林道走行におけるGPSナビゲーション
ここでは、岩石鉱物採集におけるGPSナビゲーションに関して書きます。
過去にホームページに載せていた記事をリニューアルして載せます。
●目的
岩石鉱物採集における、行動軌跡、採集ポイント記録、採集ポイントへのルートナビを行い、現在位置をリアルタイムに正確に把握する。
第2期 2014年〜
時代は流れ2014年、あれから6年経過した。タッチパネルが一体化したタブレットやスマートフォンが低価格で購入できる世の中となった。少し考える余裕が出来てきたということもあり、仕事上でも関連する業務があるため、長いものに巻かれろ。勉強を兼ねて後追いで考え始めた。昔と比べ、選択幅が非常に広がったのは良いこと。手軽に出来るようになったと思う。今更ながらに触ってみることとした。
第1期 2004年〜2008年
私のGPS使用は、岩石鉱物採集でルート軌跡と採集ポイントを記録しようとしたことから始まる。趣味が熱を帯びてきて、多くの産地を巡るようになり、その位置情報を記録し管理する必要が生じたためである。2004年のことである。地形図は常時携帯していたが、技量的に現在位置を即時正確に推定することは難しかった。
岩石鉱物採集は、通常、林道を奥まで入り、徒歩でポイントを探す。その際、採集ポイントへのルートナビ、行動軌跡、採集ポイント記録は、林道が記載され地形等が詳細に記載された小縮尺の地形図上で行う必要があった。
2004年当時、車載ナビは20〜30万円、ナビ付属の地図は道路地図であるため地形情報に乏しく、かつ、林道は満足に記載されていない。スマートフォンのようなGPSセンサー付き多機能携帯PCは存在しなかった。その中において、目的を実現していたのが、携帯GSP端末とWindowsPC上の「カシミール」を連携させて行う方法であった。カシミールは1990年代末に、GPSと連携して2万5千分1地形図上でナビすることを可能としていた。カシミールはフリーソフトウェアゆえ、WindowsPCを所持していれば安価に実現できる方法であった。(最近聞いた話では、当時、PDFでGPS位置認識をすることができたらしいが、詳細は知らない)
しかし、2006年以降、プライベートの状況変化により探索に出かける機会が減少、2007年以降はほとんどなくなったため、運用を停止し車内の機材は撤去しました。