とりほの日常2002/6月
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2002年6月30日(日)
 こちらに住む日本の方にニースを案内して頂く。旧市街を歩いて、たくさん立っているマルシェをひやかし、お昼はニースの名物料理を一皿に盛ったスペシャリテ・ニソワーズを食べ、城のある丘を登って、カフェで休憩して、と充実した1日だった。スペシャリテは野菜(赤ピーマン、なす、ズッキーニ、かぼちゃ)の天ぷら、野菜(天ぷらと同じ様な野菜)の肉詰め、タマネギのピザといった内容。カラッとしていて食べやすくはあるのだけど、最後の方はちょっと油っこかったかな。私はちょっとでも油が多いと苦手だからだろうけど。 やはり知ってる方に案内してもらうと入り組んだ旧市街でもずんずん歩いて目指す通りへ抜けてもらえるので、地図で確認しなくてすむ。ありがたい。しかし、途中、また来たい!と思うようなお店の前を通ったりしたのだが、果たして今度は自力で来れるだろうか...。 その方に、行きのバスでもらった券を見せると、帰りのバス代がタダになると教えてもらった。知らなかった!今までちゃんと帰りも払ってたのに!というわけで帰りは早速、行きの券を見せて帰った。運転手さん、ちぎって返してくれただけで何も言わなかった。これからはこの手でいこう!

 明日の引っ越しに備えての準備もあるので、夜ごはんは簡単にすませようと、日曜の夜に唯一開いている海近くのスーパーまで行く。観光地といえどスーパーは、日曜日は閉まってるか午前中のみしかやってないのだ。ここしかやっていないので店内は大盛況。バカンス客だって毎晩外食してるわけじゃないんだよね。今夜は大塚食品のあ、あれ食べよ!のようなチキンの煮込み&クスクス(ごはんだと思って買った...(T.T))を購入。レンジがなくてもお湯に入れて15分グツグツ煮ればおっけー!なのだ。煮込み、美味しかった。でもクスクスを辞書でひくと「ソバ粉」も含むみたいなことが書かれていたので、ちょっと避けた。次は隣に並んでた酢豚&ごはんに挑戦だ。

2002年6月29日(土)
 10日ぶりぐらいでニースへ行く。ゆったりしたヴィルフランシュにすっかり慣れてしまったのか、ニースの人の多さ、お店の多さに改めてびっくり。田舎ものまるだし。 アルバートI世公園という場所で、本のフェスティバルが開かれていた。どんなことやってるのかなーとのぞいてみたら、本の即売だけでなく、作家先生達が炎天下のテントの中にずらっとすわり、本を買ってくれた人達にサインをしているようだった。日本ではどのへんのクラスの人たちなのかよく分からないが、著作本が出てるところを見るとちゃんとした作家さん方なのだろう。そう考えるとすごい光景だ。しかし、フランス人作家を全く知らない私には申し訳ないけどまったく分からない世界。ひととおり見て回って会場を(といっても公園に出入り用のゲートがあるだけ)出た。
 ニースといえば海岸に面した大通り、プロムナードザングレ。初めてニースの海岸を見に行った。ビーチってったって砂じゃなく砂利。それなのにタオル敷いて寝てる人たちもいる。ガッツやなー。遙か空港まで広がる海岸線は確かに見応えがあり素晴らしいものではある。窓が全部閉まっているメリディアンホテル(冷房が入ってるってことやね)を横目に見ながら海岸を背にして街の方へ向かう。
 本日のお昼はショーケースの中から好きなものを選んで食べる、アジアンテイストなお店。野菜のやきそば(たぶんパスタを使ってる)とチキンの串焼きを食べてみた。チキンは美味しかったけど、やきそばの方はなんだかひと味足りないし(もっとオイスターソースを使え!)、タケノコが妙に目立ちすぎてた。きくらげは美味しかったけどね。しかしソース焼きそばが食べたいよぅ(; ;)。
 ニースエトワールのおもちゃ屋さんをのぞく。ここですーばらしーおもちゃを発見!はた織り機のようなものを使って作るビーズ細工のキットがあったのだ。他にもろくろを回すおもちゃとか何かを創るというテーマのキットがいろいろあった。で、このビーズ細工のキット....。引っ越ししたら買おうっと(^^)V。 トイレはここかギャラリーラファイエットですることにしている。両方とも入るときに0.30ユーロ払わなくちゃいけないんだけどね。ギャラリーラファイエットでは手を洗った後、おばさんがペーパータオルを差し出してくれた。
 初めてヴァージンメガストアにも入ってみる。ここで探していたシャープペンの芯と鉛筆削りにやっと巡り会えた。しかしレジが分からない。聞いてみると下(ここで言う0階。1階って言うと日本で言う2階になる)だっていうじゃーないか。万引きされないのか、それで。お店の入り口にはボディーガードが立ってるってのに。

 かっこいい兄ちゃんがつれた可愛いいぬちゃんとともにバスに乗って、ヴィルフランシュへ戻る。いぬちゃん、兄ちゃんの隣の座席に座ってた...。それはそれですんごく可愛い構図なのだけど、あのいぬちゃん、バスに乗る前におしっこしてたんだよね...。 水を仕入れにスパーに寄る。私のばくちゃんバックに興味を示してくれたニコラ君(といっても20代半ばぐらい)も一生懸命働いていた。目が合ったのでボンジュールと言っておいたんだけど、気づいたかな。私がもっとフランス語を話せれば、いろいろお話出来るんだけどな。ひとりしかやっていないレジが長蛇の列になると、いつも経営者らしきおじさんに「ニコラ!(レジに入れよ!)」って叫ばれてる。がんばれ!ニコラ! レジの兄ちゃんといえば、プチカジノというスーパーの兄ちゃんは、よしもとの若手お笑い芸人、次長課長の井上君に似てるんだけど、大きいお札を出すと決まって「細かいのないのかー?」って出すまで待っている。こいつのおかげで私はお金を出すことに慣れたのかもしれない。ありがとう、プチカジノの兄ちゃん。

2002年6月28日(金)
 シーツを洗いたいのだが、昨日みたいなことがあったら辛いのでコインランドリーまで持っていく。洗濯中はパン屋さんでパンオショコラとジュースを買って、バス通りのベンチに座って食べながら待ち、乾燥中は同じベンチに戻って本を読みながら待っていた。ネットを見ていないせいか、めちゃくちゃ日本語の活字が読みたくて読みたくてたまらなくなり(時間さえあれば本屋や雑誌売場をのぞいてた私だもん、当然だよな)、日本出る時買った「噂の真相」と「創」と「SPA!」を広告のページまでじっくり読んでいるのだ。とほほだわ...。

 仕上がった洗濯を抱えたまま買い物をし、家に戻る。隣のおばあちゃんはどうやら夕べからお留守のようだ。フランス語が出来ていたらもっとコミュニケーションとってたんだけどね、ごめんね。テラスへ出る戸を開け(家にいる間はずっとあいてる)、冷蔵庫に物をしまっていると、隣のテラスに居着いているらしいネコが、家に入ろうとしてきた。にゃーともお邪魔しますとも言わずに。しかし近づいたら逃げた。ハラへってんのかな。

 お昼はパックになってるクロックムッシュを焼いて食べた。結構美味しかった。こういうインスタントもんでも、ホントにここではまずいもんに出会わないなー。おなかもまだこわしてないし。 室内よりテラスにいる方が明るいのだとようやく気づく。よって午後はテラスでイラストロジック解いたり、カルフールの広告見ながらノートに食材の名前を写したりして過ごす。しかし、午後4時でもう限界。日差しがガンガン当たりだし、室内へ逃げる。ネコ、入りたそうにテラスで様子を伺い中。

2002年6月27日(木)
 珍しく曇り空。曇りといってもネズミ色の空というわけでなく、薄い水色をしているのだが日差しが弱く、洗濯物が渇かなかった。2週間経過して初めての体験。こんな日もあるんだ。しかしまだ6月。夏の盛りはこれからなのではないか。もっとあちくなるのかなー。いやーん。

 小銭の出し方にもようやく慣れてきた。ちょっとずつ、いろいろと。当たり前だが言葉が全くダメなのは変わりナシ。

 お献立に悩む。ここのキッチンはちっちゃいし、引っ越し先に移ってから油とかも買いたいのでお肉類はまだ買えない。そうなるとハムとかソーセージとかツナ(thon)缶になっちゃう。もう少しの辛抱だ。というわけで今日はアンチョビーとキャベツのパスタにしてみた。しかしそろそろネタ切れ。明日はどうしよー。 昨日探していた色鉛筆を見つけた。スパーにはバカンス客用に本当になんでも揃っている。でも鉛筆削りはないんだようー。

 アパートの郵便受け台にいろんな広告が置かれている。ニースにある大型スーパーの広告が2日間続けて入っていたので、辞書を繰りながら読んでいく。子羊の需要、多し。なんでかなー。美味しいのかなー。いつか買ってみよう。

2002年6月26日(水)
 お店で100ユーロ札(約1万円ちょっと)を出しても受け取ってもらえない。細かいのないのかと言われる。あんたの国のお金なんだよっ!それならこんな札作るなよ!と叫びたいところだが、フランス語も英語もダメダメの身には引き下がるしかない。どうにもこうにもならなくて、意を決して銀行へ行って両替をお願いしてみた。初めて入るよー、ドキドキ。にこやかに挨拶をした後、100ユーロ札を出して「En billet de 20 euro,S.V.P ?」...あっさり20ユーロ札5枚と交換してくれた。もっと早くここに来れば良かったのかーっ。おじさんが天使に見えたので「Merci!」を連発して出る。ここで交換してもらえなかったら「Je ne peux pas acheter!(買い物出来ないよ!)」と泣き叫ぼうかと思っていたのだ。本当にありがとう、おじさん。

 うれしくなったので、海の方まで降りてみた。で、前から入ってみようと思っていた城砦に行ってみることにした。廃墟になっているわけでなく、小部屋に分かれて美術館になっていたり、町役場も入っている現在進行形の歴史的建造物なのだ。夜には広場で映画も行われているし、夏の間はイベントもめじろ押し。とにかく涼しくていいやー。役場にはエアコンが入ってたけどね。今度は休みの日に相方と一緒に行ってゆっくり見てまわろう。

 バス通りまで登り、ベンチに座って缶ジュース(自販機などないので、スパーで購入)飲んでぼーっとしていたら、バス乗り場はどこだと英語で話しかけられた。私に聞くかー?!でも知ってることだったので教えてあげられた。良かった、良かった。 本屋さんへ寄り(またかい...)、ヴィルフランシュの歴史の本(フランス語!)、月刊のお料理雑誌、イラストロジックの雑誌を購入。涼しいテラスでイラストロジックでも解こうと思ったので、色鉛筆を買おうとしたのだが見あたらなかった(; ;)。プロキシ(スーパー)でハムとかバゲットなどを買い、山道登って家に戻る。バゲットは話の通り、手に持つところだけを紙でくるんで、はだかんぼで渡してくれる。犬のうんちが落ちてる道路に落とさないか、ヒヤヒヤしてしまうのは慣れないからか? 家に帰るとまだ11時すぎ。11時半には隣のおばあちゃんちにスーパーの配達の兄ちゃんがやってくる。午後からどんどん暑くなるので、こういう生活パターンはしばらく続くだろう。

2002年6月25日(火)
 昨日干したシーツは夕方までに乾いてしまった。手で絞っただけだったのに。恐るべし、南仏の太陽。この日差しを受けていると思うとちょっとゾッとする。よって午後からは例によって部屋で過ごす。こういう時はバスに乗って遠出するのがいいのかもしれない。なぜならバスは冷房完備だから(^_^;)。とにもかくにも落ち着き先に落ち着かないと何も出来ないのは事実。今週いっぱい、ダラダラと過ごそう。 かといって、元来、”家ラー”な私が、果たしてここに来たからといって出歩くなんて事をするだろうか。ただでさえ暑いしなー。近郊の街レポートは秋まで待って下さい...。その代わり(?)、ヴィルフランシュでの日々の買い物のお店を、別ページで作る予定。フランスって言っても毎日マルシェの対面販売で買ってるわけじゃないんだよぅ。ほとんどスーパーなのだ。

 トマトソース味に少々飽きてきたので、夕食はツナ缶とタマネギ、マッシュルームを野菜ブイヨンで炒め、ゆでたパスタをぶちこんでsoja sauceで味付けした和風パスタを作ってみた。適当に浮かんだ割には美味しかった、私には。デザートはなんだか店先でとっても美味しそうに積まれていたこぶりの桃。剥いてビックリ!黄桃だ!野菜や果物はキロ単位の値段で書いてあるものの、私が見た限りは誰も大量買いしていない。やっぱここは観光客が多いからか。

2002年6月24日(月)
 用事は比較的涼しい午前中に済ませよう!ということでまずはLA POSTE(郵便局)へ。ここにはカードや封筒などがディスプレイされて売られているのだけど、どうやって買えばいいのかが分からない。TINTINのカワイイのがあるんだけどなー。欲しいなー。 時間があったら本屋へ寄ってしまうのはどこにいても同じこと。例えフランス語ばかり書かれた雑誌でも見ていて楽しいのだ。ぼーっと見ていた私をかき分けてマダムが手に取ったテレビ雑誌を私も買ってみる。先日買ったのは今週分。来週分がもう売られているのだ。スーパーでじゃがいもやソーセージ、野菜のブイヨン、ペットボトルのアイスティなんかを買って、坂道をひーひー帰る。 部屋の鍵がなかなか開かず、がちゃがちゃし続けてると隣のマダム(おばあちゃん)が出て来てしまった。うるさかったのかなー。ごめんね、おばあちゃん。それとも不審人物に思われたか? でもたぶん「中に誰もいないの?」とか聞いてくれてたような気がする。なんとか鍵があき、お騒がせしてごめんねと日本語で言いつつ入る。あちーよー。

 5ユーロ近くするコインランドリー代をケチり、バスルームでひたすら洗濯をする。このおうちも今度もおうちもバスタブがあるんだよぅー。洗濯がしやすいよー。テラスがあるから適当に干しておけばすぐに乾くし、どうせ暇だし(^_^;)。無謀にもシーツまで洗ってしまった。果たして乾くのか?

 小休止の後、テレビ雑誌を拾い読み。私の辞書は別送便で送ってしまったためまだ手元にないので、分かる単語(あるのか?!)だけを拾い読み。刑事コロンボとかERもやってるようだ。フランス語の勉強に見てみるか。今はまだテレビないけど(T.T)。

2002年6月23日(日)
 こう暑いとやはりビーチとかプールに繰り出せばいいのだろうけど、仮住まいの身ではなんだか落ち着かず、夜まで部屋であちあちと過ごす。暑い盛りに出かけたくないしー。 夜は今日も海まで降り、何度めかのお店でラザニア。日中は時折日本人を見かけるのだけど、夜はほとんど会わない。やはりニースに宿泊して、ヴィルフランシュへは昼間にバスで来ているのだろうか。確かに観るもんはあんまりないからなー。ニースへ帰るバスも20時台で終わっちゃうし。別の店でアイスクリームを買って、食べながら帰る。 灯りがともる前に家に着いてしまった。とはいえそれでも9時半頃。

 ちょっとやせてきたように感じるのは気のせいだろうか。それより真っ黒になってしまったのがちょっと悲しい(T.T)。腕にTシャツの線がついてるし。

2002年6月22日(土)
 ランドリーへ行きがてら下へ降りる。かなり近い道を発見し、これなら登りもそうきつくなさそうだと思う。 ランドリーでは前回のようなばばぁには遭遇せず、反対に「ボンジュール」と笑って言ってくれるマダムと出会う。洗濯が終わったかな?と思う時間に戻るとちょうどこのマダムもやって来て、お互い笑いあうなんてことも出来て、やっぱあのばばぁは特別なのだと実感する。道すがらだって挨拶してもちゃんとみんな返してくれるもんな。 何度か行ってるブランジュリーでパンオショコラやパンパーニャを買う。このパンバーニャはここの名物で、丸くでかい(かなり!)パンの間にサラダニシソワーズのようなものが挟んであるのだ。 書店では試しにテレビガイドも買ってみる。まだテレビないがどんなのやってるのかなぁと思って。刑事コロンボやリング(もちろん真田広之のだ)なんかも放送されるようだ。ケーブルテレビでは、以前ハワイのテレビで予告を見たシェリリン・フェン主演のエリザベス・テイラーの自伝ドラマも今週放送されることを知り、ちょっと悔しかった。テレビあっても観られないけど。 スーパーで蚊取り線香を買う。ここのは2個単位で個別包装されていてちょっと過保護な感じ。

 暑い盛りはお部屋で過ごし(それでも暑い)、夜は久しぶりに海の近くまで降り、ごはんを食べる。以前も入ったイタリアン。とにかくここはイタリアンの店がすんごく多い。というか地元の魚料理はちょっと値が張るので(私には)、比較的安いものといえば必然的にイタリアンになってしまうのだ。イタリアン好きで良かった!今回はピザを食べる。9ユーロぐらいででかいしもちろん美味しい。WEEK-ENDのせいか観光シーズンに入ったせいか、音楽の流しがあちこちにいる。ずーっとジプシーキングスをやっているギターの二人組もいて、ジプシーキングス好きの私はちょっとウキウキ。しかし観光客のフランス人やイギリス人には不評だったようだ...。

 12時頃まで部屋とテラスの間の戸を開けたまま過ごすと比較的過ごしやすいことが分かった。9時過ぎまで日没にならないこの街では、夜更かしするのが必然なのかもしれない。今夜行われた子供達のバレエの発表会のイベントも、9時半開演だった。

2002年6月21日(金)
 相方、処方された解熱剤が恐ろしいほど効き、夜中は滝のような汗だったらしい。私は横で寝ていた...。もちろん、まだまだ本調子ではない様子。

 しかし、新しいお部屋へ移るまでの間電話がないのはとても恐ろしいことだと痛感し、下へ降りモバイルフォンを買うことにする。プリペイド式だったら面倒な手続きがなくても買えるよ、と不動産屋さんに教えてもらった。で、お店の人は英語が話せるよと聞いていたのだけど...、ダメだった...。お目当ての電話のディスプレイは教えてもらったのだが、次はどう違うのか分からない...。お兄さん、憮然として立ってるし...。いちばん安いのを指して「Noir(黒),2」と言うと奥に取りに行ってくれた。でもって手続きはまず私の方を先にしてくれる。レディファーストの精神か?しかしさっきまで英語は話せないと言ってたくせに、なぜか質問は英語だし。 結局はあっさりモバイルフォンを入手。プリペイド式なので短い時間しか使えないけど、あれば安心。

 バス通りの書店に入ってみる。いろんな種類の雑誌が置いてあるのだが、そこで見つけた!キルトの雑誌!いやっほーい!こういうのにはショップが広告を出してるはずだから、ニースにお店があればきっと載ってるはずだ! 内容はモラの特集、バルセロナで行われたキルトフェスの紹介、綴じ込みで図案集、ほか数ページずついろいろな作り方が紹介されているなんと、オールカラー! 隔月発行の雑誌らしいのでとても楽しみだ。しかし、ニースのキルトショップの広告は載っていなかった...。

2002年6月20日(木)
 昨夜から相方が高熱を出す。電話がないので職場へ連絡することも出来ず、下へ降りて私がすればいいのだろうけど英語仏語両方出来ず(T.T)、でオロオロするばかり。昼近くになりようやく気力で歩けるほどになり(それでもおそらく高熱だったのだろう)、バス通りまで降り電話を探すもテレカルテしか使えなく、どこで買えばいいかも分からないので結局、相方の職場である海の近くまで降りる。お医者さんの場所を教えてもらい、再び山の方まで上り(ひーひー)、アパートメントの一室にある開業医へ。予約なしでは受け付けないとか待たされるという話だったのだが、ひとりいるだけでほどなく順番がやってきた。それとも相方の職場の方が予約してくれたのだろうか。私が待合室で待っていようとすると、あなたもいらっしゃいと言われたので入室。会社の重役室にあるような大きなデスクがあり、黒くて重厚な雰囲気の診察台、ほか簡単な診察器具がおいてないと診察室には見えない感じ。お医者さんはデスク越しに相方へ問診。ほとんどフランス語に近い英語のやりとり...。お金はその場で「○○ユーロです」と言われて、お医者さん自身に払う。そういえば住所も何も聞かれなかったぞ。
 薬は処方箋を書いてもらって、今度はそれを持って近くのファルマシーへ行くことになる。ほんの数歩先にあったそこに待っていたのは「いらっしゃいませ〜」と日本語を話せる陽気なお兄さん。ちょっとだけだよ、とは言っていたけど、一緒に買った体温計を日本語で何というのか聞いてくるあたり、勉強してるんだろうな。「たいおんけい」と教えてあげると、「たいおんけい わき」(フランスでは体温計は舌下かお尻に入れて計るらしい。でもって日本では脇に挟むんだよ、と教えてあげたところ、「わき」もセットで覚えようとしてるらしかった)を繰り返し繰り返しつぶやいていた。近くの店員さんはまたやってるよ、みたいな雰囲気で笑っていた。このお兄さんは英語はペラペラだし、スペイン語も話せるらしいし、いくつかの単語だけとはいえの日本語の知ってるし、すごいなー。

 ネットから遠ざかっていたので日本の状況も分からず、ちょっと不安になったのでネットカフェに寄ってみる。店員の女の子は妹尾河童さんの「少年H」の装丁がデザインされたTシャツを着ていた...。ちゃんと日本語の表示はされるので掲示板を見、ヤフーニュースを見て、ひとやま登ってアパートへ帰る。相方、ぐったり。なぜか私もぐったり。いつの間にか寝てしまう...。

2002年6月19日(水)
 条件が良い部屋が開くまでの間、ホテルからキチン付のワンルーム(ステュディオ)へ移動する。ちゃんとしたアパートなので電話がない。よってしばらくはネットが出来ない。洗濯機はやはりない。これはまぁ、テラスが広いからバスルームで洗ってなんとか干してみることにする。問題は場所!バス通りから坂道(もしくは階段)を20分ほど登り続けなくてはいけないのだ。海まで行こうと思ったらバス通りからさらに10分下るので、すなわち帰りは30分間の上り坂...。買い物してなんてとんでもないよー(T.T)。来月までの辛抱とはいえ、かなりきつい。暑いしさー。

 そんなわけで、ニースへ行っていろいろ買い出しをしてくる。ギャラリーラファイエットでタオルやシーツを買ったらひとつ値札がついておらず、レジのおねーちゃんが「これ、値段がわかんないから打てないわ。」と言ったきり止まってしまった。私に新しいのを持ってこいっちゅーことかい! 行きましたよ、しょーがねぇよなぁ、フランス人ってば。ワンフロアにいっこしかレジがなく、タオルの山持って遠路歩いてレジに行ったってのにさ。ま、でもこういうことには不思議とあんまり腹が立たない。そんなもんなんだろうなと思っていたせいかな。昨日のばばぁに比べたら!

 ニースを歩くと日本人を多く見る。ジモティの人もいるだろうが、観光客ももちろんいる。エアコン付の良いホテルに泊まってるんかなー。栗原はるみクラスとまではいかなくてもさ。蚊とかも入ってこないんだろうなー。

 バス乗り場の近くで水を買えるお店を探していたところ、手芸店らしきものを発見。クロスステッチのキットやボタンが売られているようだった。いつか見に行ってみよう。

2002年6月18日(火)
 おうち探し。バカンスの季節なので予想通りほとんどない。奇跡的に7月のあたまから空くというお部屋を見せてもらう。ヴィルフランシュの端のほう、ニースとは反対側に建っている。ネットが繋がるのかちょっと不安が残るものの、空きがあっただけでもありがたいというものだ。バス停も近いし、ボーリュ・シュル・メールという街にも近いようなのでここに決める。なんと、ヴィルフランシュの不動産やさんは英語が話せる!ここは観光の街なので基本的にサービス業の人は英語が話せるようだ。いかん、それではフランス語が上達しないではないか。落ち着いたらなにか考えよう。早く落ち着きたいなぁ。

 コインランドリーに洗濯物を取りに行ったら、先に入っていたフランス人のばばぁが戸口の方にやってきて立ち、私が入ろうとするのをブロックしやがった!初めて人種差別されてしまい、むかついた。ほとんどの人はとっても親切なのに、こういうばばぁがひとりいると、本当に悲しくなる。

2002年6月17日(月)
 念願のズックを買う。ニースのデパート、ギャラリーラファイエットでESPRITのズックが35ユーロぐらい。「Je voudores essayer?(試していい?)」と聞いたのはいいが、フランスでのサイズが分からず沈黙...。おねーちゃん、英語で聞いてくれた。しばらく放置されるも(T.T)、無事試着し購入。離れた場所にあるレジでお金を払ってきてまた売場に戻り、払ったという証拠のレシートを見せると品物がもらえるというシステム。要するに店員さんは全く動かず、客を動かすということだ。引き続き、ニースエトワール(いわゆるモールみたいなもの?)にあるFNACでお子さま用の学習教材ソフトと、クロスステッチの図案が1000入っているというふれこみのソフトを買う。ホントに1000入っているかは別にして、このソフトはなかなかイイ!というのは図案のほとんどが絵でなく、写真を元にしてあるからだ。図案ごとに使用するDMCの刺繍糸いちらんも出るらしいのだが、とにかくフランス語表記なのでよく分からない....。文字化けしてるし(T.T)。これで再びクロスステッチ熱が目覚めるかな。ニースへは15分おきにバスが走ってるし、片道1.6ユーロ(約220円ぐらいか?)と気軽に行けるので、お買い物はニースで決まりという感じだ。

 このホテルにはテレビがないのはまあ、しようがないとして、エアコンも冷蔵庫もなく、夜はとっても辛い。窓開けてると蚊が入ってきて、刺されまくっている。早くアパートを見つけたいよぅ。でもこのバカンスの時期はとっても難しいらしい。どうなるんだ...。

2002年6月16日(日)
 朝からコインランドリー目指して心臓破りの坂を上る。すでにバテバテ。本当にどこへ行くにも坂を上らないと行けない街だ!そのためかバイクに乗ってる人がとっても多い。おまけにすんごくふかす。しょうがないけどちょっとうるさいよなぁ。洗濯中は近くの広場でやってる骨董市を冷やかしたりして過ごす。日曜の午前中にのみ、立っているようだ。 お昼は南仏名物、タマネギのピザを買い、山側にある公園のベンチで食べる。甘くて美味しかった。いろんなお店のものを試してみたいなぁ。 上から海沿いの広場をのぞくと、そこでも骨董市をやっていた。そういえば「すてきレシピ」にも書いてあった気がする...。骨董品にはあまり興味ないけど、日本のカフェで飾りそうなおしゃれな大きなポスターが何枚も売られていた。仕入れ、しようかな(^_^;)。 レストランやカフェではたくさんの人たちがテレビでサッカー観戦をしていて、なんだかすごい歓声もあがっていた。どことどこがやってて、どこに対して歓声があがったのだろうー。でもってもしフランスが勝ち進んでいたら、どうなってたのだろう。この国の人達はホント、サッカーが好きみたいだ。宿泊しているホテルの入り口には勝ち負け表が貼ってあるぐらい。日本戦は18日の8時30分からTF1で放送とまで書かれている。ホテルの部屋にテレビがあればなぁ...。

 晩ごはんはずーっと食べてみたかったニョッキをゴルゴンゾーラチーズとパルマハムのソースで頂く。んまい!しかし、量が多い!じゃがいもだからおなかもふくれるし。  

2002年6月15日(土)
 いろいろ買い物をしたかったのでバスに乗ってニースまで行く。バスを見てうろうろしていたらバス停にいたおじさんが「Nice!」と教えてくれた。親切してもらったついでに「C'est combien?(いくら?)」とずうずうしくも聞いたら、ちゃんと教えてくれたのだけど、聞き取れなかった...。おじさん、ごめん。ニースまではほんの10分もかからない距離なのだが、ヴィルフランシュとはうって変わって人や車やいろんなお店がたくさん!デパートで電気ポット(これでおみそ汁が飲める(^^)v)、FNAC(総合家電屋)で6-7歳向けのヴァカンス用お勉強テキストなどを買う。ここでなんと!「サンダーバード」全話のフランス語版が売られていた。DVDプレイヤー搭載のPCでヨカッタ!テレビがないホテルだけど、これで夜を過ごせる。
 部屋に戻って再びローミングに挑戦。超裏技の末、ようやく成功。こうして日記もアップ出来ることになった。

 この街は本当に犬が多い。そしてみんなとってもおとなしい。リードがなくてもちゃんと飼い主の後についてゆくし、知らない人に吠えたりしない。しつけがちゃんとされているのだろうけど、飼い主にもっとちゃんとしつけをすれば落とし物もなくなるのだろうなぁ。 ばんごはんを食べていたら、見上げたホテルのテラスに可愛い犬が下をのぞくように立っているのが見えた。これはシャッターチャンス!とピントまで合わせた時、カフェオレを運んできたギャルソン君に「このカメラはなんだ〜!」みたいな事を言われて気を取られてしまい、いぬちゃんを撮ることが出来なかった。代わりにギャルソン君を撮った...。いらないやい...。

 坂道の街、ヴィルフランシュ。それが証明されたのは、私の履いていたズックの底が破れてしまったこと...。サンダル持ってきてるけど、歩けるかな...。

2002年6月14日(金)
 テレビでやっていたので日本戦を観る。フランス語実況中に出てくる日本の選手名は、やはり言いにくそうだ。中田ヒデはやっぱりイデトシだし、明神もミョウジュンに聞こえる。交代直後に森島に点取られるとは、次回は出られるのか、柳沢?

 ホテルでブッフェスタイルのあさごはん。ハムとチーズとパンがあるだけだろうと思っていたのに、卵やソーセージやポテトやベーコンまであってビックリ。充実の朝食だった(^^)V。
  ピックアップバスで空港へ向かう。隣に座っていた英語を話す兄ちゃんは、これから日本へ行って、ワールドカップの最終戦を観るらしく(まだ2週間あるだろうが!)、後部座席に座っていた友達に話していたらしいが、しきりに私のことも気にしているようで声がでかい。ごめんよ、兄ちゃん。おら、英語が分かんないんだよ。空港に着き、兄ちゃん達は先に降りたのだが、待っていたのか「Are you Japanese?」と始まってしまった...。

 「国内線ターミナル」なのにアテネとかバルセロナだとか行きの飛行機乗り場もある。EUなんだなねぇ。チケットに書かれている乗り場に座ってたがなぜか表示されている行き先は違う。どうやら別の乗り場に変わったらしい。いつの間に!そちらへ移動すると、搭乗時刻になっても案内はなく、今度は隣の乗り場に移動させられる。どうなってるんじゃ、AF!結局1時間半近く遅れで飛ぶ。なんで遅れたとかごめんなさいねとか、そういうアナウンスはひとこともなし!機内でくれたハムのサンドイッチ(基本的にはこっちのサンドイッチといえばバゲットに挟んである)はんまかったけどさ。CAさん達、さっさとサンドイッチ配った後はギャレで新聞読んでた。国際便でもおにぎりとか水もらいに行った時、CAさんは雑誌読んだりしてたっけ。日本のエアラインのCAもそうなのかな。

 無事ニースに到着。途中、ニースの観光スポットとして必ず出てくるプロムナードデザングレを通り(すごい人!)、滞在地ヴィルフランシュシュルメールに着く。ホテルの受付の女性に「サッカー勝って良かったね」と言われる。彼女はイタリア人で、ナカタはイイ男〜を連発していた。
 お部屋からネットに接続出来るのだが、どうもローミングがうまくいかない。外線番号が違っているのだろうか。残念。諦めて街を散策することにする。

 前は海、後ろは山という街で、とにかく坂道しかない。毎日歩いたらやせられるかな...。もうバカンスに入っているのか、ニースほどではないものの、街には人がたくさんいる。夜は9時半ぐらいまで明るいのでレストランもにぎわっている。噂通り、犬も多い。でもってその犬の落とし物もちらほら...。

 これからいろんな手続きが待ってるんだなー。住むところも見つけなくちゃいけないし。毎日外食してたら破産しちゃうよ!バカンスの人たちはよくお金が続くもんだ。このために普段質素に暮らしてるのかもしれないけどね。

2002年6月13日(木)
 長い長い13日の始まり。

 関空では例のごとくおうどんを食する。今回は早いのできつねうどんもあった!
飛行機はエアバスで窓側2列のシート。ひとりひとりにテレビもついていて、映画はもちろん、ゲームもついている。映画は「I am SAM」だったのだけど、こういう類のものは苦手なので観ず。ほかのチャンネルでは「ロード・オブ・ザ・リング」もずーっと流れていたのだけど、やっぱりこの世界は苦手(「ハリーポッター」しかり)なので観ず。13時間何をやっていたかというと、ゲーム...。テトリスやソリティア、チャニーズソリティア、神経衰弱にパックマンなどなど。そして、今回の収穫はバックギャモンを会得したこと(^_^;)。ハマリそうだ...。2度のごはんじゃ足らず、間におにぎりまでもらって13時間、ようやくシャルル・ドゴール空港に到着。CDGはやたら広い。こんなところでよく、辻仁成は中山美穂を見かけられたもんだ。

 13時間たっているのに、まだ時刻は夕方。ホテルへは非常にわかりにくい場所に止まるピックアップバスで向かう。この運転手(客への対応、荷物の積み込みもやっている)と相棒(全く何もしていない)はずーっとしゃべりっぱなし。楽しそうやね。

 様々な体内時計が日本時間なので、眠れない夜になる。つけていたテレビで印象的だったのは、がっかりするサッカーフランス代表チームの表情を撮したアディダスのCF、そして見知らぬ男女が共同生活をしているとかいう番組「LOFT STORY」。当然フランス語なんでさっぱり分からないんだけどね。

2002年6月12日(水)
 そうか、小野君が落ちたのか、「サバイバー」。夕ベは晩御飯食べに餃子会館(また餃子かい!美味しかったよん)行ってたので見られなかったのだ。で、サイトでチェックしてみたのだが、見たかったなー、追放が決まった時の小野君の顔。しかし「サバイバー」って弱いものが束になって強いものを落とすという方向になってて、見てる側としてはちょっとつまらない。でも誰が残るのか、どうやって落ちてゆくのかすんごく気になるので、誰か教えて下さい(T.T)。いつサイトチェック出来るかわからないけれど。

 ホテルのWeb会員になって宿泊費が安くなったばかりか、ホテル内のレストランを利用したらお誕生月の人にバースディケーキがもらえるということなので、ホイホイ予約して食後に直径15cmのイチゴの生クリームケーキをもらう。「食後」...。食うなよ、そんなにって感じだ。でも食った!うんまかった!写真を載せたかったのだけど、ちょうど私のデジカメが電池切れとなり、相方ので撮ったためアップ出来ず。残念。ということでおわびにヨドバシカメラの壁に貼り付いていたプリチーな子をご紹介。
 

 いよいよ明日、出発です。なるべく早く日記をアップ出来ればいいなぁ。しばらく更新は出来ませんが、掲示板にはローマ字ででも書き込むつもりなので、今後ともよろしくお願いいたします。

2002年6月11日(火)
 ヤマト運輸の海外別送便を使って荷物を送る。この営業所で海外別送便を扱うのは初めてということで、なんだか向こうもどうしたらいいのか、という雰囲気。大丈夫かよ〜。住所が決まり次第、配達してもらうというヤツにしているので不安はより募る。頼むよ、ヤマトさん。

 直前まで出来ない水まわりやキッチンの掃除をがんばる。冷蔵庫の中のものを実家の両親に持ってってもらう。洗濯よ、早く乾け〜と念を送る。いろいろ慌ただしいのに、ダイソーで買ったハーレークインもどきのロマンス小説(フランスが舞台)なんぞも読んでしまう。恥ずかしい〜、かゆかゆ〜。

 ここんところ準備が忙しくて、フランス語の勉強を全くやっていない。まずい...。

2002年6月10日(月)
 柳沢のパスが良かったのでは、と思ってしまうのは同郷ゆえのひいき?

 どうにもこうにも20kgの壁は厚い。なにがそんなに重いというのだろうか。スーツケースじたいが重かったのだろうか。安物買いのなんとやら、か。まさかスーツケースに何か仕込んであるんじゃないだろうなっ!運送屋さんの集荷ギリギリまで入れたり出したり重さ計ったり。あーっ、アタマ痛い。

2002年6月9日(日)
 荷造り&買い出し。スーツケース重量20kgの壁はキツい。すぐに必要だと思うのだけど、入れると重量オーバーになったりする。かといって機内持ち込みは1個と決まっているので、ただでさえThinkPadちゃんでめちゃ重いカバンに入れるわけにはいかない。富豪様座席は倍の40kgまで可だというが、さすが平民座席の倍の値段するわけだ。ごはんとか椅子だけでじゃなく、荷物にまで。

 お米類はしばらく食べなくても平気かもしれなけど(ホントか?)、私はパンでもみそ汁が欲しいタチなので、スーパーでインスタントみそ汁を買う。電気ポットぐらいあっちで買えばいいや。とはいえひとりごはんに困った時用に、トラベルグッズ屋さんでフリーズドライの混ぜごはんとかお茶漬けなんかも買ってみる。レジでおねーさんに「どちらへお出かけですか」と聞かれたので答えると、お土産カタログをくれた。そういうわけでか。そういえば昔、興味本位で買った時も聞かれて、ちょっぴり恥ずかしかった覚えがある。

 眼科へ行ったついでにCD屋へ寄る。かねてから気になっていた「まっぴらロック」があったので、うっかり購入。これひとつだけをレジに持っていくのは恥ずかしいので、モンゴル800のも一緒に。これはこれで流行もんゆえ恥ずかしいか。家に帰って聴いてみたのだが、「まっぴらロック」はMP3にするほどでもないが、きっと聴きたくなってしまうような気がする。あとから送ることにしよう。モンゴル800はいい、やっぱり。ブルーハーツ好きならきっと好きだと思う。

2002年6月8日(土)
 暑い!暑すぎっ!本当にまだ梅雨前なのか?

 そんな中、荷造り及び足りないものの買い出しに励む。MP3用のソフトも買ってもらったし、相方が夜なべしてデジカメとThinkPadのUSB接続をやってくれたし、あとはー、薬関係か...。

 お昼はしばらく食べられなくなるシリーズで、久しぶりにプティレギューム。なにもここでフレンチ食べんでも!という感じだけど、玄米ご飯のランチが食べたかったのだ。Webでチェックしておいた今週のランチメニュー、豚のグリルってーのは要は豚の生姜焼きみたいなもんだった。それも玄米ご飯の上に載ってる。こりゃー、向こうじゃ食べられんかったしょ。しかし、せっかくの玄米のプチプチ感が、つゆかけご飯になっているため、あんまり楽しめなかった。きのこのロワイヤルもなくなっていた。ちと残念。 夜ご飯もしばらく食べられないシリーズとして、ハムとベーコン入れたケチャップ炒めご飯を作った。お総菜で買ってきた「からし菜とゆばのおひたし」も美味しかった(^^)V。日本食、どれぐらいで食べたくなるかな...。

2002年6月7日(金)
 先週の検査の結果を聞きに医者へ。1時間半待って、「ハイ、なんともないですよ〜。心配しないで行って来て下さいね〜。」ものの10秒? ぐったり...。
 その後は今日も手続き諸々をこなす。結構やる事、あるんだよねぇ。しかし、宅配屋さんは未だに別送便用の伝票を持ってこない!どうなってるんだ。送れなくなるぞ!

 CDをいっぱい持っていくのも面倒なので、MP3にしてPCに入れておこうとフリーウエアのソフトを使って変換を試みるもどうもうまくいかない...。なんとかしなければ。なんとしてでもゆずの「恋の歌謡日」とスカパラの「美しく燃える森」を入れておかなければ。歌と言えば今日やたらワイドショーで宣伝していた某氏の新曲って...、なんかあざとく感じてしまうのは私が彼を苦手としてるから?時代の流れに合わせているというかなんというか。でも売れるのだろうな。媚びてる歌なのに。 今ちょうどベティブーカの歌を聞いてるので思い出したのだけど、ベティブーカちゃんのどっちかが森山良子の娘さんだと知ってビックリ!おかーさんの目には下手っぴな娘がふざけたことをやっているように映ってるらしいのだけど、ファンの目から見てもそうです(^_^;)。でもそこが好き好き。

2002年6月6日(木)
 相方、日帰り出張。相変わらず忙しい。向こうに行ってもこんな感じなのだろうかなぁ。私、ひとり暮らしの留学生みたいになったりして。やっぱあっちでは学校に行ってフランス語を磨くとしよう。朝・昼ご飯付き、1日8時間、学内ではフランス語以外は一切禁止という学校があるのだけど、かなりお高い。でも1ヶ月通えば日常会話に不自由しなくなるぐらい上達するようだ。8時間フランス語漬けならそうかもなー。その前に私の神経がおかしくなるか?

 早起きしたので久しぶりに日中、お昼寝してしまう。テレビがつまんないので寝るにはうってつけだ。私ってケーブルテレビで生きていたのだなぁ。本当は片づけしなきゃいけないんだけど、体調も良くないし(←言い訳)、直前に倒れるよりいいだろうと解釈してしばし寝る。おかげで頭痛は治まったようだ。

 思い出したので書いておこう。先日東京へ行った時に思ったのは、歩きながらタバコを吸ってる人がとっても多いこと。怖くて真後ろとか歩けなかった。禁煙ゾーンが増えたせいとかいうけど、それなら昔のように喫煙ゾーンを増やして欲しい!とさえ思う。往来の方が、不特定多数の人と接する可能性が高いのだから。それにしてもあー、信じられない!

2002年6月5日(水)
 日記を何度アップロードしても反映されずイライラ。しまいにはサポートデスクにメール。そうすると夜ふけに相方が見た時はちゃんとアップされていた。なんで?いつの間に?

 今日はお誕生日だった。でもって本当なら今日、飛行機に乗ってるはずだった。もろもろの手続きが遅れに遅れ、来週になってしまったのだ。今日向こうへ行ってたら、長い長い誕生日になってたなぁ。ひょっとしたら航空会社からお祝いもらえてたかもしれないよなぁ。

 今のうちに食べたいものを食べよう!と思った結果、お昼ごはん、夜ごはんともなぜか餃子...。もちろん違う店でだけど。ホワイト餃子は「焼き」より「蒸し」の方が皮のもちもち感が出て好きだ。

 向こうへ行ったときにあわてないよう、今日からネット接続はプリシェちゃんではなく、いぬちゃんThinkpadで行うことにする。親指シフトに慣れてしまったのでキーボードがいまいち使いにくい。ZAKU打ちで特訓だ!

2002年6月4日(火)
 夕べはどこのチャンネルもサッカー番組をやっていた。今日本でとんでもないことが起こっていたらどうするんだと思いつつ、いろんな番組をザッピングしていたら、ゴスさんの村上リーダーが映った。細かい仕事をこなしてるんだなぁと思いつつ見てると、横で大騒ぎしている外国人さんが、どうも元横浜フリエのモネールのよう!あれは本当にモネだったのか? 今何しているのか? 本当にアルゼンチンのお金持ちになったのか?また出てくるのかな、モネ(本当にそうなのか?)。

 アジャパーWESTの掲示板にいつも書き込みして下さっていた、花田実さんの突然の訃報が届く。関係者も驚いているぐらい突然だったようだ。直接的な面識はなかったのだけど書かれるものはいつも読んでいた。驚いて花田実さんの関連団体のサイトに伺うと、先だって友人から訃報を聞いた映画評論家、石原郁子さんへの追悼の言葉とともに、花田実さんへの言葉が並んでいた。見知った名前をこういう形で同時に見るなんて。セクシャル・マイノリティ問題に疎い私はもっともっと勉強しなければ。

 今日もやっぱり(特に、というべきか)テレビはサッカー一色だし、ケーブルTVは映んないしで、まじめに荷造りなどにいそしむ。100円ショップで買ってきた洗濯板も忘れずに(^o^)。諸手続きも着々と進行する。買い物のあとは、このあいだ買ってきたテキストを見ながら「シェルブールの雨傘」を鑑賞。フランス人がみんな、こうやって歌いながらしゃべってくれたら少しは分かりやすいのになー。♪あーどぅーまーん。

2002年6月3日(月)
 銀行へ行ったり、NTTに連絡したりと本格的な準備をいろいろ。あまり実感のないままとにかくこなす。まだまだやるべきことは残っている。 今発売中の栗原はるみさんの雑誌「すてきレシピ」に、タイミング良く今度行く街が紹介されている。しかしうーん、街の風景を見てもやっぱり実感がない(当たり前か)。でもプロバンスプリントの布が売られている店のチェックは忘れずに(^-^;。坂道ばかりの街みたいなんだけど、ひょっとしてやせられるかも?!

 サンダーバードのキャンディトイ(食玩具ではなくこういうらしい。キャンディって入ってるのはラムネだぞ)、残りあと1種類になった\(^o^)/。今まで7個買ってダブリは1種類のみ。だって今日は特にとーっても慎重に買ったんだもん。在庫があった6個のうちいちばん軽そうなの避け(私が欲しいのは重量感があるヤツだから)、大きさも長めと小さめのヤツが欲しいのでシャカシャカと箱を振り、そうして選んだ2個のうち両方ともが持っていないものだった。でもこのあと1個ってのが難しいんだろうなぁ。ダブって持ってる方から譲ってもらう方が早いかもなぁ...。

 おととい買ってからもう何度読んだだろー、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 1」。人物が描かれる時のふわっとした筆感と、モビルスーツや戦闘シーンのガチっとした描写のコントラストもたまらない。セイラさん、素敵...。早く続きが読みたいよーん。TVシリーズのガンダムも観たいよー。

2002年6月1日(土)
 先月末でケープルテレビを止めた。スマステーションも稲妻ロンドンハーツもたかじんワンマンもマジっすか?もマーサ・スチュワート・リビングもネイキッド・シェフも観られなくなったー(T-T)。最後に観た久米さんがあんな浮かれおポンチな格好だなんてー。

 4回目の結婚記念日の今日、スィートに過ごすわけでもなく、相方と富山大学祭に行って来た。経済評論家の佐高信さんの講演会が行われたのだ。ちょっと早めに行って構内を散歩。マレーシアからの留学生の出店でバナナをすりつぶしてボール状にし、ホットケーキの素みたいのを衣にして揚げたバナナだんごを食した。んまい! 佐高さんの講演会は聴衆の平均年齢がとっても高く、ちょっとドキドキ。おまけに主催者達の段取りは悪いわ、講演最中にドタドタ出入りするわ打ち合わせするわ、佐高さんに失礼だろう! お話はとっても勉強になった。思い切って行って良かった。

 単行本化されたという話を聞き、本屋さんで「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 1」を探す。あったあった!うれしー。でも読んでいくうちに早くも切なくなってしまう。2巻はいつ出るのだろう。私が向こうに行ってる間は出ませんように...。早く読みたいんだけどね。

 夕食はちょっと結婚記念日らしく、いつも満員で入れないのに今日は富山の祭りだからみんなそっちへ行ってるのか余裕で入れた、近所のイタリアンへ。しかーし、やっぱり富山でいちばん美味しいのは、おっちゃんがひとりでやってて種類もいろいろある例のお店であると再確認。今日のお店も美味しい方なんだけど、やっぱりあっちと比べると...。向こうへ行く前にもう一度と思ったりもするが、あっちでもイタリアンは食べられるしなぁ。やっぱたこ焼きとかソース焼きそばを食べとくべきだろうか。