ブレードがパックに接触しないで、先に相手の足を引っかけてつまずかせるか、つまづかせるようなプレー。
主に、パックキャリアのひざ下に対して、敵ディフェンスがブレードを引っかけた場合に取る。 意図的に引っかけた場合は勿論、結果的に相手選手を引っかけてしまい、それによってパック 保持が出来なくなってしまった場合も該当する。
このファウルは、二つの意味が有ります。一つは危険防止、そしてもう一つは”攻撃チャンス”を 保証する事で得点を入り易くして”ゲーム性を高める”事です。
ジャッジガイドライン
- 特に背後からのスティックチェックについては危険なので、それによって相手がつまづいた場合は即時ホイッスル。
(相手の足に当たらなければノーホイッスルだか警告対象=つまづかせる様なプレーだから)
- スティック、及びパックに対してチェックをおこなった場合でも、結果的にキャリアをつまづかせた合は、その状況によってはトリッピングが適用される。
1.背後からのチェックによる結果 2.明らかに、相手の足まで引っかける様な行為と判断されるもの
- (危険回避の意志が認められないもの)
- ひざより上を引っかけた場合はフッキングとなる。
- パックキャリア以外に行なった場合はインターフェアとなる。
- 強さによってはスラッシングとなる。(スティックを振り下ろして、その結果足にあたってつまづいた等)
補足(例外)以下の様なケースはファウルとならない。
- パックキャリアに対して正面から対峙したディフェンスプレーヤーが、
- パックに対してチェックに行き、パックを奪い
- パックを奪ったディフェンスプレーヤーのスティックに対して、それまでのキャリアがつまづいた場合。
この様なケースはジャッジメントがシビアだが、IIHF公式ルールブックにも表記されている事なので説明しておく。
しかしこのケースにおいても、明らかに相手が転倒する様なスティックの出し方であればディフェンス側にファウルを課す事は間違っていない。
ルールブック上はセーフでも、危険回避の原点から外れるプレーと判断されるならファウルとすべきだ。
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