夕べは友達が泊まるホテルのレストランで夕食をとった。ホテルかレストランかどっちがメインか分からないところなのだが、私が食べたラザニアはとっても美味しかったー!程良い量だったし。友達のお肉料理に付いてきたフリッテも、とってもカラッと揚がっていてこれまた美味。給仕のお兄さんもとても楽しくて親切で、デザートはパスしてカフェ・クレームをお願いすると、すごく残念そうにしたのでつい、「クレーム・カラメル(プリン!)、シィルヴプレ」と言ってしまった。お兄さん、すんごくうれしそうに「C'est bon!」と言って去っていった。これも美味しかったんだ、でかかったけど。近くにこんな美味しいお店があったとは。また来なくちゃ。ただ、いつも通るたびに気になっていた黒板に書かれている「今日の1品」はお昼だけのメニューらしく、夜に試せないのが残念。
ふつかめ。今日はまずカンヌを目指す。途中、大きなスーパーマーケットの前を通りかかったので、つい入店。お水の他に、なぜかPC用のタブレットなどを買ってしまう...。 カンヌではクロワゼット大通りを抜け、先日も行った国際会議場へ行ってみた。やはり前回はイベント用だったらしく、何の予定もない今日は赤絨毯は敷かれていなかった。しばらくクロワゼット大通りを散策した後、お昼ごはんを食べにカフェに入る。クロックムッシュ、クロックマダムと並んで、クロックサーモンという名前が目に付いたのでオーダーしてみた。クロックムッシュにハムが挟んであるように、クロックサーモンにはその名の通り、サーモンが挟んであった。美味しい!付いてたフリッテもカラッと揚がっていたし。食後にショコラ・ビエノワーズを頼んだら、なぜかお兄ちゃんがグラスに入れて持ってきた。おや?冷え冷えコーヒーやココアのない国でなぜ?と思ってストローで飲んだらびっくり!熱い!こんなん、グラスに入れるなー!熱くてストローなんかで飲めんわ!でも美味しかったけどね。ごちそうさまでした。
続いては陶芸の街、ヴァロリスへ。写真はヴァロリスの商店街の様子。素焼きの壺に入れられた植物が、陶芸の街であることを物語っている。ここではピカソの絵が展示されている美術館を訪ねた。礼拝堂だった場所の壁と天井いちめんに描かれた大作、「戦争と平和」は立ち入るのが怖く感じられるほどの圧巻さ。70歳を過ぎたピカソが驚くべき短時間で描いた、と地球の歩き方に書かれているのだけど、70歳を過ぎてあの絵を描けるエネルギーを持った人なんて、ピカソかジョニー・オリディ(フランスで大人気のロック歌手。今年60歳))ぐらいだろう。凄かった。良いもの観させてもらった。行きたいと言ってくれた友達に感謝。時間がなくて街の散策は出来なかった。寒かったし。
最後の目的地はアンティーブ。ピカソ美術館の閉館時間が迫っていたので、ちょっと慌てた。先ほど大作を観た後だったので、あそこまで圧倒された作品には出会えなかったが、中にはカワイイ顔が描かれた絵もあったので、帰りにブティックでポストカードを買った。アンティーブは海側が城壁に囲まれているためか、なんとも情緒ある雰囲気が漂う街だった。いつかもっと早い時間にゆっくり散策したいなー。今度来るときは電車でね。ヴァロリスもここも、美術館はお城を改造して作られている。どちらも内部にその名残があるのだが、特にヴァロリスのお城の方がかまどや暖炉がそのままになっていたりして興味深かった。
事故のため大渋滞のプロムナードデザングレをやっとの思いで通り過ぎ、ボーリューの街で夕食。今日はヴィラ・ケリロスを訪れたときに行ったビストロで、鶏のソテーカレーソース、ごはん添え。ごはんには干しぶどうやアーモンド、レモンの皮がまぜてあって、それがカレーソースとよく合いとても美味しかった。うーん、やっぱりこのお店も何食べても美味しい。っていうか、フランスって何食べても美味しいのかも...。
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