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北の奔流は北国の爺様が実釣に基づいてお届けする岩手・秋田の河川釣り情報です。



ワカサギ釣行2021 

21-03-03 柴沢8番



  

レスト裏の深場を狙うか小石川に入るか迷うも、結局今期5度目の小石川。
風は残り時折雪煙もあがる氷上だったが、降っていた雪が晴れ雲間からは陽光が零れ始めていた。
積もった小雪が潤滑剤となってソリは良く滑り、長靴に装着した簡易アイゼンもよく効いた。
前回に続いて本日も長距離を歩くには容易だった。
陽が高くなってから吹き出す北寄りの風を避ける意味もあって、オラは数年前に大釣りを経験したことのある柴沢8番に照準を絞った。
10発ほど穿孔して様子を見るも、水深12〜14mの何れにも魚影は確認できた。
何処を釣り座にしても良さそうなので、そのうちの一つ水深13mに本日の命運をかけることにした。

08:00、期待を込めて最初の仕掛けが湖底に降りた。
魚探は変わらずいい反応を維持していても殆どアタリは貰えない状況だった。
どうやら魚探反応の殆どは例のマイクロワカサギのようであった。
仕掛けを替え、オモリを取り換え、餌を小さくしてシラスと見紛う微細なアタリをとることに専念。
巻き上げハズレ等に耐えつつ、やがて釣況が安定し時速40ほどで推移、2時間半で1束を超えた。
今日は2束超を狙える日かなと欲が出てくるも、11時を過ぎると状況は一変。
あれほど賑やかだったマイクロの群れも消えた。
その後は時速10尾にも満たず、さすがに集中力も途絶えたオラであった。
いつもなら釣り座を畳んでいる時刻を14時まで延長して頑張ってみたが1.5束までが限界だった。

人気ポイントのはずだったが、本日の柴沢8番北側標識前にはテント3張りだけ。
話に聞くとこの周辺ポイントでは、羨ましい限りだが連日3束〜4束釣りがあったと言う。
次回があれば、シーズンに一度は苦手な深場もやってみたい。
 


本日の釣果 153 (L:0.5 M:3.5 S:6)






21-02-26 柴沢9番



奥地最終12番までは行かなかったものの、念願だった氷上散歩で既に目的の半分は満足できたオラ。
柴沢9番標識まで戻り、残り半分の楽しみワカサギ釣りに専念することに。
08:00、狭小な柴沢水道にあって最も広大な氷原、見える範囲には10張りほどのテント。
氷厚60センチに試掘20発で電池1個がダウンした。
しかも何れの孔からも期待できる魚探反応は得られず時間ばかりを無駄にした。
止むを得ず今回もまた適当な場所に釣り座を設けることになった。
釣り座が整ったのは9時に近く、燦燦と降り注ぐ陽光にテント越しにも強い熱量が感じられる。
仕掛けを降ろすと少しはサカナの寄りを感じるものの、食い込まなかったり、根掛かりがあったり、釣果はなかなか増えないまま。
鑑札が回ってきた10時現在30尾と、何年経っても下手なままのオラ。
やがて北西風が強まってテントがバタつきだして、重しの雪がないだけに隙間風も辛い。
根掛かり仕掛けロスト3発、11時までに30尾を追加したがその後の1時間は全く沈黙の世界だ。
正午を過ぎても状況変わらず、1束の夢は達成できそうもなく、風がますます強まる中、テントを畳むことに決めたオラであった。

  

本日の釣果 61 (L:1 M:6 S:3)







21-02-19 小石川



小石川駐車場6時、天候悪化で風も強まる予報もあり、釣り人の入りはさほど多くはない。
意外に多かった昨夜の積雪、氷上の深いところで15センチ以上はありそうだ。
昨日までは歩き易かったと言う氷上は、いざ歩き始めてみると年寄りには辛い状況に変貌している。
それでも先行者のソリ跡を辿り、遠く奥地に見える幾つかのテントを目指して歩を進める。
しかし滑りの悪いソリを曳き、微妙に沈み込む積雪に行く手を阻まれてたちまちギブアップ。
とうとう7番標識を前にしてその先へ進むことを諦めたのであった。

  

時刻はもう7時を回っているし、嫌な風も吹き出して天候悪化もそこまで来ている。
この近辺はオラにとっては未知の場所だが、幾つかのテントも散見されるだけに釣れないことはなかろうと、数発の試掘探査だけでテントを設営。
水深13m、なにやら障害物はありそうだが、奇跡的好釣果を願いながら釣り座を作る。
釣行3度目にして仕掛け周りのスムーズな準備が整い07:30実釣開始。
9時過ぎの鑑札が回ってきた時点での釣況は、飽きるほど誘い続けてやっと30になっていた。
しかしその後はぱったりアタリは途絶えて魚探にも二度と反応が出ることはなくなった。
その後の3時間半、時速2尾でステルス性の良型を獲るのが精一杯。
ついに恐れていた今季最悪のパターンを引き当ててしまったのだ。
腹立たしいやら悔しいやら、12:30我慢も限界に達しテントを畳んだ。
風雪吹き荒ぶ荒れた雪原に脚をとられよろめきながら、とぼとぼ帰途につくオラなのであった。

本日の釣果 40 (L:1 M:8 S:1)





21-02-09 小石川







小石川Pを06:30出発、目的地は柴沢8番北。
青空は見えているが風雪注意報が出ていてまともに風が当たる山腹には巻き上がる雪煙が見える。
氷上に降りて新雪20センチで若干水が浮いてソリは滑らず誠に歩き難いことを知る。
解禁日はツルツルの鏡氷が危なくて歩けず、本日は重いソリを曳くパワーのない年寄りには無理だ。
柴沢8番どころではなく、解禁日のポイントまでも行けそうにない。
オラは駐車場の目と鼻の先、北西風を避けられるかもしれぬ対岸の山際を目指すことにした。
水深10mに穿孔5発、そのひとつに魚影らしき反応を見て今日はここに落ち着く覚悟を決めた。
テントを張り、釣り座を整えるに30分、仕掛けが降りるまでにさらに20分、もう8時を過ぎた。
視力が衰えているだけに着衣に執拗に刺さり込む仕掛け外しに往生し、エサ付けにも膨大な時間を要し、歳を重ねるごとに不器用になっていく我が指先を今日も恨めしく見つめるオラであった。

開始1時間で10尾、朝の荒食いの時間帯にこれは最悪の外れくじ。
だがオラには移動するスタミナは残ってはいない。
10時、監察が回ってきたが、まだ30尾ぐらい。
しかしその後の2時間は好調に転じ釣果は奇跡的に1束を超える。
昼を過ぎると想定とは異なる北東風が強まり、テントがバタつき地吹雪が舞った。
13時、124尾、オラは大急ぎで釣り座を畳んだ。
地吹雪がソリ跡を消し、雪面の凹凸を埋めるように吹き溜まりを造った。
駐車場までの僅かな距離なのに、オラはヒーヒー言いながら益々滑らなくなったソリを曳いた。

本日の釣果  124 (L:1 M:7 S:2)






21-01-28 小石川



深夜に到着したにもかかわらず仮眠から目覚めればもう6時半。
満車の駐車場にはもう誰も残ってはいない。
湖面のあちこちには既に色とりどりのテント村が出来上がっている。
オラは慌てて道具類をソリに積み込み出発。
小石川の浅場には30個ほどのテント、奥地方面にもかなりの数。
オラは取り敢えず柴沢方面に向かうことにした。
氷上に積雪はなく、遠目には結氷していないかのように向こうの景色を映す鏡面仕上げの氷原。
ソリを曳くには全く力はいらぬが、へっぴり腰の氷上歩きは危なっかしく腰にくる。
あまりの歩き難さに、柴沢8番付近に向かうつもりが奥地入り口にも届かぬうちにギヴアップ。
 
  

その付近にも魚影探査をした幾つもの穿孔跡と、10張りほどのテントが密集しているから、きっと実績のあるポイントに違いないと思うことにした。
駐車場から10分、この先に進むことを諦めたオラはその場にとどまることをきめた。
先行者のテントにコバンザメの如く接近したオラは、少々遠慮がちに数発の穿孔探査。
魚影は殆どないが他のテントからは軽快な巻き上げ音が聞こえてることから直ちにテント設営。
釣り座を構えるまで15分、細仕掛けに往生しながら20分、12mの湖底に仕掛けが降りたのは8時半。
仕掛けを落とすと魚探に反応が現れ、ポツポツながら良型混じりで中型が釣れてくる。
新調したへの字穂先、オモリを1.5gから5gまで取り替えながら塩梅をみる。
アワセに苦労した昨年までとは違って、よく解らないがアタリの殆どが釣果に繋がる感じだ。
しかしそのうち一人祭りと着衣釣りが多発、持ち込んだ仕掛けがどんどん消耗する。
一番釣れてる時間帯だけにイライラも最高潮、奇声を発しつつ己の不器用さを嘆くオラ。
2時間後、ようやく安定した釣りができるようになり調子が上がってきた。
この時点ではまだ1束を超えたばかりでアタリが激減する昼の時間帯が近づく。
しかしこの日は解禁日、大きく間合いが開くこともなく順調に数を増やすことができた。
その後はお祭り騒ぎもなく、14時前に2束を超えたところで気分良く釣り座を畳んだのであった。

本日の釣果  202 (L:5 M:4 S:1)

 




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  • 1944年宮城県生・岩手県盛岡市在住・古き良き時代の電気設備技術者。
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