※「水と緑の会」での活動も含まれています
2011/01/16 県事業仕分け・砂防 (要望書提出と傍聴)
http://naganokencho.blogspot.com/2011/01/blog-post_29.html
仕分け人への資料提供を長野県が拒否した件について(小泉一真さんのサイト)
2011/01/19,21 栗の木林道橋工事のための濁り除去フイルターの機能検証
栗の木林道橋工事で、産卵期に対処するため泥土流出防止のためフイルターを設置したということで、その効果を検証するため調査に入りました。
【結論】
フイルター効果はかなり低い状態だった
写真34 橋台の設置工事 写真17 フィルターダム全景
写真26 フィルターダム全景 写真20がフイルターダムである。
つくりは写真20のように枝を束ね横に置く、上流側に厚さ10mm超のフエルトの繊維を置いてダム状に堰き止め泥土を濾す方法である。効果が薄れた原因は、推測だがフイルターの目が詰まりでダム両サイドから多量に溢れたと見られる。流れ出した跡が残っていた。
写真47
写真47のような穴の空いた場所を水面(水の中を見る道具)を使って見た。
写真42 流れた泥土 写真52 流れた泥土
写真42、52が現場フイルター下流側の流れ、堆積した泥土の状況が分る。
写真29 工事上流側 写真31 工事上流側
写真29、31が現場上流側の川底、実にきれいである。
堆積泥土が多く埋もれてしまったためか、氷の下になって分らなかったのか、産卵場所での卵は発見できなかった。いずれにしても現場の下流と上流の砂礫の状況は見ての通り、卵に対する影響はかなり大きいと思われる。今春の稚魚の数を調べるとその影響をある程度知ることができると思う。市役所の職員はうまく機能していると言っていたが、彼等の認識はお粗末過ぎる。もっと早めに対処すべきだったか、後の祭りであるが彼等に知らせなくてはならない。
それにしてもさすがに冬である、寒いがほどよい雪は歩きやすい。凍てついた渓流に久しぶりに入り覗き感動した。冬の水の中のケイソウ類の成長は見張るものがあり、冬でも生き物の生命力をかいま見た気がする。川虫、イワナなどみな冬の環境に依存して生きている、大したものである。
2011/01/22 信大上高地談話会参加
2011/01/23 水と緑の会 総会参加
2011/01/24 砂防友の会総会・新年会出席 松本市5カ年計画策定委員会委員出席
2011/02/06 県生物多様性戦略談話会出席(砂防問題提起)
烏川渓谷緑地市民会議、クマ研、森倶楽部21、水と緑の会、渓流ネット、などで20名ほどの参加者でした。
渓流ネットは砂防問題一般と島々谷、霞沢、霧久保沢、上高地、美ヶ原などの問題を提起しました。
他団体もそれぞれの活動内容を報告し、後半では総合討論がなされました。。
多くは縦割り行政の弊害を取り除き、県として生物多様性の法的整備の位置づけと、部、課内での主導権を確立することをどのように得るのかというところまで突っ込んだ意見が出ました。いづれにしても今回の試みを継続させ、問題解決のための仕組みをつくることを目指すということでみなさん一致しました。
2011/02/08 自然保護連盟理事会出席
2011/02/17 市民環境大学例会出席
2011/02/20 水と緑の会例会出席
2011/02/23 市町づくり検討説明会出席
2011/02/24 県議会傍聴
2011/03/06 ブラウンシンポ参加(県文)
2011/03/15 県庁砂防課情報公開開示請求
2011/03/17 アースデー資料作り(サポセンター)
2011/03/25 市民環境大学砂防勉強会プレゼン
2011/03/26 信大上高地談話会参加
2011/03/30 水と緑の会例会参加
2011/04/03 北山県議総会参加
2011/04/07 北山県議支援参加(砂防問題取り入れている)
2011/04/12 アマナ調査
2011/04/13 中沢イワナ調査・林道栗の木線関連
2011/04/14 市民環境大学 牛伏寺断層勉強会参加
2011/04/22、23、24 アースデイ東京2011 ブース展示、砂防プレゼン
1日目は強風と雨で張ったものが飛ばされ大変でしたが、2日目は晴天で順調でした。
去年との違いは、今回は地震、原発事故のせいか外国人が殆ど来なかったことです。しかし来客数はものすごい数でした。1日目の雨の日も11時ころから増え始め高橋さんもしゃべり通しだったようです。2時30分からのトークステージも満員で去年よりも盛況だった。
2日目は1日目より更に増え、人通りは洪水のように絶えることがないくらいで、閉展時でも来展者があるほどの盛況だった。昼飯を食べる暇も無いほどで、私は食い損ねる始末だった。カウントはしてなかったが、チラシのはけ数から見て2日で150人は説明を聞いたことになります。
今回は話していて手ごたえを感じるほどのやり取りの多かったことが印象的であった。
2011/05/09 市民環境大学原発事故勉強会参加
2011/05/12 田中優原発講演会参加
2011/05/15 水と緑の会 北沢調査参加
2011/05/22 長野県労山 砂防問題講演(塩尻峠)
2011/05/24、25 桧沢林道ヤマシャク調査
2011/05/31 雲間の滝イワナ調査
2011/06/02 砂防友の会富士川砂防見学
2011/06/06 自然エネルギーについて(小水力発電砂防ダム利用を聞く)
2011/06/09 市民環境大学三輪勉強会(原発)
2011/06/11 反原発松本デモ参加
2011/06/13 水と緑の会元会長葬儀出席
2011/06/15 自然保護連盟理事会出席(長野)
2011/06/18 水と緑の会松島橋周辺調査参加
2011/06/20 議員会館大型公共事業見直しシンポ参加
2011/06/25 信大山岳研防災について参加
2011/06/26 庄内ホタルの会藤山講演会参加
2011/07/02 自然保護連盟総会出席
2011/07/12、13 藤沼湖(農業用貯水池・ダム)決壊現場視察調査、(調査報告その2)
2011/07/15 牛伏砂防ダム下流ホタル調査
2011/07/20 議員会館大型公共事業見直しシンポ、報告予定だったが台風行けず代読依頼
2011/07/23 霞沢調査
2011/07/24 原発シンポ参加(諏訪理科大10時〜19時)
2011/07/30 樋口さん講演 原発労働者 参加(原発事故も砂防も同じ構造
2011/08/01 水と緑の会 市と交渉参加 (アマナ、栗の木林道)
2011/08/03 霞沢調査
昨日(3日)霞沢に様子を見に行ったところ、この雨のため今年の春と比べ大分変わっていました。
山腹道路はかなり崩れが進行し、河川敷の中のダムサイトまでの道路は完全に土砂に埋まり、今まで左岸側に流れていたものが新設道路を越え右岸側に流れる場所まで出ているしまつでした。山腹からの崩れもいたるところですが、ゴルジュの入り口も大量の土砂が堆積しており、ゴルジュから上側でかなり大きい崩壊が起こっているものと推測できます。
07:山腹道から河川敷に降りたところ、上流側から見る、白いコンクリートブロックが崩れ埋まっている。
46:河川敷への降り口、大分やられている。
11:見てのとおり土砂で見事に埋まっている。このようになるのは上流でかなり大きな鉄砲水が出たもよう(土砂ダムの決壊があったことを示す)。
13:右岸側に造られた道路の端が滝となっている。
16:ダムサイト、左岸から大きく崩れていた沖積錐の袖部もきれいに流されていた。
30:右岸側の道路も落差となって、川の流れが右岸側を削り広がっている。
37:山腹道路の崩れも春に比べ増えていた。崩れは取水口付近から始まる。
36:こんなに荒れていても可憐な花が咲くとは、痛々しくも自然ってすごいですね!
川の中には埋まった道路の目印の杭が打たれていた。毎年このようなところに金を使うことが継続している。
2011/08/05 あかとんぼの会で藤沼湖決壊の話をする(郷原公民館)
2011/08/08 稗田山崩れ100周年シンポ参加
2011/08/09 同現地見学会参加
2011/08/11、12 釣り人社取材 裾花川へ案内
2週間前に行った時より更に水位が1m以上低下していた。つまりこのことは、増水時に越流部が浸食されていることを示しており、当初のダム高さより減っていることになる。当然浸食が続き、最後は傾斜のきついゴーロ滝状になると思われる。このような変化は渓流では珍しいことではなく、長いスパンでは起きては消滅する現象である。このような現象で一々ダムを建設していれば金がいくらあっても足りないし、川環境を壊す事への影響はなくならない。またダムが決壊したとしても、流出する土砂量は下流の河床に均等に堆積するので極端に河床を上げることにはならない。ましてや下流部に害が出るようなところが無い状況では全く害が生じることすらありえないはずである。実際に土砂ダムができて約1年経つが、元の河床環境に戻りつつある。治山ダムを造る根拠は無いことが見てとれるのだがおかしな話である。ダムの無い渓流、名勝指定されている場所でのこのような行為は問題が大きすぎる。
何とか建設中止にしたいものです。今の日本はこんなことに金を使う余裕など無いと思うのだが。
写真49:長野県名勝指定の看板、
写真03 木曽殿アブキ、ここも環境省名勝百選 写真06 木曽殿アブ木表示板
写真09 治山ダム全景 写真11:治山ダム鉄骨部(2基中の上流側)
写真33:土砂ダム水面(水位1m低下) 写真29:ダムバックウオター(流れ込み部)の体積土砂
(この高さ以上水位があったことを示す)
写真47:土砂ダム最下部、崩れた岩が重なったいる。
写真23:越流部全景 写真30 越流部
ダム越流部全景と越流部。既に当初の高さに比べ半分以下になっている。
写真40:こんな岸壁が続いている
写真44:貝の化石が多い
2011/08/14 クマ研報告会参加
2011/08/18 中部森林管理局と話し合い、裾花川治山ダムについて
2011/08/20 県生物多様性戦略談話会参加(松本合庁)
2011/08/23 水と緑の会と市で栗の木林道現場立会い参加
2011/08/25 水と緑の会と市でアマナ生息地立会い調査参加
2011/08/28 パタゴニア日本支社の霞沢現地視察を案内
先週は大雨警報などが出てかなり降ったらしく、川の水が笹濁り程度(若干色が付く)になっていました。今回は治山工事の中腹で子連れクマを発見、キイチゴが色づいているので食べに来ているかもしれません。
8月始めに行った時とはまた変わっていて、ダムサイトまでは長靴程度の装備でたどり着けるようになっていました。ただ川の水量は多くスクラムを組んで渡渉するのが普通でした。
山腹崩壊はいたるところで進行しており、沖積錐の末端は完全にえぐりとられた状況でした。できればゴルジュを抜けたかったのですが、ゴルジュ3分の1ほど進んだところで大きな崩壊地に出っくわし(写真3、5)渡渉困難となり記念写真を撮って撤退しました。
写真3 写真5
ゴルジュの中の土砂堆積の状況や泥臭さ、水の濁りから一箇所以上の土砂ダムができている可能性を感じ早めに下渓したところ、山腹道路の入り口付近で川が急に増水してきました。多分小規模の土砂ダムの決壊が起こったと見られます。
今回のような沢歩きは始めての人もおり、よい勉強と経験をし現場を見ることの大切さを感じたと言っていました。山腹崩壊の数や大きさを実際に見ることで、出口付近の土地利用の問題や砂防ダムの限界を強く感じたようです。
2011/09/03 県オンブスマン大会参加
2011/09/09 北信森林管理署長と話し合い?
2011/09/10 公共事業を止める全国交流会参加(交流会も、慶大三田校舎)
2011/09/11 信州自遊塾結成シンポ参加(松本大学)
2011/09/16 昆虫学会(信大)ホタル部門見学
2011/09/17 水と緑の会例会参加
2011/09/19 勤労者福祉センター部屋取り、渓流シンポ用
2011/09/23 島内公民館で藤沼湖決壊の話をする
2011/10/01、2 市みんなの学校ブース展示(あがたの森)
2011/10/06 自然エネルギー促進協議会(仮)参加
2011/10/16 水と緑の会例会参加
2011/10/22 信大山岳研シンポ参加
2011/10/29 環境団体合同マツタケを食べる会参加 牛伏流域の動物の話し
日本の水田で何が起きているのかトンボシンポ(信大農学部)参加
2011/11/09 水と緑の会 栗の木林道視察参加
2011/11/10 講演ベラルーシの現状(ロシアの医師)参加
2011/11/12 研河川湖沼発表会参加 信大山岳
2011/11/16 渓流シンポ資料集作り(サポートセンター)
2011/11/19 第9回渓流保護シンポジウム(勤労者福祉センター)
2011/11/20 第9回渓流保護シンポジウム現地見学 霞沢砂防地
2011/11/24 自然エネルギー推進協議会準備会参加(合庁)
2011/12/06 自然保護連盟理事会参加(豊科)
2011/12/10 よみがえれ長良川シンポ参加(渓流ネット資料集販売、チラシ配り)
2011/12/11 水と緑の会例会参加
2011/12/18 うんとこの会 ブラウン魚の産卵床見学会参加
2011/12/20 自然エネルギー推進協議会準備会参加
2011/12/21 県生物多様性戦略委員会傍聴(パブコメ意見の反映確認)
同シンポ計画立案委員会参加
2011/12/28 渓流保護ネットワーク総会
代表者:田口康夫(長野県松本市在住)
発足 :98年11月7日に発足
目的 :不必要な砂防ダム建設をやめさせる事により、渓流を守るとともに税金の使い道を正す。
活動方針
1.渓流と砂防ダムに関する調査研究を行い、渓流環境と共存する方法を模索する。
2.広く一般の人に砂防ダム問題を知ってもらうための活動を行い、マスコミとの連携を計る。
3.全国各地の渓流問題、砂防ダム問題を考えるグループと協調し、ネットワークを形成する。
4.行政に反映させるための活動を行う。
主な活動実績
1.北アルプスの渓流を中心に、砂防ダムと渓流環境の関係を調査・研究している。
2.'97年にインターネットホームページを開設し、砂防ダムを問題提起した。
3.「森と自然を考える全国集会in安曇野」で砂防ダム問題を発表した。
4.登山誌「岳人」の記者 ゲバラ石川氏、ライターの浦壮一郎氏に島々谷を取材('98年11月7日)。その取材記事が「岳人」'99年3月号に掲載された。
5.島々谷北沢六号砂防ダム建設中止の意見書を松本砂防工事事務所へ提出した。('98年1月28日)
6.渓流保護シンポジュウムを'99年5月に開催し、全国の砂防ダム問題を表面化した。
注)ターゲットを島々谷に絞った理由について
長野県松本市近郊にある島々谷は、砂防ダム開発の典型的な場所です。
ここには、第3号〜5号の砂防ダムと第6号の建設予定地があり、工事用道路と三つの工事用トンネル、砂防ダムのすぐ上流に放置された残土(工事用の道路とトンネルから出たもの)等々を、片道1時間歩くだけで見る事が出来ます。
Copyright(C) 渓流保護ネットワーク・砂防ダムを考える 1998-2012,All rights reserved
最終更新日 2012年1月7日 2011年活動