本文へスキップ

北の奔流は北国の爺様が実釣に基づいてお届けする四季の情報です。



爺様釣法アユ編 


意外に釣れる(こともある)オラの枯葉釣法
<高齢者に優しいアユ釣り>

アユ釣り現場における判断能力や運動能力の低下は加齢に伴って如何ともし難く、オラの如き 高齢者はある日を境にそれまでは全く思いもよらなかった様々の不幸に見舞われたりします。
ちょっとした瀬の渡渉にも不安を感じて尻込みしてしまったり、身体のバランスを保つことがでずキャッポリを食らったり、跨いだ石が越えられなくて派手な尻もちをついたりなど、恥ずかしい思いをするだけではなく、命の危険を感じる場面さえ多々あります。
実釣においては少しの風にもロッドの保持がままならず、イメージ通りの竿さばきができないなど、様々の場面で臨機応変の対応ができずに、無駄な時間ばかりを費やして納得できる釣果を 得ることが難しくなってまいります。
近ごろでは野アユ自体の生態にも変化が生じ、本能むき出しの激しさを見せる個体が少なくなり、流れに沈めさえすればガツンときた昔とは違って、きわめて難しい釣りを強いられております。
さらには気象の変化、海流や河川環境の変化、感染症の蔓延などによる野アユの絶対量の減少もあることから、オラのけなげな精進をよそに釣趣は下降線を辿っておりました。
体力では敵わぬまでも、これまでの長い釣り人生で身に着けた釣技を以てすれば、まだまだ若い者には負けるはずはないと意地を立てて臨んだ現場はあまりにも厳しく、たちまち返り討ちに遭ってしまい、自信喪失へとつながりつつある昨今でした。
こうなるともう成す術もなく、ただ己の不甲斐なさを嘆くばかりで、やがては釣行意欲を失いアユ釣りの世界から遠ざかって、古き良き時代を語るだけの口先アユ師に成り下がるのは確実です。
しかし残り少ないオラの人生、最大の生き甲斐だった楽しみを簡単に諦めることなど到底できません。
と言うことで、以下は、昔のような俊敏な動きが出来なくても、視力や反射神経が衰えていても、釣りへの意欲が消えないうちに、五感に記憶された多くのデータと長い釣り人生で培ってきた第六感とを駆使しながら、なんとか人並みの釣果を維持したい思いで辿り着いたのが、現在実践している目からウロコの釣法なのです。

先ずはこれまでの釣法の見直しとポイント選びを自己の体力に照らして見ることから始めてみました。
結論は立っているだけで不安を感じてしまう早瀬、腰を超えるような深場、押しの強い大河のトロ瀬、足場の悪い岩盤など、おおよそ年寄り向きではないポイントからは完全撤退をすることに決めました。
と同時に強瀬の引き釣りなど体力勝負の釣法からも、一切手を引く決断をしました。
攻めるべきポイントは主に浅場、または安全な立ち位置からでもカバーできる範囲にとどめ、大型アユは綺麗さっぱり諦めて、中型以下の数釣りへと方針転換を図った訳です。
そんなオラにとって大切だったのは、己の体力に見合ったアイテムと年寄りに優しい釣法で武装し直すすことでした。
場所選びのコツなどもひっくるめて、ここではこれを「枯葉釣法」と命名しますが、それは全く特別なものではなくて、半世紀に渡るアユ釣り人生の中で何気なく繰り出していた釣技の中から必要な部分だけを抜き出し、それを徹底的に突き詰めてみたいと考えた訳です。
即ち「枯葉釣法」は、オラ自身の意識改革の中で生まれたお年寄り限定釣法なのです。
干支が6巡してもまだまだ諦めたくないアユ釣り人生、むしろこれまで以上に楽しみたいがための身体に優しい釣りですから、ぜひご同輩諸氏にもお薦めしたいと考える次第です。



装備・身の回り

<ロッド>
枯葉釣法に最も必要なのは、持ち重り感のない8m(自重200〜180g)ロッドです。
泳がせ釣りが主体だけに、軽くて操作性さえ良ければ競技仕様の最高級ロッドである必要はないのですが、それは野アユを掛けるまでのこと。  引き抜き時のロッドにそれなりのパワーを秘めたものでなければ手返しが悪く釣趣は著しく低下しますから、やはり実売価格で15〜17万円ぐらいのロッドになってしまいます。
我らが主にターゲットとするのは20センチ前後の野アユ、このサイズと一日中楽しく遊べる性能のものを慎重に選んでください。  なお、予備として22〜23センチ程度までなら引き抜ができるパワーを有するものも揃えられれば万全でしょう。
D社SL(80J)、S社小太刀(FW-80NY)などが使い易いかもしれません。

<タイツ>
冷え過ぎを考慮して、先丸ドライタイツの通年着用を基本とする。
猛暑用として薄手のタイツも準備出来れば万全です。

<ベスト>
透湿防水など高機能は必要なく、ファスナーへの噛み込みなどトラブル回避を図ったもので、入漁証や携帯など必携アイテムの収納が考慮されたもののうち最も廉価なもの。

<タビ>
できるだけ着脱の容易なもので、高機能は必要としない。
主に浅場釣りが目的だけに先丸タイプでスパイクはあってもなくてもいい。

<レインウエア>
透湿防水性の高機能商品を選ぶこと。
袖の脱着機能など、腕の上げ下げ時の袖口からの水の侵入対策は必要。

<ウエア>
首筋が炙られない形状の襟付き長袖、またはアンダーシャツ+襟付き半袖。
ドライタイツの着脱を容易にする極めて滑りのいいアンダータイツは必需

<サングラス>
ご使用の遠近両用メガネに取り付ける跳ね上げ式の偏光グラスをご同輩にもお薦め。

<オトリ缶>
大きいに越したことはないが、24リットルサイズでは水7分目で総重量が20Kgを超えるので、必ず体力に合った容量のものを選ぶことが必要。

<曳舟>
6.5〜7.5リットルなど、できるだけ容量の大きいものが欲しい。

<鮎ダモ>
39センチ、流れ止めは必要装備。

<帽子・キャップ>
真夏の陽射しを遮るつばのできるだけ大きいもの。

<小物類>
ラインカッター、ピンオンリール、水温計、ドリンクホルダー、携帯、コンデジ、ダストボックス、etc.。
アユ用手袋はトラブルの元になり易いので使用しない方が良い。




仕掛け作り

<仕掛け全長>
ロッド長が8mで、天井糸イト4.5mと水中イト3.5mの組み合わせ。
仕掛け全長はハナカン位置で竿尻+5〜+15センチに来る長さが操作性はいい。
イカリ鈎を除く全てを装着して仕掛け巻に収納したものを常に3組程度は携行する。

<天井イト>
ロッド長8mで4.5m、調整シロは15センチもあれば充分。
水中イトとのジョイントは撚り戻し不要、細リリアンなどで結びコブを作っておくだけ。
竿先からハナカン仕掛けに至る仕掛け全体の軽量化は極めて重要。
水中イトがフロロ0.15〜0.3の場合はPE0.3〜0.4号、水中イトが複合またはPE0.04〜0.08の場合はフロロ0.6〜0.8号を使用する。

<水中イト>
通常使用するのはフロロラインのみ。
野アユのサイズが16〜22センチで0.15〜0.25号を使い分ける。
野アユがそれ以上のサイズ、または野アユの反応が瀬だけに偏っている場合に備えて、複合メタル0.05〜0.08号を念のために携行する。
各サイズとも両端にチチワを作り、全長を3.5mとする。
複合の場合は上0.3m、下0.2mのツケ糸を加えて全長3.5mとする。
毛糸目印を4個、色分けで号数が判別できるように予め装着し、ペラマック等に収納して各サイズ5組程度を携行する。

<目印>
視認性良く適度な締まりのものを4個、恥ずかしがらずに思い切って大きく取り付ける。
オバセを入れた時の一番下が水面スレスレ、各10〜15センチ間隔とする。
スプール巻オーナープロ目印の黄、黄緑、桃色などが快適な締まり具合。
赤系は照度が落ちた曇天や逆光では意外に見失うケースも多いからオラは使用しない。

<中ハリス>
ハリス止め逆さ鈎から水中イト側の8の字結びコブまでの長さを22〜25センチに揃え、ハナカン移動またはサカサ鈎移動のノーマル仕掛け。
初期用としてフロロ0.6号、盛期用として0.8号にて自作する。
専用仕掛け巻に収納して10組ほどを携行。

<ハナカン>
ワンタッチ、6、6.5、7.0の3サイズを揃えることで、16〜24センチに対応させている。

<逆さ鈎>
ハリス穴が大きく蛍光色など視認性の良いもの。
通常は2〜3号の2種類で終盤まで対応する。

<アユ鈎>
主に浅場の泳がせ釣りなので、細軸軽量の3本イカリの市販品を使用する。
鈎の形状やハリスの太さに神経質になることはなく、常に鈎先に気を配るだけ。
ハリス長はオトリの尾鰭先端から鈎先まで1センチを基準とし、その日の野アユの活性度合により微調整する。
6号〜7.5号の4サイズがあれば、大アユを狙わない限り終盤までをカバーできる。

<背鈎>
通常は使用しないが、非常時用としてワンタッチで脱着できるものを携行。


いざ出陣!

   

5月初旬、10センチ前後で遡上する北東北のアユは、僅かな期間で目覚ましい成長を遂げ、あっという間に成熟して9月下旬産卵場へと落ちてゆきます。
北東北の釣期は、いいところ2か月半のみです。
オラは日々変化するアユの生態に翻弄されながらも、これを追いかけるようにポイントを探しては釣法を工夫しつつ、アユの友釣りと呼ぶ究極の趣味を楽しんでいます。
しかし7月初旬、待ち焦がれた北東北の解禁直後はまだ肌寒い梅雨の真っただ中、熟達者とて難しい釣りを強いられることの多い時期です。
そこから10日も経つと、北東北河川全体の釣況が聞こえてきます。
次第に水も温みアユも一回り成長して、縄張り行動はひときわ活発になります。
その頃からが、「枯葉釣法」をひっさげたオラの本番を迎える時期となります。


<いつ何処へ行く?>

勿論サカナの居る川、評判のいい川、週末アユ師で大いに賑わった川。
毎日が日曜日のオラですから週末の混雑を避けて、釣行は主に週明けの月曜か火曜ということにしております。
週明けは釣り荒れが酷く、見た目の良いポイントは空き家状態で、納得の釣果を得ることは難しいのですが、しかし川全域が釣り切られた訳では決してありません。
高水続きや酷い釣り荒れで暫く竿が入らなかったポイントが、時が経つとしっかり復活している例を、長い釣歴を誇るご同輩諸氏も何度も経験しておられることでしょう。
これを通常「リセット」と表現するご仁もおられます(もともと魚影の薄い川はいくら待ってい てもリセットされることはありませんが・・・)が、一旦空き家となったポイントが再び満たされると言うことは、戦々恐々の野アユたちはきっと川の中の「何処か」で虎視眈々と復活の時を窺っているに違いないのです。
と言う訳で、オラは長い経験から鍛えた第六感を働かせてその「何処か」を探り当て、国を捨て縄張りを捨てた野アユたちをターゲットにすることにしました。


<ポイント探し>

週明けになると人気のポイントは空いてはいますが、前日に大勢が入れ代わり立ち代わり攻めた後だけに確実に場荒れとなっています。
そこには当然縄張りアユは疎らで、如何に粘ってみても多くは望めません。
そんな時に野アユが定位しているのは一部のエキスパートだけが攻略できる岩盤の深場であったり荒瀬だったりします。
しかしかなりの割合で通常見過ごしがちのヘチや、足首ほどの超チャラ瀬にも着いています。
前日に大勢のアユ師が歩き回り漕ぎ荒らしたであろう見栄えの良いポイント周辺に無限に広がる超浅場、そここそがオラにとっての宝の山です。
盛夏のころなら、減水のヘチや馬の背の水溜りのようなスポットに群れアユのモジリがあり、上手く泳がせてそこへオトリを誘導できた時、激しい水飛沫とともに、意外な良型が絡み合って宙に舞う快感をご同輩諸氏も味わった経験があることでしょう。
時期や天候、時間帯にも左右されますが、野アユにとってそこが摂餌行動やその他生態上必要な場所であれば、思わぬ場所にも平気で入っているものです。
チャラ瀬などにあって、漕ぎ回り歩き回り一旦群れを散らしてしまった後、数分後には何事もなかったかのように再び魚影が戻っている事実を我らは何度も見て来ています。
しつこいようですが、他人がガシャガシャと沖の流心へ漕ぎ渡った後の浅場こそが、我ら熟年アユ師にとって垂涎のフィールドとなるのであります。
オラはそんな流れと静かに対峙し、縄張り本能が少々希薄になっている無数の野アユとの根比べを楽しむのであります。
釣り荒れのA級ポイントで四苦八苦する若者アユ師を横目に、一見つまらない場所で熟年アユ師が悠然と独り勝ちする場面を演出したいとするのが「枯葉釣法」の目標でもあります。


<枯葉釣法とは>

さて、急流などものともしなかったかつての頑健な体力を失った我らは、「動」の釣りから安全安心浅場専門の「静」の釣りへと方針転換を図りました。
そんな熟年アユ師や非力な女流アユ師にも優しく、しかも良く釣れる釣法、その中身は徹底した「泳がせ釣り」にほかなりません。
泳がせ釣りは全ての釣法の基本にあるものですが、尾鰭を振って激しく侵入してくるアユに対しては激しく攻撃に出る縄張りアユの習性を利用するものです。
自然界の侵入アユを仕掛けを背負ったオトリに演じさせる時、早瀬など水の走るポイントでは尾鰭を振らすことができても、流れの緩いまたはヘチなど全く流れのない場所では、ひと工夫しない限り難しいものとなってしまいます。
動きが止まったルアー状のオトリに対する縄張りアユの反応は極めて低くなります。

かつてある実験をしたことがあります。
ある流れの緩い浅場、上流の仲間の引き釣りのオトリが定位する同じスポットに、自分のオトリをカミ泳がせで遡らせた時、野アユが反応したのは後者でした。
これを3回試しましたが、3対0でシモからのカミ泳がせの勝利でした。
引き釣りで定位させているオトリは尾鰭の動きが緩慢、シモから泳がせたオトリは尾鰭を激しく振っていたと言う違いだけのこの実験、このことは浅場での友釣りが成立するのは、オトリの動きが如何に大切かを意味します。
したがって我らが狙いを定めた超浅場やヘチなどにおいては、その泳がせテクニックの上手下手が著しく釣果を左右することは明白です。
競技の釣りとは縁のない我らですから、ゆっくり時間をかけて楽しみながら、時として爆釣にもなり得る完璧な泳がせテクニックを求めて練習を重ねることにいたしましょう。


<意外に簡単なカミ泳がせ>

足元から放ったオトリを立て竿のまま直上に向けて泳がせます。
カミに向かってどんどん泳ぐようなら、そのまま遡らせます。
途中で静止しそうになったら、オトリの重さを感じてしまわない程度に竿先をほんの僅かスイングさせてみるか、目印やラインを水中に沈めてオバセ量を加減しながら、再び泳ぎだすきっかけにします。
超浅場の泳がせであっても、オトリが元気にいい泳ぎをし、長過ぎないハリスと軽く仕上げた仕掛けである限り、根掛かりは滅多に発生しないものです。
ロッドの仰角が30度程度で上限(オトリは立ち位置から13〜14mカミでツッパリ感)を感じたら、引き戻して再び最初から泳がせてみます。
ここまではいわゆる「泳がれ釣り」の域を出ない訳ですが、自分の立ち位置のカミに無限に広がる浅場を隅々まで攻めるためには、さらにひと工夫が必要になります。
今度は沖に向かって斜め方向にも遡らせてみます。
変化のない単なる浅場だと思っていたそのエリアにも、じっくり観察してみると小さな波立ち、石裏、露出した底石、僅かな流れの変化など、野アユが着いていそうなスポットが幾つも存在していることに気づきます。
斜め方向に送り出したオトリに、それらのスポットを効率よく辿らせるには、天邪鬼とも言えるアユの性格を逆手にとった巧みな竿操作が必要になります。
水中イトを目印ごとどっぷり沈めたり、竿先でリズムを刻んでみたり、鼻先にテンションを加えてみたり、押したり引いたり、ラインに受ける風を利用してみたり、スピードをコントロールしたり、あるいは位置を左右にずらした背鈎を打ってみたりもしますが、くれぐれもオトリを引き回したり、大きなダメージを与えるような力技であってはいけません。
これは一朝一夕にできるものではありませんが、ここでは8mと言う軽量短竿が生きて、意外に短時間でなんとなくコツを掴むことができるようになります。
短竿に替えただけで、9mでは難しかった技が簡単にできて、このところ腕が落ちてしまったと嘆いていたアユ釣りが、以前よりも確実に上手くなっているような錯覚にも囚われます。
平日の浅場ですから、周りに気兼ねせずじっくり泳がせて練習を重ねましょう。
その間にも殆どサラ場だったそのエリアからは、多くの野アユが反応してくるはずです。
ここまでくるとこの釣りには引き釣りでは味わえなかった、「立ち位置を動かぬままかなりの広範囲を攻め切れる」と言う、誠に嬉しいメリットがあることに気づかれるはずです。
この釣りの最大のキモは、「オトリそのものの挙動を決して止めない」と言うことに尽きます。
竿操作を乗馬における手綱さばきに見立てた時、それを繊細にかつ神経質に行っている感覚です。
ただしその時の釣り人は、8mのロッドと8mの仕掛け、即ち16m先を泳ぐオトリと周辺に居るはずの野アユの様子が、目印の動きやロッドを握る手を通して、常にイメージ出来ていることが大切です。
熟達者のこの釣りを見ていると、車の運転よろしく、竿先がリズムを刻んで上下左右に小刻みに振れ、釣り人主導でオトリを行かせたい方向にハンドルを切っていることが解ります。
熟達者のように無駄を省きオトリを野アユの着き易いスポットだけを辿るように、方向もスピードもほぼ自在に制御することができた時、それを「管理泳がせ」と呼び、「枯葉釣法」が目指す泳がせ釣りの究極にあるものです。
勿論実釣では、あらゆるシチュエーションを考慮する必要があります。
最初から完全カミ泳がせが困難で、オトリの送り出しを敢えてシモ手方向にせざるを得ない場面も多く存在します。
こんな場合でも決してオトリの鼻面を引きすぎてはならず、ラインや目印を使っての自然な引きを心掛けなければなりません。
流速のある場所でも、オトリの泳力に任せる張らず緩めず竿先曲げずの感覚を維持します。
この状態でも野アユへのアピール度は充分で、これを「引き泳がせ釣り」と呼び定石の一つです。
この状態を保ちつつオトリを引き上げ自分の正面付近に来たある瞬間、本来のカミ泳がせに切り替えるべきサインが見えてきます。
ロッドを寝かせ加減の引き泳がせの体勢から本来のカミ泳がせの立て竿に切り替えた途端、オトリ本来の泳力による快調な泳ぎに変わりますので、そのタイミングを見逃さないようにすることが大切です。

 


<枯葉釣法が積極的に狙うべきポイント>
  • 混雑河川ではヘチ寄りの超浅場。
  • 超渇水時の全ての河川全域。
  • 底石が露出する盛夏の減水時、ほぼ止水となっている部分も好ポイントになり得る。
  • 増水復帰後の分流。
  • 天然遡上豊富の河川下流部など。
  • 多くの群れアユが見えているが追いが悪いとされる河川。


<枯葉釣法の欠陥>
  • トーナメントなど与えられた千変万化のエリアで釣果を競う釣りには適さない。
  • 竿を煽るほどの強風時、微細な竿操作が困難な場合には、厳しい釣りを強いられる。


<枯葉釣法での留意事項>
  • オトリに追従しつつ、または積極的に着き場を求めてなるべく広い範囲を探ること。
  • 浅場のトロ・チャラの綺麗な泳がせは、メタルや複合では成り立たない。
  • お達者釣法は、原則立ち位置よりもシモでの勝負はしない。
  • 最初の1尾獲り(オトリ替え)に全力を注ぐ。
  • お達者釣法に止めの釣りはない。
  • 目視、目印の動きと手感でオトリが野アユの群れに同化した感覚を掴むこと。
  • 目印に派手なアタリが出ないこともあって、違和感を感じたらそっと訊いてみる。
  • オトリは掛かりアユ1匹ごとに交換する。
  • 煽って外れた根掛かりは9割方逆鈎も外れているから点検する。
  • オトリが小型の時、浅チャラなどで流れに負けてヨレるのは逆鈎外れを疑う。
  • カガミなどのサイトフィッシングでは、向こう側からも見られていることを忘れずに。