JavaScript
JavaScriptはウェブページで動的にコンテンツを更新したり、マルチメディアを管理したり、その他多くのことができるスクリプト言語です。
JavaScriptの一般的な使われ方は、Document Object Model APIを介して動的にHTMLとCSSを変更し、ユーザーインターフェイスを更新します。
ブラウザーがJavaScriptのブロックを見つけたとき、先頭から最後に向かって順番に実行されます。どの順番で実行されるかということを考えてプログラミングします。
JavaScriptはインタープリタ言語です。コードが上から下に実行されてコードの実行結果がすぐに返ってきます。
- API
- Application Programming Interfaceの略
- ブラウザーAPI
- ウェブブラウザーに組み込まれています。コンピューター環境からデータを取り出したり、複雑で便利なことをしてくれます。
- DOM API
- HTMLとCSSの操作を可能とします。HTMLを生成し、削除し、変更し、動的にページの見た目を変更することなどができます。
- Geolocation API
- 地理的な情報を取得します。これはGoogleマップが場所を見つけて地図にプロットする場合に使用されています。
- CanvasとWebGLのAPI
- 2Dや3Dグラフィックでのアニメーションを可能とします。
- コンパイル言語
- コンピューターで実行する前に他の形式に変換(コンパイル)しなければなりません。例えばC/C++はアセンブラ言語にコンパイルされてから、コンピューターで実行されます。
JavaScript
input(コンピュータへ入力すること)、output(コンピュータから出力すること)
- scriptタグ
- JavaScriptのプログラムは、 < script > ~ < /script > の間に書きます。文末は、「;」(セミコロン)になっています。
- alert
- 「<script> alert("hello,world"); </script>」の alertは「メッセージを通知する」のことで、「アラートダイアログ」ともいう。
- ダイアログは、対話を意味する「dialogue」です。人とコンピュータが対話するウィンドウをダイアログボックス(dialogbox)といい、メッセージを表示するウィンドウをダイアログという。
- prompt
- 文字入力ダイアログで、prompt(プロンプト)はコンピュータが入力を待ち受ける状態です。文字の入力ができます。
- confirm
- 確認ダイアログで、confirm(コンファーム)は「確認する」ということ。「OK」ボタンと「Cancel」ボタンがあるダイアログが表示されます。
変数
入力を蓄えておく。
- var(バー)
- varは「variable」の略で、変数です。「変えられる数」ということです。
- 変数は宣言(変数を使います)してから使います。
- 例えば「var name = "佐藤";」というように宣言して使います。この「name」は変数の名前で、仮にnameとつけただけでabcdefでもaaaaaでもかまいません。予約語以外は自由に自分で決めることができます。ここの例では「name」に"佐藤"という「文字列(string)」が入りますということです。
- 名前を聞くプログラムをつくってみます
- 例えば、「お名前は」と聞いて、「誰々さんですね」と確認し、「こんにちは誰々さん」というプログラムを作ってみます。
<script>
var name = prompt("お名前は");
confirm(name + "ですね。");
alert("こんにちは" + name + "さん");
</script>
- この例では。「prompt("お名前は");」で入力した名前を、「name」という入れ物にいれて後でこの「name」を利用しています。この、いったん入れておく入れ物を「変数」といい、変数に入れることを「代入」といいます。このpromptで入力した名前のように、何かの命令を実行したときに返ってくる値を「返り値(戻り値)」といいます。
- ダイアログの「revent this page from creating additional dialog」にチェックをいれないこと。チェックを入れるとプログラムが動作しなくなりダイアログが表示されなくなります。
条件
「もし~だったら~する」「もし~でなかったら~する」
- if(条件){処理1}else{処理2}
<script>
var name = prompt("お名前は");
var kakunin = confirm(name + "さんですか。");
if (kakunin == true){ alert (" こんにちは " + name + " さん "); }
else { alert( name + " さんではないのですね "); }
</script>
書籍メモ
- 確かな力が身につくJavascript「超」入門第2版
- 入門教科書。手を動かしてサンプルをひとつずつ作っていく。つまずきポイントをカバー。
- 著者:狩野祐東、発行:SBクリエイティブ。2480円(税別)。