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2002年7月31日(水)
 午後から雨だというので、お洗濯は後回しにして早めに買い物へ行く。今日はそんなに買わないつもりなのでカートはなし。昨日はカルパッチョ用の薄切り牛肉を買って、人参といんげんを巻き巻きした。じゃがいもも巻き巻きしたら美味しいのだけど、それよりもカットしたじゃがいもを軽くゆでて、スプーン1杯ぐらいの油をかけてオーブンで30分位焼いたポテトフライもどきの方が美味しいので、そっちにした。巻き巻きお肉は美味しかったー。で、今日はどうしようかなと悩みつつ、結局は何も思いつかないまま久しぶりに豚肉を購入。夜までに考えよう。 お野菜の量りの前でどこかのマダムが唄うように「シャンピニョ〜ン、シャンピニョ〜ン」とシャンピニオンのボタンを探していた。絵柄だけじゃ、にんにくと間違えやすいよなぁ。それにここの量りに書いてある文字って、頭文字が大文字になっててちょっと読みにくいんだよねぇ。順番待ってた私が「cinq(5、ボタンには番号も書かれている)」と言いながら指さしてあげたら「あらまー、ありがとねー!(邦訳)」とニコニコされた。虫眼鏡出して見てるおばーちゃんとかいたり、量りのボタン押す時ってみんな結構探すんだよね。
 マルシェUのパン屋のねーちゃんはかなり無愛想だった。私の行くパン屋さんは結構愛想いい人が多いので、日本人だからってバカにしてんのかー(偏見)ってちょっと思っていた。それなのに今日、順番待ってる段階で「マダム、」って声かけられてすんごくビックリした。ここのバゲットはよそよりも細い気がしてたから、もう買わないとか思ってたのだけど、やっぱり買うことにしよう。

 帰宅後、ランドリーをのぞくと3機フル活動。45分後(洗濯時間)に再び行くと、3機とも終わってるのに取り出してない(T.T)。そのうちにミニマーケットの兄ちゃんが入ってきて、洗濯物を出し始めた。お前やったんかい!勤務中になにしとん!しょっちゅう携帯で電話しとると思ったら洗濯まで!もう1機の方にも人が来て、私の洗濯は無事始められた。で、45分後、シーツもあるし、午後から雨なら乾燥機に入れたいなぁ、と2.5ユーロ握りしめて再びランドリーへ。2機ある乾燥機も残り時間数分。ちょうど入れられそうだなと思っていたのに、...取りに来ない。1機の使用者はミニマーケットの兄ちゃん。この兄ちゃん、乾燥機にはジーンズだけ別にして入れていたので、結構おしゃれさんなのだけど、今の私にはそんなことは関係ない。取りに来る様子は全くないので、お部屋に干すことにした。幸いまだ雨は降ってない。シーツよ乾けー。

 日本でもやせる水として評判のコントレックス。当然フランスだとどこにでも売ってる。ただでさえお腹ゆるゆるな私は怖くて飲んだことないけど、買ってる人は多い。で、このコントレックスのCFもやはりテーマはダイエット時に飲むというものになってるのだが、日本だと「太ったわー」って実感はやはりお腹のお肉だと思うのだけど、このCFは違う。「フロントホックのブラがしまんなくなっちゃったわー」っていう映像なのだ。胸がでかくなったんならいーやん。ボクササイズしてケーキのショウウインドウの前通っても我慢して走って、合間にコントレックス飲んで、最後のショットは彼氏にお姫様だっこされてクルマからおりてる映像、流れる曲は、戸川純ちゃんも唄っていた邦題「さよならを教えて」。ちなみにコントレックス、日本ではいくらですか?

2002年7月30日(火)
 ニースへお出かけ。これからはメイン通りからちょっと外れた道もいろいろ歩いてみようと決めた。まず向かった先はローラ・アシュレイ。洋服だけじゃなくシーツや枕カバー、そして布も売っている!もちろんすべてメーター売りなんだけど。キルトの裏布に使えそうなバラ模様の布がメーター8.5ユーロと書いてあった。バーゲン前の元値は22ユーロ。ほんまかいな。幅が結構大きいので1m、購入。うーん、ローラ・アシュレイの布を裏にするのはちょっと贅沢かな...。
 メイン通りに戻りヴァージン・メガストアに入る。日本のマンガがいろいろ売られているのを詳しく見に来たのだけど、男の子向けマンガがほとんどのようだ。スラムダンクとか名探偵コナンとかシティハンターとか。手塚先生の火の鳥もあった。でもって浦沢直樹の「モンスター」も!フランス語の台詞でも全く違和感がないのはどういうこった。ここのマンガはカバーなんてしてないから、みんな読み放題。シティハンターを何冊も買ってる人がいたり、日本のマンガは人気があるのか?
 先日買ったので勢いづいたのか慣れたのか、このあとはお洋服を買う。試着するとき、黙って入ってもいいようなんだけど、一応断って。短パンばかり持ってきたけど朝晩は結構涼しいので長めのズボンと、これは日本じゃ着れないでしょう!?という様な若い子仕様のワンピースも買う。だって可愛かったんだもん。小花模様だけど色は黒だし許してね。

 ガリバルディ広場のモノプリで夕食の買い物。ここにもお総菜、売ってました。私、よく見てなかっただけなのね。隣のパン屋でバゲット買って帰宅。バスは行きも混んでいたけど、帰りもまたまた混んでいた。中途半端なバス停で降りなくちゃいけないのに、隣に人が座っちゃって、ボタン押すタイミング(通路まで出なくちゃ押せないタイプのバスだった)をはかるのに緊張した。

 劇作家協会から郵便が届いた。わざわざありがとうございます<(_ _)>。今発売の「せりふの時代」には野田秀樹の「売り言葉」が掲載されているようだ。大竹しのぶのひとり芝居のだよー。でもって渡辺剛君が後ろでバイオリン弾いてたって話なんだよー。読みたーい。あ、でもちょうど日本に帰った頃に単行本で出るだろうな。それでいいか。

2002年7月29日(月)
 ところ変わっても月曜は洗濯したり掃除したり。洗濯するのに玄関に鍵かけなくちゃいけなかったり、すべて拭き掃除で終わったりするのが違うだけ。フランスで唯一(たぶん)のお料理番組を見たあと、お昼はお雑煮を作る。実家から送られてきたお餅を、荷物の片隅に入れてきた昆布だし(顆粒)とソイソースで煮てみた。美味しかったー (^<>^) !お餅を2個も食べたので、こりゃ出かけないわけにはいかないな、とヴィルフランシュの街中まで散歩兼バゲットの買い出しに行く。片道約30分。のぞこうと思っていたバス通りにある雑誌や新聞を売る店はやはり昼休み(T.T)。これだから午後からのお出かけはいやなのよねぇ。旧市街の方へ戻り、バゲット(今日は半分)を買う。買ってしまうと、はだかんぼのバゲを持ってどこかへ行くわけにもいかず、結局は帰る。途中アイスが食べたかったけど、水とバゲ持ってちゃー買えないし。うちへ帰ると1時間ちょっと経過していた。ま、良い散歩になったかな。ビーチはやっぱりすごい人だった。気のせいかトップレスの女性が増えてきたような...。帰宅後はカフェムースを食す。歩いた意味なし!

 昨日スーパーで、私の後ろに並んだマダムは買い物を1個だけ、持っていた。こういう時は譲りましょうと何かの本に書いてあったので、とっさに私は前を指しながらこう言った。「先、どうぞ。」そう、日本語で、だ。でもそのマダムは分かってくれたようで、「メルシー、マダーム」と言いながら私の前へ。何でも通じるもんだね。このマダム、私の前の人とひとしきりしゃべってたと思ったら(もちろん、連れでもなんでもない)、結局はその人の先に行って会計していた。何しゃべってたんでしょ。 今日は今日で洗濯が終わった頃に取りに行くと、他の洗濯機を2機も独占しておっちゃんが今まさに洗濯を始めようとしていた。お金を入れてさぁ、スタート。洗濯機のランプはつけどもいっこうに始まる様子がない。「おっちゃん、そりゃー、とびらがしっかり閉まってないんだよ。」と言いたかったのが、さすがにそれは日本語じゃ通じないだろうと黙っていた。おっちゃん、散々待って、首傾げて、ようやく扉をぐいっと押し、どうにか洗濯は始まった。このレジダンスじゃあ、話しかけたりするとフランス語だけじゃなくて英語とかドイツ語が返ってきたりするんだよなー。

 12ユーロの買い物に20ユーロ札出しても「12ユーロないのか。」と言われたことがある。こういう時、ニコニコ笑いながら「ねぇもんはねぇんだよ。さっさと取れよ!」なんて言ってみたいなって思うことたまに。

 山野楽器のシングルヒットチャートに全く知らない人の名前が1位になっていた。こうやって人は浦島太郎になっていくのでしょうか。と言いつつ今日は日本のテレビ局のサイトをいろいろチェック。まだあんまり変わってなかった。1ヶ月半じゃそうか。

2002年7月28日(日)
 日曜なので午前中しかやっていないマルシェUへ。平日と違って町中も静かな感じ(もともと静かだけど)。昨日の漬け物が結構美味しかったので、またもコンコンブルを買った。今夜も仕込むぞ。マルシェU内のパン屋さんは今日がお休み。おそらくもう1軒のパン屋さんが月曜休みなためだからだろう、初めてそのもう1軒の方でバゲットを買ってみた。ちょうど焼きたてが出てきたのであちあちを持って帰宅する。

 午後からは完全に休息モード。F1のドイツグランプリとツールドフランスの最終日が重なり、チャンネルをあっちいれ、こっち替えしながら見ていた。F1はシューマッハが強すぎて全くおもしろくない。ツールドフランスはパリのいろんな町中を紹介してくれて楽しい。ミニマーケットで1.4ユーロもするのにちっこい、でも美味しいアイスを買い、食べつつ見る。バカンス客の皆様は日焼けにいそしんでいるだろうになぁ。私はおうちでだらだらと。

2002年7月27日(土)
 ニースへお買い物に行く。たまには電車にしようかなとヴィルフランシュの駅に行ってみたところ、次の電車は1時間後...。鈍行しか止まらないとはいえ、これは...。しかたなくバス停まで行き、いつものようにバスで行く。バスだと帰りはタダだし、バス停もうちから近いから楽なんだけど。

 お昼はたまたま見つけたアジアンなお店。前回のようにショーケースから選んで好きなものを食べるのだが、今回のは前回の店よりかなり良かった。野菜焼きそばもパスタを使ってなかったし、豚肉ときくらげ(^^)V、タケノコの炒め物も量が多かったのは難だけど、とっても美味しかった。デザートに食べたココナツ餅もハワイほどではないにしろ、これまた美味しかった。ニースでココナツ餅が食べられるなんて思わなかったよ(T.T)。これからニースでのお昼はここにしよう。ひとりで気軽に入れるもんね。
 ソルド継続中のニースエトワールでTシャツを買う。初めてのお洋服のお買い物!試着がいるような服は今日は買わない。なぜなら今日はワンピースで来ているから(^_^;)。 ニース駅方面まで歩き、旅行客でにぎわうニース駅に初めて入る。ここからいろんな街へ行けるんだよなぁ。いつか行ってみたいなぁ。 その後は、ニース在住の方のサイトで見た雑貨屋さんを探ししばし歩く。たどり着いたお店ではパンを入れるのによさそうな籠などを購入。 今来た道を戻り、いつもとは違うモノプリで夕食のお買い物。いっぱい歩いてちょっと疲れたので美味しいバゲットとチーズがあれば、後は適当でいいや...と店内を物色していると、お総菜コーナーを発見!いつも行くモノプリにはこんなのないぞ!(たぶん) トマトのファルシー(肉詰め)とズッキーニのファルシーを購入。これで夕食は十分だ! 甘いものが食べたかったので、前回買って美味しかったネスレのムースを買う。前回はショコラ、今日はカフェ味。生クリームがのっかっててとても美味しいのだけど、ここの生クリームはとってもふわふわしているのだ。カフェやレストランで生クリームがのったアイスを頼んでも、やっぱりふわふわしてるのが出てくる。何でなんだろう。日本のもったりした生クリームが食べられなくなりそうだ。

 そういえば!と夕食の時、昨日漬けたきゅうりの漬け物を出してみた。こっちのきゅうり、すなわちコンコンブルはとってもでかい。よっていくつかに切ってみた。使ったのはフェリシモで買った乳酸菌で漬けるとかいう臭くないぬか(って言わないか)床。まぁまぁの味。しばらく使ってみよう。

2002年7月26日(金)
 鈴木さんのところでお知り合いになったA嬢より救援物資、雑誌「ダカーポ」が4冊届く。日本語の活字だよ、うれしいよ...(T.T)。いつもいつも本屋に行ってたような私なんだもん、雑誌に飢えて当然だよなぁ。実家から送ってもらった「オレンジページ」も暗記できるぐらい読んでるし(^_^;)。幸い「ダカーポ」は活字がびっしりだから、かなり長く楽しめそうだ。Aさん、ありがとう!でもAさん仕事のページに付箋がついてなかったのだけど...。

 お出かけしようかなぁと思いながらも、結局今日はずっと出ずじまい。午後からは行こうかなぁと思ったのだけど、ちょうどテレビでジェフ・ブリッジスへのインタビュー番組始まって動けず(彼の声までフランス語に吹き替えないで...)。 昨日からは日中、テレビを観ていない時間はラジオを聴いている。買ったテレビガイドにちょうど、フランス国内のFM放送周波数いちらんが載っていたので(バカンスで移動する人向け)、それを見ながら流行もんの歌が入りそうな局を選んで聴いている。おしゃべりを聞いてフランス語の勉強にすればいいんだろうけどねぇ、歌ばっかり聴いてるし。最近はイントロでなんの歌か分かるようになってきた。英語とフランス語の歌は半々ぐらいなので、歌ではあんまりフランス語の勉強にはならない。日本にいたら絶対、レッド・ホット・チリ・ペッパーズなんて聴かなかっただろうにな...。

2002年7月25日(木)
 昨日観たNiki de Saint PhalleのサイトがあるとM嬢から情報を得たので、早速検索して見てみた。世界で唯一、那須に美術館があるなんて、めちゃくちゃビックリ!それよりもっと驚いたのは、Niki de Saint Phalleは女性だったってこと...。そういえば、飾ってあった写真にも女性が写ってたりしてたんだよなぁ。私が本人だと思っていたのはパートナーの男性だったらしい。彼女はこの5月になくなったそう。それってこの企画展が始まった数日前なんだよなぁ。どこかにそういう事も書いてあったのかな。勉強し直してまた行ってこよう。

 コートダジュール界隈の無料イベントガイドをもらってきて見ていたら、11月にリバーダンス(アイリッシュダンス)の公演があることを知った。去年、日本に来たときは行きたくても東京だから行けなくて悔しかったんだけど、今回は行けるかも?!会場の場所はニースとはいえちょっと遠いみたいだけど、土曜の昼公演を観れば大丈夫だろう。ここは夜公演だと21時開演が普通なんだもん。富山だと終演時間だよ。他もいろいろ見ていると、リバーダンスが来る同じ会場でジプシーキングスのライブがあると書かれている。ホントかよー!!!そっくりさんじゃないだろうな。これはまだ情報収集中。生ジプシーキングスが観られるのか?

 今日のお買い物は歩いてマルシェUへ。水2本、ティシュペーパー1箱(結構高いぞ)なんて買ってもカートだから余裕(^^)v。今夜にするか明日にするか決めてないけど、ハムが入ってるらしいラビオリを買ってみた。美味しいといいな。お肉売場には人が食べるお肉と犬ちゃんが食べるお肉とが並べて売られている。ちょっとまぎらわしい。お魚はあんまりない。カルフールやニースの市場に行けばお魚も売られているのだけど、鮮度はどうなのよ、といつも悩んでしまう。富山で育っちゃったからなぁ。ここも海側だから大丈夫だと思うのだけど。お魚、結構高い気がする。

2002年7月24日(水)
 前から行こうと思っていたニース近代・現代美術館へ行って来た。その前にプロバンスプリントの布を買いに旧市街をうろうろ。結局、栗原はるみさんも買いに寄った(^_^;)お店で、小さいサイズのものを2枚、購入。ちゃんと端の始末もしてあるから、本当はこのまま使えってことなのだろうねぇ。でも私はちょきちょきするのだ。

 で、近代・現代美術館。入り口が結構迷った。でもって受付の人に「学生?」と聞かれた。うへへ。その肩書きも一応持ってるのんだけど、ここは大人料金で。常設展示室は3階と4階にあって、2階は10月いっぱいまでNiki de Saint Phalleという人の展示がされている。これって誰?すんごく前衛的な作品ばかりだし、おまけに建物の壁が真っ白なのに弱い私はクラクラしながらまわってきた。おもしろいと言えばおもしろいので、説明が読めれば良いんだけどなー。
 エスカレーターに導かれ上へ進む。私がなんでここに来たいと思っていたかと言うと、ロイ・リキテンシュタインの作品があると聞いたからなのだ。実は先にミュージアムショップをチェックしておいたのだが、リキテンシュタインの画集は売っててもポストカードにそれらしい作品がなかったので、ちょっと不安になっていた。しかし、なしてここにアメリカ人の作品が。ショップにはキース・ヘリンググッズがいっぱい売られていたし。(キース・へリングといえば、原宿に一時的に出来た彼のミュージアムにも行ったなー。)
 そんなことを思いつつ3、4階部分を歩く、ウォーホールやキース・へリングは見つかったのだけど、なかなかリキテンシュタインに会えない。見逃したか?!まさか画風が全然違うのか?!と不安になって入った最後のお部屋で、ようやく見つかった!よく見るアメコミ調の絵ではないけれど、色合いはリキテンシュタインだー。うれしいなー。再びショップに戻り、あの絵のポストカードを探すも、ナイ(T^T)。なんで?版権とかあるのかな。富山の美術館でだって、リキテンシュタインのポストカードは売ってるぞ。ちょっとがっかり。あ、他のいろんな展示もおもしろかったのだけど、やはり前衛的なものが多くて正直、ちょっと疲れた。

 そばのモノプリで買い物をして帰宅。オーブンに入れて焼くだけのクロワッサンやパンオショコラの生地を買ってみた。うまくいくかな。

 私は外出時、よく子供に見つめられる。なんだ、年齢が近く見えるのか、それとも東洋人が珍しいのかと思っていたのだが、今日、そのわけが分かった!私がいつもたすき掛けしているバックは、動物のバクの形をしているからだ!そんなバック、子供しか持たんか。

2002年7月23日(火)
 実家から救援物資(^_^;)が届き、1ヶ月半ぶりにおうどんを食べた。あー、やっぱりおうどんはおいしいなー。しみじみ。パック御飯とかレトルトものとかいろいろ送ってもらったので、しばらくは日本食に飢えないぞ。うれしーなー。ありがたいなー。ここの食事は決してまずくはないんだけどね、やっぱりしょうゆ味のものが食べたくなっちゃうってもんよ。

 届いた荷物の中に、キルトパーティの通販案内の郵便も入ったので、同封されているはぎれの束のホッチキスを外し、目分量の縫い代でちくちく繋いでみた。やーん、楽しいー。明日はニースの旧市街にあるプロバンスプリント屋をのぞいてみようかな。メーター売りじゃない端切れ布とかもあればうれしいんだけど。

 毎日2本放送されていたポケモンが、1本だけになってしまった。楽しみだったのなー。今日もあまり快晴と言えないお天気なので、バカンス客の出足は鈍い。階下の部屋のどこかからは、ゲームらしき電子音が聞こえてきていた。退屈な坊やちゃんが遊んでいる様子。親と一緒のバカンスを過ごす子供って、何歳ぐらいまでなんだろう。見たところ、みんな小学生ぐらいなんだけど。

2002年7月22日(月)
 いまいちカラッと晴れないのはなぜなんだろうー。それともこういう天気が普通なのだろうか。過ごしやすくて良いのだけど。これからカーッと暑くなるのかなー。それも嫌だなー。

 今日のポケモンは9時半ぐらいから始まった。これまたなぜだ。いつもなら9時過ぎから2本やってるのに。涼しいうちにお買い物に行きたかったので1本だけ見て、マルシェUに。2日分の買い物なので今回もカートを引いていく。
 しまった、月曜のマルシェUは混んでいるのだった。でもがんばって店内をうろつく。ツナ缶を見ていたら、隣で商品を納めていたおっちゃんが棚にあった瓶詰めのペーストを落とし、床で割ってしまった。おっちゃん、瓶だけ拾い、飛んだガラスを集めることもなく作業再開。私の足に細かい破片が飛んでるような気がするんですけどね。そんなこと気にしてちゃ、ここに住めないわと私も買い物を再開する。ニースのどこかに行けば日本食も売ってるらしいんだけどなー。昨日グラースに連れってもらった人に漠然とした場所は聞いたのだけど、当然よくわからんのだ。電話帳で調べるか。 アンチョビーとモッツアレラチーズがめちゃくちゃ安いのに感動。ピザでも作ってみようと、ソースとピザ生地がキットになったものも買ってみる。カートなので1リットルのジュースやお水も買えてうれしいなー。

 焼きたてあちあちのバゲットも買って帰宅。毎日楽しみにしているお料理番組は、今日は電波の調子が悪く映らなかった...。くすん。 お昼は買ってきたレトルトパックをあっためて食べる。今日は鱈のレモンソース、パラパラごはん添え。先日失敗だったアニョーの煮込みはかなりお安かったのだが、今回はそれなり(5ユーロちょっと)のものだったせいか美味しかったー。やっぱ美味しいもの食べたいときはそれに見合うお値段が必要なのね。ここ数日落ちていた食欲も回復の兆し。

2002年7月21日(日)
 こちらに住んでいる日本の方に、山間の街、グラースへ連れて行ってもらった。ずっと海沿いにいたので山に行くのはとても新鮮。途中とたくさんの人がキャンプをしている場所があったり、バカンスの過ごし方も人それぞれだ。

 グラースは香水の街として紹介されている。今日行ったのも昔の香水工場を資料館として公開している場所。展示部分と工場部分に別れていて、工場部分はおねえさんがフランス語で解説しながら一緒にまわってくれる。展示部分には古い香水瓶やラベルなどが置かれていてなんとも優雅な雰囲気。ラベルをそのまま布に転写してキルトに使いたいという衝動にかられてしまった。そういう布は売ってなかったけど、メーカー直営のショップでは工場価格の香水やオードドワレ、石鹸などが売られていた。南仏らしく(?)ミモザの香りの石鹸と、あひるちゃんの形をしたレモンの香りの石鹸を購入。ここではやっていないけど、自分で香水を調合させてもらえる体験コースというのもあるらしい。 その後は町中を散策したり、お昼を食べたり。人が少なく、日曜とあってお店も開いてなく(^_^;)、とても落ち着いた雰囲気の街だった。バーゲン中の手芸屋さんもあったのだけど、当然お休み。残念!

 行きの道沿いで、たくさんの人達が参加しているペタンク大会をやっているのを見た。でもって帰りもまだやっていた....。暑いのに...。

2002年7月20日(土)
 ポケモンを見てからニースへお買い物に行く。洗濯や郵便物を取りに行ったりするときに履くサンダルが欲しかったので、バーゲン中のお店を覗く。バーゲン品のワゴンの中は(というか店内は)左足の靴しか置いてない。万引き防止のためなのだろうか。欲しい靴の左足をお店のおねえさんに渡せば、もう片方を奥から持ってきてくれるしくみになっていた。果たしてこのシステムは全店共通か、たまたまこの店がそうなのかは分からない。裏がツルツルで滑るかもと心配していたのだが、お店の人に裏に貼る滑り止めを勧められたので一緒に買うことにした。ちょっとヒールがあるけど遠出しないからいいや。
 昔、マリエにあったEtam(de Parisって言ってた気が)があったので入ってみたのだが、こんなに痩せても下半身はそのままらしく、欲しかったパンツを試着したところ入らなかった...( p_q)。そろそろお洋服が欲しいなぁと思っているのだが、なかなか買うチャンスがない。バーゲンが終わっちゃうよーん。
 その後はカルフールで引き続きお買い物。テレビで見てから欲しかった「レ・ネグレス・ベルト」のベスト盤CDを見つけた(^^)v。この人達のフランスでのポジションでどうなんだろう?おっちゃん達だから若い人に人気があるとは思えないのだけど。
 ショッピングモール内でお昼を食べた。お水を頼んだところエビアンではなくビッテルが出てきたのだが、どうもこいつと私の相性は良くないようで、お腹がイタイタになってしまった(日本ではしょっちゅうだったのだが、ここに来てからは珍しい!)。トイレに行ったは良いが、その時は料金払うところに人がいなかったのでそのままにしたのだが、中で様子を聞いてるとどうやら人が戻ってきたらしく、お金の音がちゃらんちゃらんとしている。30サンチームなかったらどうしようとドキドキして財布を覗くと、かろうじてあったので堂々と払って出てきた。あとは5ユーロ札しかなったのだけど、こういうところってお釣りがもらえるのだろうか。

2002年7月19日(金)
 道の落とし物で気を付けなくてはいけないのは犬のものだけじゃなかった。ガム踏んじゃった...。悲しい...( p_q)。

 諸事情により、銀行口座を解約して郵便局に口座を開くこととなった。対応してくれたのは日本語勉強中!秋には日本へ行きます!というお兄ちゃん。しかし、習ってる日本語はビジネス関係の言葉ではないので、応対はフランス語...。でも時々、日本語が出てくるし、お兄ちゃんもとてもフレンドリー、手続きもスムーズで今度こそ口座が持てるか!?途中、ついに彼は日本語の辞書を取り出したのだが、知りたい言葉は載っていなかったらしい。私がサインした名前をじーっと見ていたりもしてた。漢字は難しい、200個は覚えましたって言ってたから、きっと私の名字は分かっても名前の方が読めなかったんだろうな。

 今日は久しぶりにここらしい天気になった。ビーチにも人がわんさかいる。あんなに焼いて大丈夫なのか?というぐらいみんな、真っ赤っかだ。ひとごとではなく、実は私もすんごく焼けた。昨日、鏡にうつった背中を見て、あまりの白さにビックリしたのだ。相方なんて松崎しげる並だし。このまま日本に帰るんじゃなくて良かったよ。遊んでたんだねぇって思われちゃうもんね。ビーチもプールもまだ行ったことなんてないよ。買い物焼けだよ...。相方は通勤焼け。

 以前この街の海岸で絵を描いてる日本人の男性を見かけたのだが、今日、久しぶりに見た。どこかから通ってるのかなぁ。で、今日は日本人の女性に道を聞かれていたようだった。通りすがりに「信号があって...地図出すと...。」という会話が聞こえたからなのだけど。しかし、信号って?どこのことだ?いちばん近い信号は坂道をずーっと上っていくバス通りだぞ。

2002年7月18日(木)
 朝、ヤフーニュースで戸川京子ちゃんのことを知った。田舎の「宝島」(今はわけが分からない雑誌になってるけど、当時はサブカルチャーの先駆的存在だった)ギャルだった私には戸川純ちゃんってのはすっごく憧れの人だったから、妹の京子ちゃんのこともとっても気になっていた。同い歳だし。京子ちゃんが作詞した純ちゃんの「遅咲きガール」は大好きで、自分の芝居の中でも役者さんに唄ってもらったぐらい。女優さんとしてもいろいろドラマに出てたの観てたし、さかのぼれば私が初めて鴻上さんを観た11PM(水曜日)の司会は、京子ちゃんと吉田照美だったような気がする。京子ちゃんって明るいキャラクターの人だと思っていたのに。すごく悲しい。アムロが離婚したそうなので芸能ニュースの話題はそっちにいっちゃってるようだけど(2ちゃんねる情報)、もし今回のことの続報が何か入ったら、ヤフーニュースに載らないような小さいこと、分かったら教えて下さい。純ちゃんは今、どうしてるんだろう...。

 道に落ちているものに気をつけつつ、カートを引いてマルシェUへ。スーパーに入る前、若い女性に「パルレ フランセ?(フランス語話せる?)」と声をかけられた。「Non.」って言ったら残念そうだった。すんませんね。洗剤やジュースやじゃがいもと調子にのっていろいろ買ったら、帰りの段差があるところは辛かった(^_^;)。でもほとんどずーっと楽々なのでとってもうれしい。日本でも使えるように大事に使おうかな。道の落とし物はたぶん、踏んでいない、はず。歩道幅が狭いので向こう側から来る人とすれ違う場合、どっちかが待たなくてはいけない。私が待ってたら「メルシー」って言ってもらえるし、私に譲ってくれる人もいる。ほとんどがおばちゃんだ。おっちゃんはこういう時、あんまり譲ってくれない。そのかわり、若いお兄ちゃんは親切だ。スーパー内で私がカートを倒したときも、後ろの兄ちゃんがさっと戻してくれた。

 夕べのニュースを見ていた相方が「あ!」と言ったので私も見たら、トルシエが記者に囲まれていた!なんか知ってる顔が出てるようでうれしいぞ!他の人のインタビューもあったので、例のフランス代表の監督が絞り込まれているのか?(何を言ってるのか分からないので内容は不明)今後どうなっていくのかは、情けないが日本のニュースを見るしかない。

2002年7月17日(水)
 今日はお出かけせず。バゲットもミニマーケットで買ったし。久しぶりにちくちく三昧の1日。しかし、もっとキットをいっぱい持ってくれば良かったなー。あっという間に終わっちゃうよ。ニースにキルト屋がない(たぶん)ってのは大誤算。

 こちらのスーパーでの野菜の買い方はよく本で紹介されているように、自分で好きな量だけ取って袋に入れ、それをはかりに乗せ野菜の絵と名前が書いてあるボタンを押してシールを発行する、というしくみ。カルフールに行けば計ってシールを出してくれる人がいるんだけど、小さいところじゃ自分でやるしかない。絵と名前が書いてあるとはいえ、分かりづらいものだってある。ズッキーニときゅうりの区別つかないしさ(ここのきゅうりは異様にでかい。絵は分かるんだけど、現物がね)。で、昨日は初めてサラダ菜(レチュ)を買ってみた。1つ持って計りに行ったところ、どこを探しても絵がない。うーん、困った。その時、隣の計りにおばちゃんが来たので、思い切って聞いてみた。すると、Non,Non,1ピースどうのこうのと言ってくれたので、たぶんこれは1つあたりの値段が決まってるのだろうと勝手に解釈して、レジへ向かった。内心ドキドキしながら会計を待っていたのだが、やはり量り売りじゃなく1ついくら、という値段のようだった。ん?そうしたらでかいの買った方がお得だったのか?まぁ、いいや。腐らせるのも嫌だしね。

 スーパーといえば、その店独自のいわばプライベートブランド商品がとても多い。今まで行ったことのあるのはカジノ(プチカジノ)、マルシェU、モノプリ、カルフールなのだが、すべてのお店でいろんなもののプライベートブランド商品がある。今使ってるものだけでも、ジップロックがカジノ、ドラえもんみたいな容器に入った綿棒がマルシェU、お水がカルフール、今日のお昼に食べたレトルト食品、アニョー(仔羊)のカレー煮込み、パサパサ御飯添えはモノプリブランドだった(このアニョーは珍しくちょっと失敗)。スパーにはプライベートブランドはなかった。

 はっ、大切なこと書くのを忘れていた。今日の怒り(私がアホなのだけど)。4ユーロ持ってらんららら〜んとランドリーへ行って洗濯物突っ込んで、3機ある洗濯機、2機ある乾燥機、そして洗剤販売機、すべてのボタンがひとつに集中している機械にコインを入れて、さぁ、洗濯機のスイッチオン!としたところ、なんと私は洗剤販売機のボタンを押していた(T.T)。おまけに洗剤も出てきてないし。4ユーロ返せっ!と怒る前にとりあえずお部屋にまた4ユーロ取りに行き、改めてスイッチを入れる。はぁーっ...。そういえばこの機械、お釣りも出ないんだよなぁ。前に乾燥機を使ったとき、2.5ユーロなので3ユーロ突っ込んだら、そのまま受け取られちゃったし...。でもせめて1ユーロの洗剤ぐらい、出てきてくれよぅ。

2002年7月16日(火)
 生活にテレビは大切だ。毎日の流れを書くと 朝起きてニュースと天気予報->音楽クリップ番組->ポケモン-> (1時間半ぐらい間があるので買い物に行ったりする) ->料理番組->クイズ番組 とここまででだいたい13時頃。この後は16時の音楽クリップ番組まで特に見ているものはない。あ、今はツールドフランス見てるか。16時からはこれまた若者対象の流行もん番組だったり、奥様は魔女(イタリアの放送局のものが映っている)だったり、意味分かんないんだけどなんだかちょっと気になる連続ドラマだったり、そーこーしているうちに、「ミリオネラ」が始まるのだ。フランス語が分かればもっと楽しいだろうけど。ちなみに夜は、見たいと思う番組があっても22時50分始まりという恐ろしいことが多いので、あんまり観ていない。フランス人って夜更かしさん。

 晴れたので傘を買いにニースへ行った。デパートはまだまだバーゲンが続いているが、特に買いもせず。ゴルチエのTシャツがあったんだけど、色が好きじゃなかったからなー。 その後はヴァージンメガストアへ。毎日ビデオクリップ番組を観ているといろいろ気になる音楽も出てくる。番組中はコマーシャルも音楽のものが入るのだが、昨日、これ好き〜と体も反応するような音楽が流れてきたのでふと見ると、15年ぐらい前にCDを買ったことのある「レ・ネグレスベルト」だった!まだ活動してるんだー。すっかりおっちゃんになってるけど、なんだかうれしー! ということで、そのCDをヴァージンへ探しに行ったのだが、ナイ。新譜にもないし、果たして彼らの音楽がどういうジャンルになるのかも分からないから、探しようがない。まだ発売前なのかなぁ。 昼食はパニーニを買って公園で食べる。お外で食べるごはんは気持ちが良い。家でもお昼はテラスで食べるようにしよう。

 その後は旧市街でお買い物カートを買う。ついに買う!これで1.5リットルの水6本パックを買っても怖くないぞ!ただ、ごろごろひっぱるので、車輪がどこで何を(ひとつしかないけど)踏んでしまうかが分からない。それは怖い。よって、このカートはお部屋の中へは出入り禁止。早速、夕食のお買い物を入れて帰宅。バスの中ではちょっと邪魔かも。

2002年7月15日(月)
 夕べは雨の中、革命記念日のお祝いの花火が港であげられた。低い位置でパンパンやられてると見にくいのだが、高い位置に上がると目の前に広がって、すんごくきれいだった。しかし、やっぱり雨の中なのですぐに流れてしまう。おまけにどんどんどんどん上げるものだから、ひとつひとつをゆっくり見るということも出来ない。雨のせいで焦ってるのかと思ったけど、テレビで見たパリの花火も爆発か?!と思うような勢いで上げていたので、こういうものなのかもしれない。晴れていたら街に行って見るんだったんだけどなぁ。でもまぁ、お部屋から見られたから良かった。

 翌今日、朝から激しい雨。この雨じゃさすがに相方も傘なしで30分強歩くわけにはいかないので、傘をさして行く。傘は1本しかないので、私は外出できず。家のあるもので夕食を作ることにしよう。幸いバゲットは朝早くにミニマーケットで買えたし。バカンス客の皆様は今日も足止め。なんだかかわいそう。昨日の雨でどこかの川があふれ、キャンプしていたバカンス客が被害にあったらしいし。バカンス制度も良いことばかりじゃないな。

 暇だったのでレジダンスのロビーをうろつく。マルシェUとかカルフールの広告はないけど、近郊の町のイベントや美術館、観光名所のガイド冊子がたくさん置いてある。そんな中から見つけて腰が抜けそうになった1枚。


 展覧会かなにかの告知らしいんだけど、なぜ、ボンカレー...。
 

2002年7月14日(日)
 日曜はお店がお休みだったり午前しかやってなかったりするので、必然的にお出かけは出来ない(ニースに行くかカルフールに行けばやってるのだろうけど)。おまけに今朝は朝から雷。雨も降ったりやんだりが続いている。バカンス客もつまんなそうだ。ミニマーケットも長蛇の列だったし。

 そんなわけで朝からは昨日書いたようにパリで行われている"14 Juillet"のパレードの生中継を見る。軍服を着た人たちを乗せたお馬さんがたくさん、パカパカ歩いているのを見るのは楽しかったけど、フランスの軍事力を見せつけられたものだった。まわりにはエッフェル塔とか凱旋門とか大きな建物が見え、さすがパリは都会だ。

 昨日カルフールで見たビックリ家電製品。家庭用ホットドック作り機なのだけど、片方に四角く透明な容器がついていて、そこにはソーセージを入れて下から熱で温めるしくみ。で、もう片方には太めの金属の棒が突っ立っている。たぶん、たぶんね、この棒はバゲットを突き刺して、ソーセージを入れるための穴を空けるものなのではないかと。以前、カフェでホットドックを頼んだ時、バゲットにソーセージがすりゅんと突っ込まれてて非常に驚いたのだけど、やっぱパン=バゲットの国なので、ホットドックでもバゲットを使うのはやっぱり当然なのだなぁ(オーダーの時に「ケチャップにするか、マヨネーズにするか」って聞かれたのも驚いた。ホットドックにマヨネーズって!)。他にもおもしろ家電がいくつかあったのだけど、写真を撮ることも出来ず当然買うわけにも行かず、次回にまた覚えてきてご報告。

 2ちゃんねる情報によると、ハリガネロックが「笑点」に出たらしい!でもって客層を意識した、ちょっとおとなしめのネタであったらしい。なんでもいいよ、動いてる松口君が観られればー(T.T)。帰るまで解散しないでねー。でもって出来れば大阪に戻って来ててねー。

2002年7月13日(土)
 まずは夕べの出来事を。久しぶりに街で夕食をとったあと、城砦のどこかで行われるフォルクローレの無料コンサートへ行ってみた。城砦といえばその夕食前、午後7時から夏の間だけ行われている衛兵さんが旗を降ろすというイベントがあるのだけど、それも観てきた。もちろん普段から衛兵さんが立ってるわけでなく、7時ちょっと前から突然登場し、それもどうやら地元高校生君のバイト(?)のようなのだ。というのも、私の前に立ってた見物客の男の子達が衛兵さんの一挙一動一言に対して仲間内で笑う笑う。「あいつ、まじめにやってるぜー。」って感じか。そういうのが気になるなんて悪い観光客だなぁと自分でも思うのだけど、無理してイベント作んなくてもいいのになぁとも思ったのだった。何もないのが良いところなんだと思うんだけどねぇ、この街。
 夕食もすんだ9時、無料コンサートはどこでかな、と城砦へ入るといきなりお金をとってるおばちゃんがいてあれ?と思ったら、別の会場でやってる映画の窓口だった。夏の間中ほとんど毎晩、9時半からいろんな映画が野外で行われているのだ。 先へ進むと今度は特設ステージの上で芝居のようなもののをやっている場面に遭遇。やってるけど客がいない...。なんだろうと思いつつ、結局目指す場所はまだ先の、建物の中だった。
 コンサートはみのもんたのようなおじさんがMCをする中、アカペラの歌があったり、チロルっぽい音楽や歌があったり、それに合わせて踊ったりと、なかなか楽しいものだった。おまけに会場のホールは、キャパは小さいのだけどふかふかの椅子があるというのに、ここは城砦内だとすぐ分かるような裸の岩壁が丸見えなのだ!岩山をくりぬいただけのところにあるホール、と想像してもらえれば良いわけで(写真は近日中にいろいろまとめて公開予定)。不思議な空間だ。声の反響も真横から聴こえるようだったし。 1時間ほどでコンサートは終了し、会場を出る。と、入るときに見た特設舞台では、芝居の通し稽古が行われていた!なんで通し稽古だと分かったかと言えば、舞台下から演出家らしき人が芝居を止めて、指示を出してたから。私の中の眠っていた演劇魂が一気に燃えてしまい、しばらく動けず。後で張り紙を見たら、翌日(つまり今日)、公演があるようだった。出し物はシェークスピア。フランス人だからってモリエールとかジロドウとかイヨネスコじゃないのね、こういうのも演るのね。公演前の舞台稽古ほど、わくわくするものはない。あー、なんだかうらやましいなー。観てみたいと思ったけど、開演が9時半って、何時に終わるんだよ!

 で、今日はバスで30分ほど行ったところにあるモナコへ行って来た。外の景色(右手には海、左手には山というのがずーっと続く)を見ていたらあっという間。目的はカルフールでの買い物なのだけど(^_^;)、一応観光もしたいなぁとカルフールに近い大公宮殿のある丘に登ってきた。というのも、この丘からはF1のコースが一望出来るとガイドブックに書いてあったから。確かにスタート地点やあのトンネルが目の前に広がるのだ。なんだか感動ーっ。めちゃくちゃF1にはまっていた15年ぐらい前私には、自分がモナコに行けるなんて想像もできなかったよなぁ...。しみじみ。あとは観光らしくモナコ大聖堂へも行って、故グレース王妃のお墓も見てきた...。ニースよりも人は多くないのに、日本人もたくさん見かけた(ヴィルフランシュにいるとめったに会わないのだ)。他にも美術館やお土産屋さんがいろいろあったのだけど、いつでも来られるからなぁと思うと入りもせず、買いもせず。F1関係のお土産とかもいろいろあったのでいつか買おうっと。

 その後はカルフールでアイロンや食材などいろいろ仕入れ、再びバスで帰宅。カルフールからバス停までの距離を考えると、ニースよりもモナコの方がはるかに楽!カルフールじたいも大きいかな?と思うし。これからのお買い物先にはここも入れておこう。

 明日は革命記念日。フランス的に言うと"14 juillet"。そのままやないけー!日本風の「パリ祭」って言葉は使わないようで。本来なら祝日なのに日曜なので意味なし。朝からパリでのパレードが生中継されるようなので、テレビでも見ようっと。

2002年7月12日(金)
 仔牛ちゃんは柔らかくて美味しかったモー。でもややお高い。全体的にお肉類は高い気がする。かといって魚を売ってるわけでもなく、いったいぜんたい、フランスのマダムは何を食卓に出してるのだ!いんげんのくたくたバター煮は相方にも好評だった(^^)V。

 不動産屋のおばちゃんが水漏れの点検に来るというので、つなぎを着た業者っぽい兄ちゃんを連れてくるんだと勝手に想像していたら、お医者さんのカバンみたいなのを持ってぴしっとした格好をしたナイスミドルとやってきてビックリした。おまけにちょっと見ただけですぐ終わったので、もっとビックリした。なんだったんだろう...。お帰りになられた後は早速、モップで室内の掃除。土足で入らないでー(T.T)。

 今、ここはツールドフランスの真っ最中。テレビでも生中継をしている。ちょっと見てみたら、結構おもしろい。時々まわりの建物が大写しに紹介されたりするのも楽しいのだが、予備の自転車(?)を積んで追走してるクルマを見たり、途中タイヤ交換している場面なんかはツールドフランスについての知識は皆無とはいえ、そういうこともあるんだと分かり、いやー、楽しい。先頭なんてぶつかりそうになりながら走ってるし。近くだったら絶対見に行ってるなー。こんな暑い街を走るわけないけどさ。

 ネットというもののすごさを本日再確認。遠藤君と千秋ちゃんの結婚会見がリアルプレイヤーで見られたのだ。そうか、ということはゴスさんのライブをネットで中継してくれたらここでも観られるってことか...。

2002年7月11日(木)
 夕べは結局、じゃがいもとタマネギのスープに南仏らしく(?)トマトを入れ、パンが少ないのでボリュームつけようとそれにペンネを入れたら、結構美味しくなって良かった(^o^)。バゲットに挟もうと思っていたハムはそのままサラダと一緒に出した。しかしバゲットがなかった場合の事も考えておかなくてはいけないのかー。日本だと米がないじゃん!ってとこだよな。

 テレビから一瞬「これが私の生きる道」が聞こえてきたのでびっくりして画面を観たら、「WASABI」のDVDかビデオ発売のお知らせだった。でも映ったパッケージ、ジャン・レノの横に広末がいなかったような...。日本で見たポスターには写ってたと思うのだけど。

 涼しいうちにお買い物に行こう!と勇んで行く。帰ってきてもまだ10時45分だった...。日差しはまだそんなに強くないから(バターもとけてなかったし)、やっぱポケモン見てから行けば良かった...。今日はVEAUを買ってみた。ドナドナド〜ナの仔牛ちゃんだ。バターはいんげんを煮るのに買った。こっちはくたくたに煮るのが良いようだ。今日はバゲも買えたし、良かった良かった。

 日本から持ってきた折り紙の本を見ながら、棚に敷こうと買っておいた紙を使って野菜を入れる箱を作った。小さいものだけど、ないよりはまし。この本見てるといろんな箱とかコースターとか作りたくなってくる。でも厚手の紙がいるんだよなぁ。今度ニースに行ったとき、画材屋さんに寄ってみよう。

 相方が帰るまでの時間、ちょうど毎晩「ミリオネラ」をやっているので必ず見ている。問題読み上げて字でも出てくるってのはなかなか勉強になるのだ。でもってやっぱ毎日見てると、時々分かる単語も出てくるもんだ。しかし、ヨーロッパの都市(ハンブルグ、ミラノ、パリ、バルセロナ)を北から順に並べ替えよって、私でも分かる問題を間違えちゃだめだよ、フランス人〜。

2002年7月10日(水)
 そうか〜、遠藤君、千秋ちゃんと結婚するんだー。ココリコと千秋ちゃんがやってた番組を観ていたから、あれがきっかけなのかな〜とずっと思ってたんだけど、実際どうなんだろう。水道橋博士の入籍とか康夫ちゃんの不信任案とか、どこにいても情報が入ってくるネット時代って素晴らしい。

 成田で止まっていたヤマトの荷物が届いた。管理会社から電話が来て「荷物が届きましたよ。来て(全部英語)!」って言うから「今すぐ!」って取りに行ったら、部屋へ戻って、とか言われてどうなってんだいと思ったら、エレベーターから引き返してきた配達の兄ちゃんが私の方に来て、どしって荷物を降ろした。重いから持って来てくれるんだったんだろうか?よーわからん。でもとにかく荷物が届いた!包丁もまな板もちくちくキットも大学のテキストも入ってるのだ!すっかり日常生活なのだ!

 コピー取ったり郵便送りたかったのでLA POSTEへ。コピー機は郵便局にあるのだ。たくさんコピーしたら0.1ユーロコピー機に残っちゃって、返却ボタン押しても戻らず(T.T)。順番待ってたお兄ちゃんに使っていいよってそのままにしてきた...。こういう時にクレーム付けられるような語学力があれば! LA POSTEは町にしかないので、バカンス客がキャーキャー騒ぐ海岸沿いをずーっと歩いて行った。相方は朝晩、この道をひたすらてくてく歩いて職場に通ってるのだなぁ。偉いなぁ。 久しぶりに町の美味しいパン屋さんへ寄ったのに、バゲットがなかった。くすん。お部屋の近くのミニマーケットにもなかった。代わりにクロワッサンを買ったけど、予定の献立が崩れた...(T.T)。フランスのマダムはいったいぜんたい、何を作っているのだろう。

 昨日買ったキット、一生懸命判読して糸を色別に分けてみたのだけど(日本語に訳しても微妙な色名でよーわからん)、どう見ても黄色が1種類足りないのだ。キット作った会社の責任だから、あの店に持ってってもどうしようもないだろうなぁ。だいいちどう説明するってか。

2002年7月09日(火)
 朝からまたもや雨。小降りをみて出かけようと出るが、ひどくなってきたのでいったん部屋に戻り、帽子を取りに行く。そうしたら不動産屋さんから電話がかかってきた(T.T)。相方に連絡取りますので後ほど、と言うのが精一杯。おまけにこのやりとり、英語なんだよなぁ。フランス語が全くダメだと思われると英語で話されてしまう。両方中途半端な私はどうすればいいんだ!こんなことなら英語勉強してくるんだったよ。明日はヤマトの荷物が届くから、きっとここの管理会社から電話来るんだろうなぁ...。ドキドキ。

 バスでニースへ。いつもは15分ぐらいの道のりなのだが、すんごいクルマの列のため10分ぐらい余計にかかる。バカンス客の皆さんは、雨だからニースへ買い物でも行こうかとか思ってるんだろうか。私が乗ったバス停にも人がたまってたもんな。 とにかく傘が欲しいなぁと、目に付いた店でテーブルクロス、小さいマットとともソルドで安くなっていた傘を購入。テーブルクロスはテラスのテーブル用に、小さいマットはスリッパを脱いでもいいスペースを作るために。買い物するのにずーっと欲しいなぁと思っていた、日本ではおばーちゃん達がよく使っているカートも売られていた。ここのはデザインもおしゃれなので若い人(?)でも持てるのだ。でも今日は買わない。だって、今日のメインは、以前見つけた手芸屋さんへ行くことなんだもーん。

 というわけで入ってみたらお店の人は接客中。よって中をいろいろ見て歩く。ボタンや飾り用テープが多く、なかなかクロスステッチキットが見つからない。でもウインドウにあるのだから、絶対あるんだろう。お客さんが帰るまでしばし待って、私の番になった。ここからは怪しいフランス語と英語と手振りを使って、キットをいくつか見せてもらい、刺繍用の枠も買いたいのよとお願いし、お金を払い、「Bonne journee!」と送り出してもらって終了。ふーっ。こうやって対面でだとなんとかなるんだよなぁ。やっぱ今は電話がいちばん怖いよなぁ。 大きめなスーパー、MONOPRIXで夕食の買い物をし、バスで帰宅。降りるときにはボタンを押す、ということを学習した!

2002年7月08日(月)
 朝から快晴!ラブリで洗濯機をまわしている間にお部屋の掃除をする。ここはモケットと呼ばれるいわゆる絨毯敷きではないので、お掃除もとっても簡単だ。ドライモップで掃いて、ウエットモップで拭くだけ。そうこうしているうちに洗濯が終わったので取りに行き、備え付けのタオルハンガーの大きいようなのをテラスに出してそこに干す。乾燥機に入れるよりも断然気持ち良い。

 11時40分のお料理番組まで帰ってこれるように(^_^;)、買い物に出る。途中、大きいお札をまたまた銀行で両替してもらい(嫌な顔ひとつせずにやってくれた!うれしい!)、マルシェUへ。ここがもーもーもーもー、すんごい人!!おまけにみんな大量買い!このあたりにバカンスに来たら、手近なスーパーってここしかないんだもんなぁ。しかしすごい人だ。店員さんも在庫補充のために通路にいたりするから、余計ぎゅうぎゅう。

 今朝から浴槽の配水管が詰まってしまい、ゆーっくりとしか水が流れない。管理会社に言えばいいのだろうけど、やってくるのはきっと、フランス語オンリーのいかついお兄ちゃんなので、私ひとりで対応するのはかなり不安なのだ。水に含まれる石灰が固まってるのかもしれない。そういう時は酢を入れろと「地球の暮らし方」に書いてあったので酢を探すのだ。その酢の種類の多いこと!ここでバルサミコ酢とかフランボワーズ酢(どう使うのだ?)買ってもしようがないので、透明で安い価格のものにする。無難かな。「地球の暮らし方」には「フィヨレ」という手動式の配管掃除棒が売られていると書いてあるのだが、フィヨレってどんなスペルだよ!辞書で探そうにも検討もつかん。スーパーのお掃除関係の棚をよーく見てみたのだけど、そんな感じのものはまったくない。どうすりゃいいんだ。とにかく酢を入れてみよう。長蛇の列のレジで待ち、あちあちと言いながら帰ると時間は11時40分を過ぎていた。急いでテレビつけたら、...声が聞こえない(T.T)。どうせ何言ってるか分からないとはいえ、ちょっとさみしい。イカの詰め物の作り方をやっているようだ。美味しそう...。 それから浴槽の排水管にお酢をじゃぼじゃぼ入れてみた(こんなんで合ってるのか?)。とたんにバスルームがお酢臭くなった。さー、どうなる。

2002年7月07日(日)
 昨日の豚肉のテリヤキソース炒めは美味しかった(^^)v。ここのピーマンはとってもでかいので半分だけ入れてみた。人参は日本より細いのだが、やはり包丁がないと切れない(T^T)。しかたなく以前の人がチーズおろし用に使っていたようなおろしがねの目が粗めの方でしゃかしゃかしてみた。なんとかいった。ふぅ。お肉はどうしたかというと、バーベキュー用の串刺し肉を串から外して使ったのだ。生活の知恵(?)。 食後、初めて食器洗い機を使ってみた。ちょうどさっき読んだ清水ミチコさんの日記にもあったのだが、洗浄中はどうなってるのか見たくて見たくてしょうがなかった。ミッちゃんは見たようだが、私は止め方が分からないのでそのまま放置。しかし楽ちんだ。

 お昼は昨日ついに買ったカニかまぼこをパンに挟んで食べた。ケチャップつけたのとマヨネーズをつけたの。本当はしょうゆマヨネーズが良いのだが、まだしょうゆがないので仕方あるまい。日本のカニかまより「ただのすり身」って感じだった。 夕食は外でと思ったのだが、体調が良くないのであるもので何かを作る。あるもので何かってなんだよ。ジャガイモをゆで、オーブンで焼き目を付けてみた。使い方が分からないので試行錯誤。

 伊東四郎が司会をしていたクイズ番組がこっちも放送されている。なんてタイトルだったっけー。直訳すると「もろい鎖」とか言うんだけど。もちろんフランス版で司会は怖そうなおばさん。日本で見たのは芸能人ばかり出てたけどこっちは一般人のようだ。

 ヤフーニュースにトルシエが仏代表監督になるかもと書かれていたので、こっちでも何か言わないかなーとテレビをいろいろ見てるのだが全く分からない。昨日見たスポーツニュースはツールドフランスとウインブルドンとF1の話題だった。F1のイギリス戦が昼間に見られるなんてねぇ。シューマッハ強すぎてつまんないけど。

2002年7月06日(土)
 フランスでも「サバイバー(こちらでは「Koh-Lanta」という名前)」はやっぱドロドロしてる感じ。ひとり小高い山から転落した状態で発見されて、緊急搬送されてしまった。ちゃんと病院からメッセージ出してたから生きてるんだけど、日本でああいうのになるとどうなるんだろうか。TBSなだけに心配だ。

 珍しく曇天の朝。そしてついに雨まで降り出した。雨、降るんかい!ちょっとびっくり。でもちょっと涼しくてうれしい。晴れ間をみて、隣町であるボーリューシュメールにあるスーパーへ出かけた。涼しいせいか20分弱で到着。食料や水や食器洗い機用の洗剤などを仕入れる。帰りは重いぞ、ひー。でもヴィルフランシュの町へ行くよりもこっちの方がはるかに近い。これから買い物はボーリューに行くとしよう。そうなると今まで買い物していた、プチカジノの井上君(フランス人だって!)やスパーのニコラに会えなくなっちゃうなぁ。それも寂しいので1週間に1度ぐらいは町へ出ることにしよう。郵便出しにLA POSTEへも行きたいし。しかし、お店は午前中を逃すと次は4時30分まで閉まってしまうので、行動時間がかなり制限されてしまうのが難。

 ここはバカンス客用のレジダンスホテルなので、人の入れ替わりがとても激しい。でもって今日はその交代時期だったらしく、新しい人たちがたーくさん、やってきた。ランドリーもこれから混むのかなぁ。 施設内のミニマーケットへ夕食用のバゲットを買いに行く。ここの兄ちゃん、昨日までは私に英語で会計してたのに、今日はなぜか「soixante-diz(70)」と言った。なぜだ。数字なら分かるからいいけどさ。今夜は豚肉をテリヤキソースで炒めてみる予定。バゲットに合わんか。

2002年7月05日(金)
 電話がかけられなくなった。実はこれで2回目なのだ。2日に1回こんな調子かよ!と思っていたら、どうやら管理会社への手続き不足だったようで、保証料を払って難なく解決。それならそうと、おととい不調を訴えたときに言ってくれよ!こういうのがフランス式?

 相方がお休みを取って、銀行口座を開設に行く。対応してくれたのはフランス語オンリーの可愛い女性。英語を話せない自分がもどかしいのか何度も「desole(デゾレ/ごめんなさい)」を連発してくれる。「desole」って言ってくれるフランス人に初めて会ったぞ!フランス人は「perdon」は言っても「desole」なんてめったに言わないって聞いていたのに。あ、めったに言ってないか。彼女が初めてだもんな。日本の口座の残高証明が届けば、晴れて小切手帳とカルト・ブルーと呼ばれるこちらのキャッシュカードみたいなものがもらえるわけだ。

 お昼はバス通りにあるレストランのランチを食べる。今日のメニューとして黒板に書いてあった、"calmar farci"を頼んでみた。直訳すればイカの詰め物。どんなものが出てくるのかワクワクo(^o^)o。 で、やってきたのは、味付けされたツナが詰まっているこぶりのイカ、ムール貝や人参が入ったアメリケーヌソースみたいなものがかけられた長いお米、後はサラダが載っかっているお皿だった。このイカが美味しい!!!ここで食べたもののナンバーワンかもしれない。 お米の方には別添えのレモンをかけると、さわやかな酸味とソースがドレッシングのようになって、サラダ感覚になった(何切れかのバゲットも付いていたので、サラダで正解なのだろう)。イカのファルシー、持って帰りたいくらいだった。これで7ユーロちょっとは安い。

 今夜はフランス版「サバイバー」があるらしい。どんなんだろう。

2002年7月04日(木)
 腰に無理させたくないので今日は外出せず、昨日買っておいたあっため食品とサラダで夕食とすることに。あっため食品といってもパスタとかごはん(長いヤツ)も一緒に入ってるので、十分なディナーとなるのだ。だから心配しないでね(誰に言ってるんだ?)。成田で止まっている荷物も今日あたりに発送してもらえそうなので、来週には包丁もまな板も届く。本格的な調理はそれからだ!でも明日はスーパーに行きたいぞ!

 というわけで今日は何をしていたかというと、同じフロアにあるlaverie(ラブリ/コインランドリー)に行ったり、やはり同じフロアにあるミニマーケットへ朝ごはん用のpain au chocolat(パンオショコラ)とcroissant(クロワッサン)買いに行った他は、お部屋でフランス語の食べ物ガイド読んだり、テレビを見たりしていた。「キャプテン翼」もやってるよ。しかし、家ラー復活か。

 しかし、テレビがあるのとないのでは大違いだなー。生活してるって感じ。フランスでは毎日夕方、「クイズミリオネラ」をやっている。セットも音楽も同じだし、やはり司会は顔が四角い男性。これも決まってるのかな。日本語放送はないけど、それはネットのおかげで情報がちゃんと入ってくる。康夫ちゃんの不信任案、可決されちゃうんだね。どうなっちゃうんだろうな。

2002年7月03日(水)
 ここに来て歩きすぎたのか、腰が痛くなってきた...。ちょうど日本から送った小包の中に湿布が入ってたので、早速貼ることにしよう。なんだかなー。 その荷物の中に包丁とまな板を入れたと思ったのだけど、まだ成田で止まっている別の便に入れたようだ。うーん、不便。手抜きの言い訳にはなるけどさ。 温めるだけで食べられる料理はいろんな種類があるので、それを試すのも楽しいし。でもまだLapin(うさぎ)は試してないぞ! カルフールへ行けば、怪しい日本語も書かれているような中華なんだか日本食なんだか分からないものも買えるのだ。

 ヴィルフランシュの街は観光客がどんどん多くなって来ている。バカンスシーズンなんだね。私はまだビーチに出たことも海に入ったこともない。いつでも行けるから、なんて思ってるせいか。それともまだ余裕が出ないせいか。

 言葉が分からなくても、テレビは楽しい。今朝はポケモンを観てしまった。ハワイでも観たけど、ピカチュウの声は全世界統一のように思えるのだがどうなんだろう。ニャースの声は完全に男の声で、犬山犬子のかけらがまったくない。残念。TINTINも放送されてるらしいので、観てみよう。やっぱり私はテレビ好きなんだなー(^_^;)。

2002年7月02日(火)
 ニースのカルフールへ行って来た。テレビや扇風機やトイレットペーパーなどを仕入れ、帰宅。さぁ、テレビをつなごう!とやってみたが...、映らない(T.T)。カルフールへ戻り、返品したあと今度はちょっと高めのヤツ(それでも2万5千円ぐらい)を購入。映るまでしばらく時間がかかるけど、今度はちゃんと映った(^^)v。これで料理番組や刑事コロンボが観られるぞ!フランス語の勉強にもなるかな。

 カルフールでは初めてマクドナルドにも入った。ベーコンバーガーとポテト(フリット)、炭酸ドリンクのセットで5ユーロちょっと。日本より高いかな。しかしなぜセットは炭酸しかだめなのだ。全部飲みきれなかったよ...。ハンバーガーのピクルスが、日本のようにふにゃにゃんではなくシャキッパリッとしていたのが美味しかった。あと、フリットにケチャップをつけてくれたのが良かったかな。日本のマックやモスも見習って欲しいぞ。

2002年7月01日(月)
 10日前に決定したお部屋にようやくお引っ越し。ここで8ヶ月間過ごすんだと思うと、落ち着く感じに思えるのが不思議。部屋に蟻さんがうろうろしていたり、冷蔵庫がいかれてたりしたけど、蟻の巣退治の薬買ったり、お部屋の管理会社の方がすぐ来てくれて直してくれたりと、夜にはすっかり快適になった。今までと違いヴィルフランシュの夜景が見える側に来たので、それも楽しみにひとつ。灯りが点るの待ってたら22時ぐらいになっちゃうけど。 電話も着いた夕方からつながり、ネットも出来るようなった(^^)v。これで日本語に飢えなくて済む!みんなともお話出来る!安心、安心。

 ヴィルフランシュの隣にある、ボーリューシュメールという街に行ってみた。途中、とっても美味しいスパゲティボロネーゼを食べた。フランスに来て食べた中でいちばん、お肉が充実してたのだ。パスタにはまだバゲットがついてくる。そんなに食えんって! 前のアパートで広告が入っていたスーパーマーケットを探して行ってみた。本当にスーパーだった!ヴィルフランシュにはちょっと内容が充実したコンビニって感じのスーパーしかないので、本格的なスーパーに入るのは初めて。品数充実、お総菜もあるぞ!町中にもお総菜屋さんがあったし、ヴィルフランシュよりも観光地化していない、生活に密着しているという感じを受けた。スーパーは楽しいなー。これからはそこに買い物に行きたいなー。20分以上歩かないといけないけど。

 洗濯はコインランドリーに行かないといけないので毎回4ユーロいるし、街から遠くなったので買い物はちょっと不便になったけど、これから身の回りを少しずつ整えていかなくちゃ。ランドリーないけど食器洗い機はあるんだよなぁ。そのせいかシンクはとっても小さい。フランス人のライフスタイルを理解してゆくしかないんだろうなぁ。