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北の奔流は北国の爺様が実釣に基づいてお届けする岩手・秋田の河川釣り情報です。



アユ釣行2024−9月    7月8月9月

 日付 河川名 サイズ 釣果 備考
釣行日数:21日 累積釣果:354尾(7月135・8月133・9月86)
平均釣果:17尾 最多釣果:31尾/日 最少釣果:4尾/日)

 24-09-19  和賀川  22〜26  11   
 24-09-17  阿仁川  18〜23  25  
 24-09-10  阿仁川  18〜23  30  
24-09-05 阿仁川 18〜24 15+5

24-09-19 和賀川







和賀川好調の情報を得て今季2度目の千秋楽、仕舞いかけた道具類を積み込み出かけてみた。
グリーンパークから眺める今年の和賀川は、この時期になってもアユの気配が充満していた。
あちこちにハネがみられる中、ここでも3名ほどが竿を出していたが、爺様は先ずは稚アユ放流の最上流と思われる煤孫地区まで移動した。
水面が何やらハネやモジリで賑やかな煤孫橋下流右岸、2センチ以上もあるハミ痕が見られる底石が露出する水域、オトリを着けてほぼ出し掛かりで25センチクラスが竿を絞った。
しかしその後はウグイの猛襲に遭い2時間以上も不発。
水中に魚影が確認できたり、跳ねているものもどうやらウグイやヤマメであるらしい。
ここでは何とか26センチを筆頭に3尾を獲って、下流グリーンパークへ移動する。
浅場を渡って右岸側から竿を出すも、ここぞのチャラ瀬では全く反応はなく、22センチクラスと型は落ちたが中州際の葦際をしつこく攻めて3匹を拾った。
やがて西に傾いた陽光が濃さを増す雲に遮られ照度が落ちて目印が見えにくくなった。
同時に浅い瀬肩にアユの煌めきが確認でき、短時間でで22〜25センチ5尾を獲った。
どうやら和賀川は大きな出水がない限り、もうしばらくは楽しめるような気がする。




24-09-17 阿仁川





阿仁川温泉下ポイント着10:00、連休明けとあって釣り人は少なく、爺様を入れて僅かに3名。
終盤を迎えているアユ釣りは早い時間帯から始めてもあまりいいことはないが、曇天の本日は遅い入川でも気温水温共に大きく上昇する気配はなく、とてもいい釣り日和とは言えない。
毎日ライブカメラ中継を見ては釣行を楽しみにしていた菊池オトリ店裏手の浅場、連日攻め立てられ無尽蔵かとも思えた特異なポイントも、魚影はさすがにかなりの目減りを感じた。
やや3時間、主に広いチャラ瀬の中のヘチだけを漕ぎまわったが、僅かに6尾の釣果に終わった。
ポイント小移動は桂瀬、ここは遠目にもハネもモジリも見られてアユの気配は充満していた。
瀬肩を歩くと目の前を群れが幾つも上流へと走る。
オトリをカミに飛ばしてみると、水中に閃光が走り22センチが絡んだ。
泳がせテクニックを駆使してのカミ飛ばしにしか反応しない野アユ。
入れ掛かりとは言えぬものの、今季も最終盤になって始めて味わうサイトフイッシングだった。
しかしそこは広く浅いトロ瀬、釣り手側からよく見える野アユの動きは、サカナ側からも釣り人の動きがよく見えているはずで、少し立ち位置を換えるたびに野アユが散ってしまう。
やがて野アユ群が遠い深場や瀬の中に移動してしまったらしく、ここでのアタリは途絶えた。
それでも誰もが見向きもしないような水深10〜15センチほどのチャラ瀬から意外な大物が出たりして、存分に楽しませて貰った2時間ではあった。
最終釣行と決めて臨んだ今日の釣りだったが、予想外に釣れてしまった爺様。
時刻は15:30、いよいよ2024のアユ釣りを終える刻限を迎えたのであった。




24-09-10 阿仁川



 

爺様のアユ釣りは水の詰まった状態(渇水気味)のチャラ瀬で本領が発揮できる。
この日の水位は阿仁前田観測値で解禁以来最も低い数値になった。
08:30今季5度目の桂瀬エリア、充満しているとまではいかないが、そこそこ野アユの気配は感じる。
最終盤の秋のアユ釣りは、初期のころとは違って充分に水温の上がる昼頃から調子づく。
この日も早い時間帯ではなかなか最初の1匹が獲れず四苦八苦するが、瀬肩で小ぶりながら野アユに換わってからは、狙いを瀬肩からそのカミのトロ瀬に変えてのカミ飛ばし。
ここは夜な夜な刺し網が入る水域、かなりの目減りはあるはずだが、それでも野アユは残っている。
時間の経過とともに次第に調子は上向き、驚くようなデカアユは出ないものの、飽きないほどに良型が我が軟弱ロッドを絞ってくれた。
午後になると吹き下ろしの風が出てきて微細な竿操作が難しくなった。
爺様は右岸ヘチから張り出した樹木で風を避けながら、誰も見向きもしない超浅場に狙いを絞った。
この日はキャッチミスもバラシも少なく、爺様としては上出来の釣行であった。
釣果が2桁を超えなかった時が竿仕舞いの時と決めているのだが、野アユの成熟度合いもまだ大丈夫そうだし、あと1回は出かけてみたいところだ。
しかし週末連休明けごろから天候不順が予想されているだけに、そのあとでは難しいかもしれない。



24-09-05 阿仁川







本日の釣りにはある課題があり、仲間の協力を得ながらの挑戦であった。
08:30、ポイントとしては無難な桂瀬からのスタートだったが、そこは見事に魚影が消えていた。
本来鉄板スポットであるはずの爺様が入った小さな瀬肩も、その周辺の浅場にも全く魚影がなく、荒瀬の中で快調に竿を曲げる仲間たちとは異なり、2時間近くも魚信を得ることがなかった。
陽が高くなり水中に微かにヒラ打ちが見えた気がした次の瞬間、手元に伝わる待望の感触。
最終盤のアユ釣り、一段と肥えて逞しく育った野アユは爺様の軟弱竿をあざ笑うかのように、毎回激しく翻弄しつつも、獲った野アユは20分ぐらいの間に8匹を数えた。
しかしお祭りが終わったその後はまたもや静寂がやってきた。
仲間たちもその後は数を増やすことができず、場所替えを決断する。
帰り際に見たトロ場には多くの野アユの群れがあった。
ある時間が来れば、これらが差し込んでくることは必至であったが、我らは一か八か上流を目指した。

新風張橋カミ(吉田集落下)に駐車スペースを見つけた我らは、昼食を済まし流れに漕ぎ出す。
昔とは随分変化した川相、実際に漕ぎ出してみると見た目とは異なって爺様得意の流れは少なく、久々に強い流れでの勝負が必要であった。
野アユの数が少ないのであろう、ここでもなかなか魚信が得られず、掛かれば24〜5センチの重量級だけに冷や汗を掻きながらの3時間だったが、何とか7匹を手中にして本日の釣りを終えた。
与えられた課題には残念ながら遠く及ばなかったが、元気だったころとは違って足腰の弱った仲間たちの頑張りにも大いに感謝したい爺様であった。

尚、前日午後に現地入りした爺様は、小又大橋下で1時間半ばかりの試し釣り。
結果、昔と変わってしまった場所でウグイの猛攻に遭い、野アユは18センチが5匹と低迷した。




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  • 1944年宮城県生・岩手県盛岡市在住・古き良き時代の電気設備技術者。
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