全域に満遍なく遡上アユが見えている。
全てがこのポイントに定着するアユとは思えぬものの、解禁日はある程度の釣果はありそうだ。
推測では遡上の先端は沢尻・土深井付近にありそうだが、さらなる後続がない限り最上流部鹿角エリアでの7月前半の釣りは難しいかもしれない。




甲子川(釜石市) 6/25 平水清澄 解禁日7/4


平水時の甲子川は全面チャラ瀬の初心者にも高齢者にもやさしい川だ。
チャラ瀬好きにとっては垂涎のポイントは多いが、ここはアユ釣り名手の多い川だけに場荒れも早い。
何処を覗いても高活性闘争心旺盛な18〜16センチクラスのワクワクする光景が見られる。
流呈の短い川なので、釣り人の数次第ではあるが解禁日には束釣りがあるかも・・・。
筆者はかつてこの付近に新日鉄社宅があったころ、少年時代の11年間を過ごしている。



盛川(大船渡市) 6/25 平水清澄 解禁日7/4


河口から2Km権現堂橋カミのチャラ瀬、ここでは数は少ないものの20センチの良型が混じる。
この川もまた解禁日には間違いなく一定の釣果は得られるはずだ。




気仙川(陸前高田市・住田町) 6/25 平水清澄 解禁日7/1




 

天然遡上が豊富な年には束釣りが容易な下流部陸前高田市エリア出口大橋、友釣りが成立する充分な数は見えてはいるが、期待に反して天然遡上は多くはなさそうだ。
誰もが覗く観察スポット中流田ノ上橋、橋シモの瀬頭に着く良型の数がいつもよりは少ない。
橋シモ左岸の浅瀬に小型の遡上アユが群れているはずだが、今年はあまり見えていない。
街裏柿の袖橋、橋カミのチャラ瀬に放流モノだろうか15〜6センチが盛んに走る。
上流松日橋、ヘチの岩盤に着いているモノの他に、トロ瀬の中に中型の群れアユ多数。
今年の気仙川、数釣りは期待できそうにないが、そこそこのスタートは切れそうな予感はある。
住田町内のオトリ店は開店準備に余念がなく、準備万端と言ったところか。



閉伊川(宮古市川井地区) 6/22 平水清澄 解禁日7/1




この川の放流アユは遡上本能が旺盛で、殆どが放流地点の上流へと遡ってしまうらしい。
岩盤底の浅場に見えるアユは15〜6センチ未満、早瀬の中は見えぬも良型が着いていると思いたい。
激しい闘争があるかと思えば、まだバラけずに群れ固まったものも散見される。




中津川(盛岡市内) 6/16 平水清澄 解禁日7/4


放流最上流部、チャラ瀬や浅いトロ瀬を暫く観察するも魚影確認できず、光線の加減かも知れないが、ヒラ打ちも跳ねも全く見えず。
後日場所を変えて再度観察予定。


簗川(盛岡市内) 6/16 平水清澄 解禁日7/1
  
瀬尻に見えているアユは15〜6センチ、組合前の放流地点だが見えている数は例年より少ない。
少し太い流れの中にキラリ反転する個体は推定18センチほどか、後日再度観察予定。





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  • 1944年宮城県生・岩手県盛岡市在住・古き良き時代の電気設備技術者。
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