小学5年生のためのメダカの学習
小学校五年生になると動物の誕生として、めだかのたんじょうとヒトのたんじょうとについて比較しながら学びます。学校では、メダカの学習のために教室でメダカを飼い、観察しているようです。小学校5年生の予習として、復習として、学んでください♪ここでは授業内容と、テストについて掲載(けいさい)します。
メダカのたんじょう
メダカをかって、たまごを産むようすや、たまごが育っていくようすを調べよう。
- メダカを飼育する水そうには、太陽の光が直接あたらない、明るいところにおきましょう。
- メダカをかっていると、メダカのすむ水がよごれてきます。よごれてきたら3分の1から半分ほど、水かえ用においていたくみ置き水と入れかえます。
- メダカのえさは、毎日1回か2回ほど食べ残さないくらいの量をあたえます。メダカのえさはかんそうミジンコ、市販(しはん)のメダカのえさ、いとミミズなど。口が小さいので、大きなえさは食べれません。
- メダカのオスとメスをいっしょにかっていると、たまごを産むよ。
メダカのオスとメスの見分けかた
メダカのオスとメスはせびれとしりびれで見分け(みわけ)がつきます。
- メスはせびれにきれめがないのにたいして、オスはせびれにきれめがある。→オスのせびれにはきれこみがある。
- オスはしりびれが短く、メスはしりびれが長い。→オスのほうがしりびれが長い
メダカのたまごの育ち
- メダカがたまごを産んだら、たまごを水草ごとペトリ皿にうつし、かいぼうけんび鏡やそうがん実体けんび鏡を使い、観察します。
- たまごの中のようすがどうかわっていくのか、1~2日おき観察しましょう。
水そうからとりだした、たまごと水草は、プラコップにいれます。そのときコップには小さなあなをあけて、あなの上まで水そうの水につけます。そして、観察するときにはペトリ皿にうつし、観察がおわったら水そうのコップにもどしましょう。
かいぼうけんび鏡(きょう)の使い方
- 太陽の光が直接当たらない、明るいところで使いましょう。(※太陽の光があたるところでは、目をいためるので使ってはいけません。)
- レンズをのぞきながら、明るく見えるよう、けんび鏡の下にある反しゃ鏡を動かします。
- のせ台にメダカのたまごを入れたペトリ皿をのせて、調節ネジを動かし、よく見えるようピントを合わせます。
受精卵(じゅせいらん)の育ち
オスが出す精子(せいし)が、メスが産んだたまご(卵 - らん)に結びつくことを受精(じゅせい)といいます。受精したたまごは受精卵(じゅせいらん)とよびます。
- 受精から数時間後、受精卵にはメダカのすがたはまだ見られません。
- 2日目には、受精卵のなかにメダカの形らしいものが見えてきます。たまごの大きさは変わりません。
- 4日目、体の形がはっきりしてきます。目がわかるようになってきます。
- 7日目、心ぞうが動いているのがわかるようになります。
- 10~11日目、体が大きくなってきます。もうすぐ、うまれます。
- 13~14日め、メダカがたまごから生まれます。大きさは、5mmくらいです。
メダカ以外の魚もたまごから生まれます。サケはおよそ60日でたんじょうします。
メダカの受精卵の中には、メダカが育つための養分がはいっています。その養分を使ってたまごは育ち、メダカがたんじょうします。生まれた子メダカが大きくなり、やがて親になり、たまごを産むことで生命が受けつがれていきます。
子メダカの世話
たまごから誕生した子メダカは、2~3日の間、はらのふくろにある養分で育ちます。子メダカが泳ぐようになったら、指で小さくすりつぶしたえさをあたえて、大事に育てましょう。
親メダカといっしょに入れると、子メダカが食べられてしまうので、別々(べつべつ)の水そうで育ててあげてね!
メダカが食べるもの
池や川にすむメダカは、えさをあげなくても大きく育っていきます。それは、池や川にえさになる生き物がいるからなのです。
川や池に住む小さな生き物たち
- ケンミジンコ
- ミジンコ
- ツボワムシ
- ゾウリムシ
- アオミドロ
- ボルボックス
- ミドリムシ
- クンショウモ
メダカのたんじょうについてのテスト☆
- メダカのオスとメスについて調べました。
- 絵を見てメスのメダカに○をつけましょう。→メスとオスの絵があります。
- オスとメスは、なんというひれで見分けますか?( )と( )
- 精子(せいし)を出すのは、オスとメスのどちらですか?
- メダカの受精卵(じゅせいらん)の育ちを調べました。
- 受精卵が育つ順に、番号を書きましょう。→ア、イ、ウの3つの絵があります。
- 体の形ができ始めるのは、ア、イ、ウのどのころですか?
- Aは、何ですか?→Aはたまごの中の黒い大きな丸をさしています。
- 受精卵が育つための養分は、水の中、受精卵の中のどちらにありますか?
- 生まれた直後の子メダカに、○をつけましょう。→絵があります。
- Bのふくろには、何が入っていますか。→Bは子メダカのはらにあるふくろを指しています。
- メダカをかって、たまごを産ませます。
- たまごを産ませるときのかい方で、よいものには○を、よくないものには×をつけましょう。
- ( )水そうは、日光が直接当たるところに置く。
- ( )水そうの中に水草を植える。
- ( )えさは、食べ残すくらいの量をあたえる。
- ( )オスのメダカだけでかう。
- 水そうの中で、たまごを見つけました。どうするとよいですか。
- かいぼうけんび鏡でメダカのたまごを観察します。
- かいぼうけんび鏡は、日光が直接当たるところ・当たらないところのどちらで使いますか。
- 次のとき、どうするとよいですか。ア-上についているレンズ。イ-手前のネジ。ウ-下についている反射鏡。
- 暗くてよく見えない - ( )を動かす。
- ぼやけてはっきり見えない - ( )を回す。
- たまごがレンズの中央に見えない - ( )を動かす。
- たまごを観察するとき、どうするとよいですか。1つに○をつけましょう。
- ペトリ皿にたまごだけ入れる
- ペトリ皿に水草ごといれる
- 水草ごと水といっしょにペトリ皿に入れる
テストの解答
- メダカのオスとメスについて調べました。
- 省略
- せびれとしりびれ
- オス
- メダカの受精卵(じゅせいらん)の育ちを調べました。
- 省略
- 省略
- 目
- 受精卵の中
- 省略
- 養分
- メダカをかって、たまごを産ませます。
- たまごを産ませるときのかい方で、よいものには○を、よくないものには×をつけましょう。
- 親メダカがいる水そうから、たまごを水草ごと離す。
- かいぼうけんび鏡でメダカのたまごを観察します。
- 当たらないところ
- 次のとき、どうするとよいですか。ア-上についているレンズ。イ-手前のネジ。ウ-下についている反射鏡。
- ウ
- イ
- ア
- たまごを観察するとき、どうするとよいですか。1つに○をつけましょう。
小学校の教室では、実際にメダカを飼い、たまごを産ませ、孵(かえ)しているようです。すご~い!
でも、教室の水槽(すいそう)ではともかく、メダカを飼育するのであれば広い容器で日光を当ててあげるのが、本当はいいと思うんだけどなぁ(笑。 ←日光に当てて水槽の水が温かくなるようではメダカが弱って死んでしまうので、注意してね。
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