ゆ〜らゆら日記


2002年 4月28日(日) 気持ちのいいウロウロ

今日は上野だ!一人きりのデェ〜トだよ!これが本来のぼくなのだ!さみしくなんかないやい!
そんで目的はシャガール展だったのですが太陽の光の気持ちよさに公園内の広場でとりあえずひなたぼっこ。
ダンスの練習している学生達、仮面ライダーのバイクのラジコンで遊ぶおじさん、ぐっすり眠るおばあさんの車椅子をおして歩くおじいさん、目的に向かってスタスタ歩く人、何の目的もなくのんびり歩く人、親子連れ、カップル、一人の男、女、広場にはたくさんの人生があって、一日いても飽きそうもないです。

そんでシャガールですが、シャガールは言葉がいりませんでした。
絵の前に立っているだけでシャガールの幸せな時期、辛い時期、その時その時の心が伝わってきました。
今の僕の心に近い絵を見つけたりこんな幸せな心になりたいなあ、とか思いながら観ていると、シャガールは死んでも心は絵になって残っているんだなあ、なんて思っちゃいました。

予定ではシャガール観て空気をもらって、描きかけの絵を描くつもりだったのですが、どこから飛んできたのかシャボン玉にひかれて少しうろうろすることになりました。
根津の方へ向かって細い道、急な坂道や階段をウロウロしていると、ねこもウロウロしていて、たわしが引っ掛けてある手コギ式の井戸があったり、小さな公園で子供があそんでいたり、健康的な生活の音があって気持ちがいい心になっていました。
そのうちにお香のにおいがして弦楽器の音が聴こえてきて、おやおやここはネパールなの?なんて思っていると道ばたで中国人が二胡と琴のようなものを演奏していました。
曲はテレサテンの夜来香、気持ちのいい曲です。
そんで根津神社につくと軽快な鐘や太鼓や笛の音がするではありませんか!
お囃子大好きなぼくはワクワクしながら真直ぐ音の聴こえる方へ向かいました
地べたに座って神田囃子と獅子舞の踊りをしばらく楽しんでから屋台で手にしたのはイカ焼きとビールでした。
ビール片手に猿は幸せかなあと少し思いながらも猿回しを楽しみ、根津神社を後にしました。

もうちょっと歩けばその昔、アナキスト、ダダイストの文人、詩人が集まっていたカフェ書店、僕の曾おじいちゃんが始めた南天堂があるはずだと方角もわからないままウロウロしました。
行ったり来たりとなるべく裏道をウロウロどれだけウロウロしたんだろう?とにかくウロウロしてるとあったあった!南天堂が!
昔の面影は何も残ってないのでしょう、場所も少し変わってるかもしれません、今では普通の本屋さん。
それでも曾おじいちゃんが始めた本屋さんだと思うと心がザワザワドキドキしてしまいました。
南天堂で文京区の絵地図を買ってまたウロウロしていますとゴジラやウルトラマンやマジンガーZの人形を屋根の上に並べている倉庫を発見!なんとゴジラはTVアンテナ登っていました。
まだまだウロウロしていると今度は何屋さんだかわからないボロいものばかり積んであるお店で、谷内六郎さんが表紙を描いた昭和30年頃の週間新潮を見つけました。
そこで「名犬ジョリィ」のレコードと「永遠のピアノ名曲集」のソノシートを買うと手が真っ黒になっていました。
風呂に入ろうと家に帰る頃には外はもう真っ暗になってました。

2002年 4月25日(木) がぶり!

会社の人が飼犬に手を噛まれたんだそうだ。

2002年 4月21日(日) 楽しい日曜日

今日はお台場、彫刻家の舟越桂さんのサインを求めてブックフェアー開催中のビックサイトへ。
会場に入るにはチケットがいるのですが、宇宙には親切な方はいらっしゃるもので、関係者用のただ券をくれたのだ。見知らぬやさしい人ありがとう!
その券に萩原デザイン事務所と書いて社長気分で入場したのだ。おいら社長だよ!
そんで生の舟越さんは静かなオーラを持った人でした。
舟越さんの静かなたたずまいの奥底にある心はどこを見つめているのだろう。
舟越さんの生み出す繊細な人物に実際に会ってみたいなあと思いました。
そんで他の所ではクイズをやっていて、とんちをきかさなきゃわからないクイズだったのですが、ぼくはとんちがきいちゃうもんで、必死に考えちゃってる人を尻目に通りすがりに手を挙げて答えちゃったのだ。
まさに早業一瞬の出来事だった。おかげでくまのプーさんの鞄をもらったぜい。イエイ!
その後はどうしたっけ?そうだビールだビール、飲んだのだ、ビールを。
そんでなんだ?イタリアだ、中なのに外で、外は雨降ってんのに中は晴れててそんで風船が空に引っ掛かっちゃってるイタリアに行ったのだ。日本人観光客だらけだったんよ。
その後はなんだ?あ、やっぱビールだビール。ロケットの発射台を眺めながらビール。
そんで次は香港だよ、モー大変だよこれは、時差なんて関係ない。飛行機に乗った記憶もないしパスポートもない。日本人観光客はどこに行ってもいるものだ。
香港で何したかっていうと、やっぱりビールだったよ。旨い料理を「旨い旨い」と食べながらビール。
一つ残念だったのは、香港では悪者が襲ってきてぼくがやっつけて女の子を守るというカッコイイシチュエーションを期待していたのだ
がそうはならなかったことだ。まあいいや。

2002年 4月17日(水) ついに

アルバイト仲間のk君が昨日ついに初めての携帯電話を手に入れました。
だからついに1人になったんだ。

2002年 4月13日(土) 楽しい土曜日

今日はマーブルブックスという素敵な本を出版しているところがやってるマーブルカフェに行こうと高円寺に行きました。
商店街には心ひかれる店がたくさん、アジア、アフリカ雑貨屋さん「ぱちか」では木製で不思議にうにょうにょ動くヘビのおもちゃとお香を買いました。
ジャンベも欲しいのですが家で叩くのは無理だろうなあ。
ジミヘン(ウッドストック)が流れる古着と古本と古おもちゃ?の店はぼくの心を捕らえるものでいっぱいでした。
「人生のともしびつるマッチ」と「人生のともしびこけしマッチ」は一本一本になんともとぼけたこけしの顔つるの顔が描かれていて、どうもするのがかわいそうな感じ。ためらってるうちに湿気てしまうぞこのマッチ。
名前とたたずまい(置かれぐあい)に誘われて買った「
ちびっ子占い」はいわゆるおみくじなのですが、裏に「わんぱく神社」と書かれているのを家に着いてから発見したとき、ぼくはこれを考えた人とお友達になりたいなあと思いました。

2002年 4月12日(金) ずんぐりおじさん

ぼくがバイトをしている写真の現像所には、数週に1度くらい重た〜い薬品がたくさん届くのですが、今朝会社に着くと、ちょうど薬品会社のずんぐりしたおじさんが薬品を入り口に運び入れる所でした。
歩道の柵に足をかけて薬品をたくさん乗せた台車に手をかけて縮こまっているので、?と待っていると急に、「ふんぬっ!」と声を出し、身体全体を一気に伸ばして入り口の段差を攻略したのです。
おじさんは体力限界ぎりぎりで、いっぱいいっぱいでした。
いつもそれをなん往復もして2Fに運んでいたということを現場のみんなは知らないので、それを伝えるために図に描いて見せると、「たいへんなんだな〜」「手伝ってあげた方がいいな〜」という声があがりました。
これからはみんなのおじさんを見る目がやさしくなることと思います。

2002年 4月7日(日) おえかき 

姪が3人泊まりで遊びに来た。
ぼくは上ふたりにいじめられたり注意されたりする。
要するに子供だと思われているのだ。
もうひとりも喋るようになったのでそろそろだろう。
一番上の姪と一緒に描いた絵です。右のふたりと色を塗ったのがぼくちん。

2002年 4月5日(金) かきあげ

お昼に会社の近くの天ぷらやさんに連れて行ってもらったのですがこれがめちゃくちゃ旨かったかき揚げ丼。
先代の後を継いで娘さんが経営しています。
娘さんがカウンターの中で一人ですべて揚げているので席に着いてから出てくるまでに30分以上かかりまして値段も赤だし付きで1400円と結構しますが海老がぷりぷりでまわりはさくさくでめちゃくちゃ旨いのですごくお勧め。
タモリのジャングルクッキングに最近出たそうです。
汗をたらしながら元気よく働く女性は魅力的だなあ。
ネパールでも朝早くから働く女性を見てそう思いましたが強さを感じました。

2002年 4月4日(木) 真夜中の迷走。

またぼくは夜中におかしなこと書いてた。
ので消したのだ。
やさしいことはつよいのよ。

2002年 4月1日(月) 心地よい空間だったよ。

バイトをいつもより30分早く切り上げて、曙橋にある「えいじう」というカフェとギャラリーがミックスしちゃってる所に行きました。
静岡県の富士郡に住んでる本田あまね画伯とみほさんと一緒でした。
「えいじう」では小林治子さんというなにかとすごくてかわいい絵を描く友だちが(だよね。。。)個展を開いていました。
残念ながら本人とは会えませんでしたがたくさんの絵の量とパワー(なんとトイレにも絵がある)を前にしてぼくはビビっていました。
ぼくがだらだらとしている間にもみんな行動を起こしているのだぞよ。
とどっかから確かに声がしたのであります。
手作りの万華鏡や時計やマッチ箱、絵本なども売られておりまして、ファンであるぼくはマッチ箱と獅子座の時計を買いました。
獅子座の時計は一個しかなくて展示物なのに持って帰りたくて持って帰ってきてしまいまして、今まさにこのパソコンの脇っちょで時を刻んでおるのでございます。カチッカチッカチッ...
今日からこの音を聴きながら眠りにつくのだ。ぼくちゃん幸せ。。。

あそうだ、これで終わりじゃないんだぞ、その後に渋谷にあるカンティプールというネパール料理屋さんでなんとネパ−ル料理(そりゃそうだ)を食べたのです。
ぼくがネパールで食べたのは一枚の銀のお皿の上にごはんが山盛り盛られてその脇っちょに調理された野菜をおいてぐちゃぐちゃ手でまぜて食べるというものでしたが、今日はお米ではなくてナンでした。
これがまたうまいのだ。ガーリックナンというのもあった。
タンドリーチキンやモモ(ギョウザのようなもの)や白身魚を焼いたやつもダルスープもうまくてマンゴーラッシーもうまかった。
そんでもって店のおじさんのしゃべり、動き、たたずまいといった三拍子そろった面白さも加わりぼく達三人はお腹いっぱい満足で家路に着くのでありました。
また遊んでクレヨン。

2002年 3月31日(日) どうだ。

ゆ〜らゆら日記をこれからはマメに書くんだぞ!
そんで新学期も始まることだしワイルドに伸びてた「もみあげ」を少し切ったのだ。
どうだ!


「ゆ〜らゆら祭りの国へ」
BO GUMBOS

祭りの国に行きたくて 川を下って探しに行く
のんびり行こう 小舟にゆられて
いつか扉が開かれて 流れ着くだろう
さあ見せておくれよ 向こうのありさまを

夢見たことが現れた 全部自分が造ったもの
かくせない消せない どうしようもない
川が幾つも見えてきて 戻れなくなって
さあ開けておくれよ 空に話してる

もしかもしか 辿り着けば
ゆ〜らゆら 踊り出すよ

もしかもしか もしかもしか
もしかもしか 辿り着けば・・・