ゆ〜らゆら日記



2004年 5月31日(月) ひねくれた大人

会社にいるH高さん(推定46歳)は医者(と警察)が嫌いなのでなかなか健康診断に行きたがりません。
今日、K玉さんがH高さんに健康診断に行くように説得してたのですが、ぼくが
「なんだかんだ言ってても結局は行くんだもんなあ。」
と言ったらひねくれて増々行きたがらなくなってしまいました。
ぼくはK玉さんに「余計なこと言うんじゃないの。」と怒られてしまいました。
でも結局は渋々と健康診断に行きました。
健康診断の前は食事をしてはいけないのですが、食事後すぐに行ったのは精一杯の抵抗でしょうか。
子どもの大人を扱うのはやっかいなもんです。

2004年 5月30日(日) 暑い日はコーラフロート

お昼に「ときわ」で500円のサービスにぎりを食べました。
魚のだしを使ったお吸い物がすごくおいしかったです。
外は夏みたいに暑いので「みどり園」でコーラフロートを飲みました。

2004年 5月29日(土) 「わたしの赤い靴」展

「わたしの赤い靴」という展覧会を観に行きました。
会場は関内にあるのですが横浜の方へはめったに行くことがないので、せっかくなので辺りをウロウロすることにしました。
お昼は造船所の遺跡のようなところにある「はてな亭」というアジア料理屋でガパオプレート、鶏肉青菜フォーを食べました。
それから遊園地みたいなところで、はげしくグルグル回るブランコのような乗り物に乗ろうと並んでいたのですが、前に乗っていた中学生がゲロを吐きながら降りるのを見て、ゆったりとグルグル回る気球に乗ることにしました。
それから椅子が動いて映像に映る世界を体感できるやつに乗ったら、かばんの上からシートベルトをしめてしまい、いったん外してもう一度締めようとしたら締まらなくてすごくあせりました。
始まる直前に急いで隣の席に座ってシートベルトを締めたのですが、ホッとする間もないままぼくはロボットに乗って敵を倒さなくてはならないはめになってしまったのですが、倒せました。
それから関内まで歩いて、展覧会を観る前に「アローザ」という喫茶店でブルーベリーのケーキとアイスコーヒーで一息つきました。
そして「わたしの赤い靴」展。
124人のプロのイラストレーターがそれぞれの赤い靴のイメージを描くのですが、つつらら兄やんの赤い靴は赤い長靴だったようです。
原画を観るのは新鮮で、タネアカシを見るみたいで楽しくて、エキサイティングでもありました。
それからまたお腹が空くまでウロウロと坂を上ったり下ったりして、港の見える丘公園や山下公園ではカップルらに石を投げて、夜ごはんは中華街で食べることにしました。
「梅蘭」という店のやきそばがおいしいというので行ったのですが外まで並んでいたので、前に来た時に入った「青海星」という家庭的な店で食べました。
ぼくはショウロンポという食べ物を初めて食べたのですが、1個目は熱い汁が出てきて驚いてしまいましたが、2個目は少しさめていたので汁が口の中に広がっていくのを味わうことができておいしかったです。
最後に食べたタンタンという玉子のタルトみたいなデザートはぼくが好きな味でした。
今日は夏みたいに暑かったのに長袖を着てしまったのは失敗でした。

2004年 5月28日(金) ペーター佐藤さんの魂

久しぶりに玄光社のイラストレーションを買いました。
ぼくが絵を本格的に描くようになるきっかけになった雑誌です。
読み始めた頃は亡くなったばかりのペーター佐藤さんの特集をしていました。
今号では没後10年のペーター佐藤さんの特集をしています。
イラストの学校の講師をしていたペーター佐藤さんが体調をくずして指導に行けなくなった時に、生徒達に送った手紙が載っているのですが、その言葉は今でも力を持っています。
やっぱり魂はなくならないのですね。
絵を描くようになって10年のぼくは10年前と何も変わらないことをしているようですが、いいのでしょうか。

2004年 5月27日(木) ありがたや〜

お昼に外に出たら会社の近くの紫陽花がいくつか咲いていました。
紫陽花の花に見える部分は実はガクで本当の花はガクの間にあると最近知ったので、ガクを手で分けて中を見てみたら小さなつぼみがありました。
だから会社の近くの紫陽花は実はまだ咲いていないのです。

夜ごはんにレトルトのインドチキンカレーとトマトを食べました。
お米、トマト、鳥、害虫、育てた人、運搬に関わった人、おしっこ、うんこ、土、水、空気、太陽
いろんな人や動物、自然の力が関わっていてたくさんの犠牲があってやっと一食分のごはんが食べられるんだなあ。
ぼくは一人で生きてるわけじゃなくてたくさんの力や犠牲によって生かされているんだなあ。
とありがたく思いながら食べてみました。
(教育テレビの番組にありそうな内容だなあ。)

2004年 5月26日(水) ぼくの動物愛護

最近動物愛護について考える。
考えてたら頭の中がこみいってきてなかなか寝つけないでいる。
動物のことを思って考えれば考えるほど自分や周りの人を否定するしかなくなる理不尽なことがたくさんでてくる。
人間が生活する為に森林伐採などをして野生動物が住む場所を失っている。
害のある虫や動物は殺されてしまう。
競馬や闘牛や闘犬や魚釣りなどゲームに利用されてたりする。
家族として飼われる動物もいるし、かわいいからとペットにされる動物もいる。
捨てられて保健所に連れられて殺されたり実験動物になる動物もいる。
ぼくはたくさんの牛や豚や鳥や魚などの肉をたぶん必要以上に食べている。
必要以上に食べれば必要以上の動物が殺されるわけなのですがぼくはやっぱりお腹いっぱいになるまで食べてしまうと思う。
ぼくが動物愛護に取り組んだら自分の生活のたくさんのことを否定することになるし、野生動物をペットとして飼う珍異星人も否定してしまうことになるから他人に対して動物愛護を積極的に勧めることは出来ない。
ぼくには、「命を捧げてくれて生きさせてくれてありがとう。」
と感謝することしか出来ないかもしれない。
食事の時に心の中だけでもそうしようと思いました。

2004年 5月23日(日) パワー

お昼に青山にあるPARIYAという店で、玄米ごはん、なめこ汁、カルビ、焼きそば、アボガドサラダを食べました。
それから岡本太郎記念館に向かって歩いていると、前方からグリム童話から出て来たような二人組が現れました。
一人でもギョッとするような雰囲気を放出しているところ、双子なのでそのパワーは超メルヘン級でした。
スキップしては立ち止まって街路樹を眺めるその方達を、ぼくらは見えなくなるまで見つめていました。
そして岡本太郎記念館にはやはり岡本太郎のパワーが溢れていました。
アトリエにはまだ岡本太郎がいて、描きかけの絵を取り出して描くんじゃないかという空気がありました。
肉体はなくなっても魂はなくならないことを強く感じました。


2004年 5月22日(土) サイとインドライオンを描いた

昼前に起きてまずは珍異星人の留守電にビートルズの涙の乗車券を歌っておきました。
絵を描こうと思ってましたが押し入れの中をながめてたらいつのまにか夕方まで押し入れの整理をしていました。
それからサイとインドライオンの絵を描いてセブンイレブンでカラーコピーをしたのですが、コピーするとどうしても絵の質感はでないし微妙な色は全部白くなってしまいます。
今夜の晩ごはんでカレーライスの残りが全部なくなってしまい残念です。

2004年 5月21日(金) ゴミの有効活用

近づいてきていた台風は上陸しなかったようで、今朝は草木がキラキラと輝く雨上がりの朝でした。
会社ではH高さんが飲んでる烏龍茶のペットボトルにかわいいドクロの絵を描いてあげました。
それからゴミ箱にはりついていた黒のビニールテープでHという文字を作って、H高さんの背中に貼っつけ てみました。
TさんもKさんも黙っててくれたのでずっとついたままでした。
晩ごはんは昨日のカレーライスの残りを食べました。

2004年 5月20日(木) 富士山麓からの電話

今日はお昼に立ち食いそば屋でカレーライスを食べたのですが晩ごはんもカレーライスでした。
最近、岡本太郎の「青春ピカソ」を読んだせいか、岡本太郎のアトリエやピカソの絵を観て感じたい気分になっています。

富士山麓に住むあまね画伯から久しぶりに電話が来ました。
友部正人さんのアルバム「何かを思いつくのを待っている」がとても良かったという電話でした。
今はお茶摘みの仕事をしたり近所の人に絵を教えたりしているそうです。
電話の向こうから聞こえてくるあまね画伯の子供のにちかちゃんが吹くブルースハープの音がかっこいいです。
あまね画伯も奥さんのみほさんも子育てを楽しんでいるようでした。
9月に上野であるマティス展に家族連れで行こうと話しました。

2004年 5月19日(水) アホになりたい

今日は雨、台風2号が接近中だそうです。
ザバンドを聴きながら絵を描こうとしましたが、ぼくは絵の発想の感覚をすっかり忘れてしまっているようです。
でたらめでもいいからと描こうとしても、どうやってでたらめに描いていいのかもわかりません。
絵をたくさん描いていた頃の感覚を呼び起こそうと、昔買い集めた画集などを引っ張り出してきたのですが、昔は衝撃的だったり楽しめたはずの物が、今見てもどこが良かったんだかわからなくなってます。
たとえば大竹伸朗の「in SHINJUKU」というアホな豆本を見てもアホな世界に入り込めません。
「芸術は子供の頃はみんなが持っていた失った自由をとりもどすためにある。」
という岡本太郎さんの言葉はほんとだなあ。
しばらくアホな絵やら漫画やら写真やら文やら音にどっぷり浸かっていようかな。

市川に住むもんじゃ焼き友だちから久しぶりに電話が来ました。
つい最近仕事を始めたそうで、つらい仕事だけどしばらく頑張るという電話でした。

2004年 5月18日(火) チタニウムホワイト

ぼくは白い紙の上に白を塗るのが好きなのでチタニウムホワイトがすぐになくなってしまいます。
今日はバイトの前に伊藤屋に寄って、パステル用のフェキサチーフとアクリルガッシュのチタニウムホワイトを買いました。
伊藤屋に行くのは久しぶりだったのですが、ぼくが使っているホルベインのアクリルガッシュのチタニウムホワイトはもう取り扱われていませんでした。
店員さんに似ているやつを聞いて、リキテックスのアクリルガッシュのチタニウムホワイトを買いました。

2004年 5月17日(月) 暑かったから扇風機出した

とても蒸し暑い日でした。
家に帰ってすぐに風呂に入って扇風機を出してビールを飲みました。

2004年 5月16日(日) つつぼん

つつらら兄やん(イラストレーターの津々井良さんね)からつつぼん「すきな歌」が届きました。
兄やんがすきな歌の詩の断片に絵が添えられてあって、ニコッとしました。
NHKアーカイブス「倉本聰の森と老人」を見ました。

2004年 5月15日(土) ギャラリ―回り

今日は6月に行われる珍異星人の二人展のDMを置きに、吉祥寺、荻窪、西荻窪、高円寺にあるギャラリーを歩き回りました。
お昼は吉祥寺のリトルスパイスというカレー食堂で、野菜カレーを食べました。
道中、畑で自分が育てた花の写真を撮っているおじいちゃんに写ルンですの使い方を教えてあげました。
畑の端にあったたくさんの蟻の巣を写真に撮ったら
「やめたほうがいいよ。そんなのあとで見てもつまらないから。」と言われました。
二人展を行うハティフナットというカフェギャラリーではおやつ?にコロナビールを飲みました。
たまごの工房というギャラリーでは飯野和好さんの展覧会が行われていて、ギャラリーの方に栗入りの羊羹とお茶を頂きました。
たくさん歩き回ったのですごく疲れて帰りの電車では頭がぼーっとしていました。
「こんな駅あったんだ。」と話していたら隣に座っていたおじいさんが違う線の電車に乗ってることを教えてくれました。
夜は讃岐うどんを食べました。
高田渡さんと高石ともやさんのドキュメント番組を見ました。

2004年 5月14日(金) まあまあの絵を描いた

今日は絵を描こうとバイトを休んだのですが、ギャーテーズHPからリンクしている、のりまき・ふとまきさんという方達のHPの「のりまき観察日記」にハマってしまい、午前中をつぶしてしまいました。
午後になってなんとなく絵を描いていたら、なんとなくまあまあの絵が描けました。
完成したようななんかたりないような、中途半端で気のぬけた絵だけど楽しかったなあ。
BGMは友部正人さんの「何かを思いつくのを待っている」、ゆめやえいこさんとイズミさんの「道」でした。
ありがとう。

今、ハウンドドッグテイラーの「RERLEASE THE HOUND」を聴いてるんだけどめちゃくちゃかっこいい!!

2004年 5月13日(木) 物作りの感覚

昨日も結局絵が描けなかったんだけど、絵が描けなくても絵に意識が向いていると世の中の景色が刺激的に見えるもので、これはずっと忘れていた大切な感覚です。
絵を描いた結果よりもぼくはこの感覚が欲しかったのかもしれません。

昨日バイト中にのこぎりでギーコラギーコラ廃材を切ってペン立てを作って、今日は自分用のペン立てを作っていたんだけど、うまく出来たので上司のKさんにフィルターを入れるケースを頼まれて作りました。
何を使ってどうやったらうまく出来るのか、頭を凝らして作るのは楽しいなあ。

2004年 5月12日(水) ブランク

絵は描きたくなったら描こうとしていたらいつまでたっても描きそうもないので、昨日は意識的に絵を描こうと白い紙の前に深夜まで座っていたけど何も浮かばず、諦めてもう寝ようとしても眠れず、とうとう数秒も眠ることなく今日の朝になってしまいました。
そんで今日は健康診断、昨年より体重が7キロぐらい増えて健康なんだけど、寝てないもんだから血を抜かれた後、目の前に銀色の火の粉がパチパチと舞ってしまいました。
そんで夜、今日も白い紙に向かっても何も浮かばず、適当に線を引いてもやっぱり何も浮かばず、白い絵の具で線を塗りつぶしたらいい感じの下地になりました。
下地が出来るとこれまでの経験からけっこうひょいひょいと絵が浮かんできたりするものなのですが、やっぱり何も浮かばないまま今日も寝ることにしました。

2004年 5月9日(日) 何かを思いつくのを待っている

昨日出たばかりの友部正人さんのアルバム「何かを思いつくのを待っている」を買いました。
買ったばかりの歌詞カードを見て、フフフと笑いました。
家に帰って音を聴いて、やっぱりフフフと笑いました。
これから何度も聴くアルバムになりそうです。

大きな絵がかかってる
小さなタイトルがついている
金曜日の夜の美術館
今夜はハロウィンのパレードだ
一番大きな絵のタイトルは
「何かを思いつくのを待っている」
僕も何かを思いつくのを待ちながら
何も思いつかないときの歌を歌ってる

「何も思いつかないときの歌」 友部正人

2004年 5月8日(土) 驚愕のカバ

天気が良いので上野動物園に行きました。
パンダ、ゾウ、カバ、キリン、シマウマ、ゴリラ、トラ、ライオン、サル、サイ、クマ、シロクマ、ペンギンなどの定番?の動物達はもちろん
プレーリードッグ、マーモット、カピパラ、カワウソ、ビーバー、アルマジロ、その他小獣類など珍異星人が大好きな動物達もたくさんいました。
それにしてもハダカデバネズミがいるのには意表をつかれました。
ハダカデバネズミはTVで見た時にその不細工さに度肝をぬかれたのですが、実物はそれほど不細工ではなくて、でもやっぱりとっても不細工でした。
あと驚いたのはカバの大きさ、肉厚、重量感、顔、あくび。
上野動物園で一番人気でした。

2004年 5月6日(木) ドンベイカーさんの完全テクニック

最近ブルースハープを練習してるぼくに、会社のTさんが
「ブルースハープ完全テクニック・ドンベイカー」という教則ビデオを借してくれました。
講座の最初にドンベイカーさんが
「君はもう、音をベンドすることは出来ると思うけどー。」と言いました。
それから約50分間、ぼくはドンベイカーさんの素晴らしいテクニックをたくさん堪能しました。
全てを見終えてテープを最初まで巻き戻したらカレーライスが食べたくなりました。

2004年 5月4日(火) 「ぼくは怖くない」は怖かった

銀座テアトルシネマで「ぼくは怖くない」という映画を観てきました。
物語は美しく広大な麦畑で遊ぶ子供たちの場面から始まり、ほのぼのとした成長物語を想像していましたが、主人公の少年が穴の中で自分と同じ年ぐらいの少年を見つけてから物語は緊張し始め、ぼくもつられて緊張しながら物語の中に引き込まれていきました。
ぼくが今までに観た映画にはなかった物語の展開に、緊張と恐怖を感じて、ぼくはずっとドキドキしながら観ていました。
そのような緊張と恐怖があるなかで、物語の中盤と最後に訪れる主人公の少年と穴の中の少年の友情の場面がぼくの心に大きな感動を残してくれました。
映画を見終わった後どっと疲れましたが、観てよかったなあと思える素晴らしい映画でした。
寿司屋に入ってコロッケカレーを頼むぼくはやっぱりカレーライスが好きなんだなあ。

2004年 5月3日(月) 久しぶり

すごーく久しぶりに絵を描きました。
遠藤賢司が16年ぶりに出したアルバムの最初の曲「俺は勝つ」という歌は23年ぶりにまた歌い始めた早川義夫への歌かなあ。

でもそんな君の素晴らしい 復活のあの歌が
俺の負けじ魂に火をつけた だから君にありがとう
だから止めるな歌を 俺の為に
止めるな 歌を2度と 君の為に
俺は負けない 君だけには負けたくはない
俺は勝つ
俺は勝つ

「俺は勝つ」 遠藤賢司

2004年 5月1日(土) 犬と歩けば

銀座のシネパトスへ「犬と歩けば」という映画を観にいきました。
盲導犬は知っていましたがセラピードッグというのがいるのはあまり知りませんでした。
セラピードッグは引きこもりの人や元気のない老人の心を元気づけることのできる犬です。
映画の後は監督や出演者の舞台挨拶がありました。
出演しているブルースシンガーの大木トオルさんは実際にセラピードッグを広める活動をしているそうです。
セラピードッグとして活躍している犬の中には道で捨てられていた犬もいて、映画を通じてその存在が広まれば犬も人間も助かると言っていました。
帰りにカラオケで大木トオルさんの曲に合わせてブルースハープの練習をしましたが全然だめでした。