※「水と緑の会」での活動も含まれています
2010/01/13 浅川ダム関連住民監査請求人の意見陳述に参加
陳述人15名、 請求人4700名の中約130名が参加。
陳述人の発言内容は主に次のようなことだった。
1、浅川と千曲川の合流部付近の洪水史実は内水氾濫であり、淺川の水が溢れたのではない。これは千曲川の水位上昇による逆流の問題であること。
2、ダム予定地は地すべりや断層地帯など地質条件が悪く、水を溜めること自体危険が大きい。
3、県の算出した基本高水の過大な設定は、今までの観測データからの検証でも有効性が見られない。
4、地元に対する説明責任を果していない。
5、前流域の20%足らずの場所へのダム建設に効果の有効性を見出せなく、建設費用40億円を超えるお金を福祉などに回してもらいたい(生協医療協議会)。
6、ダム建設のお金を千曲川水位上昇問題に回すべきだ(地元町会)。
7、6000万円もの費用をかけた模型実験の貧弱性、水量などの数値不透明性のもとでの有効性はない。
8、穴あきダムの機能性の問題。
9、長野市民の63%(新聞世論調査)が「危険で無駄なダムと考えている」ものを進めてはいけない。
10、内水災害を防ぐため遊水地など総合的な治水を考えてもらいたい(赤沼地域民)。
11、浅川より送れてくる千曲川水位上昇で排水ポンプが止まる恐怖を考えてもらいたい。ダムはピーク流量後にマイナス作用を及ぼす。
12、栄村(長野市より60km離れている)の人などからは、生活道路や雪、がけ崩れなど多くの問題がたくさんあるのに、意味のないところに膨大な公金が使われることは、議会チェックもないも同然、止めてもらいたい。
などなど様々な陳述がされた。今回の陳述は様々な立場の人から意見が出され説得力を感じた。
2010/01/21 松本市民環境大学例会参加
2010/01/30 松本市総合計画策定市民会議 第1 行財政・防災部会 参加
2010/02/13 信大山岳研上高地談話会参加
2010/02/17 県女鳥川連絡協議会年来時橋一帯の説明会参加
2010/02/18 松本市民環境大学例会参加
2010/02/23 県議会口頭陳情手続き書類を提出、受理される
2010/02/27 松本市総合計画策定市民会議 出席
2010/03/08 長野県議会(建設委員会・危機管理部会)への口頭陳情
長野県議会への陳情書
2010/03/11 市民環境大学例会参加
2010/03/12 北山事務所勉強会で口頭陳述の報告
2010/02/20 松本市総合計画策定市民会議出席
2010/02/21 諏訪砂防現地視察と砂防問題の講演
現地説明
写真4 中央に幅50cmほどの川があります 写真5 その上流に砂防ダム(高さ12.5m幅68m)建設予定
写真14 地滑りによる木の曲がりが生じている
2010/02/22 県奈良井川改良事務所と流域協議会開催の打ち合わせ
2010/02/25 北山事務所勉強会で諏訪砂防、東京アースデイ参加、策定会議などのアピール報告
2010/04/08 市民環境大学例会出席
2010/04/13 県治山事業現場を北山議員と同行視察 第一回(明科方面)
2010/04/17〜18 アースデイ東京2010 出展
17日 砂防の講演をする
18日 砂防の講演と渓流環境の話
砂防ダムの働き
2010/04/19 信大山岳研講座出席
市民環境大学例会出席
2010/04/21 県治山事業現場を北山議員と同行視察 第二回(木曽方面)
2010/04/23 市民環境大学町づくりシンポジウム実施
2010/04/24 牛伏川、中沢魚類調査
2010/04/26 上高地治山状況調査と開山祭飲み祭り参加
2010/04/27 牛伏川中沢右沢調査
2010/05/10 「ダム見直しに関する政府・議員とNGOの対話の会」参加
2010/05/16 市民策定会議出席 北山勉強会参加
2010/05/19 吉江市議と北沢農道予定地視察
2010/05/22 上高地談話会参加(信大)
2010/06/12 市民策定会議出席(提出意見、砂防ダム問題と渓流環境)
2010/06/15 八面大王解散式会議参加
2010/06/17 笹賀公民館の依頼でホタルの環境調査
2010/06/19 自然保護連盟総会出席
2010/06/22 ホームページ作成作業(例会日)
2010/06/25,26,28 パタゴニア社の環境問題・運動に関する勉強会に参加
2010/07/03 笹賀公民館主催講座でホタルの話しをする
2010/07/10 市民策定会議出席
2010/07/24〜25 松本市市民フエスタ砂防出展
2010/08/01 市民策定会議出席
2010/08/13〜14 双六川北俣川ヒラソ谷イワナ調査
2010/08/20 浅川ダム住民訴訟長野地裁参加
長沼地区(新幹線車両基地のあるところ)の西沢さんの口頭陳述と中島嘉尚、松村文夫両弁護士の意見陳述がありました。
・西沢さん:
この地区は長年内水氾濫で洪水被害が出ていたところで、車両基地ができる前はここが遊水地の働きをしていた事。
当初の県の説明は、車両基地に溜まる水量分を浅川ダムで制御すると言う説明であった。しかしこれを撤回し、浅川ダムの働きは、中流域の堤防決壊を防ぐことであると目的を変えてきた事。長沼地域の内水氾濫は千曲川の増水によるものだと認めたことで、ダムによる内水氾濫防止の代替ではなかった事の怒りが込められていた。
・中島弁護士:
地すべり危険地帯へのダム建設の危険性を、奈良大滝ダムの事例などをいれて指摘した。
・松村弁護士:
県の提出したダム必要論の中の基本高水の決め方の問題を、「国の河川砂防技術基準」に照らし検証すると矛盾が多いことを概論として指摘した。
県側は発言なし。
今回の裁判では、原告側の陳述を多く採用させ、傍聴者(外の人間)にも分りやすい内容にすることが狙いであるようです。確かに今回は分かりやすい裁判内容であったと思う。
2010/08/22 霞沢砂防地見学会(水と緑の会と合同)
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col06511f.htm
2010/08/28 市民策定会議出席
2010/08/29 松本砂防所長の話を聞く参加(砂防友の会)
砂防資料印刷作業(夜)
2010/09/10 薄川流域協議会 県と打ち合わせ
2010/09/11〜12 岳の地質見学会参加(伊那谷自然友の会)
2010/09/15 山辺地区でアマナ勉強会(市、住民、水と緑の会の3者で行う)
2010/10/09 上高地談話会参加
今回はケショウヤナギの生態に関するものでした。ケショウヤナギの再生は、洪水などで河川の中に撹乱が起こる事がその条件であることを説明した内容だった。
少し気になったことは、梓川下流の波田方面のケショウヤナギ群落の保護のため、人工的に生育環境を整えるべきだという考え方です。人工的とは、ダムの整備で河川敷に洪水が起きないため、洪水と同じ機能を重機などで人為的に行なうというものです。本来ならダムゲートを開放し、土砂流出(土砂の粒径、運び出し等のことも検討)を起こさせることを主な対策にすべきと思うが、それが難しいためと思われます。
なおケショウヤナギは、上高地ダムの下流の河原にも繁殖している所が数箇所かあります。これらは上高地と同じような環境が自然に維持されているところです。
2010/10/20 自然保護研究所公開講座参加(温暖化とその影響)
2010/10/30 島々谷案内(青山さん等)
2010/11/04 豊科公民館講演会参加
2010/11/09 砂防資料印刷作業(サポートセンター)
2010/11/13〜14 千曲川・信濃川見学ツアー参加(千曲川・信濃川復権の会主催)
西大滝ダム、信濃川発電所、JR宮中ダムなどの見学では、これではサケが上ってこれないなと実感しました。
専門家を含め、なぜ魚道の欠陥を補うことをせず稚魚放流を続けてきたのか、あきれるばかりであった。検討委員会の学者の責任がかなり重いと感じざるを得ないのが正直な所です。
JR宮中ダムの違法取水の件では、十日町での「千曲川、信濃川を愛する市民の集い」の中で地元の人、飯山市の人がそれぞれ報告した。両者の熱い意気込みを感じる事ができた。
砂防問題のレジメは60部持って行き会場配布、宿泊地の清津狭温泉の懇親会場(20名)でも配布しました。砂防問題提起に関しては10分ほどのアピールをした。賛同者、疑問者もいて話は盛り上がったのが印象的だったが、ダム問題の中に砂防問題を入れていくのは時間がかかりそうである感じはいがめなかった。
2010/11/21 水と緑の会20周年講演会参加
川村晃生さんの話は非常に面白く、日本人の自然に対する感性の変化を歴史的(古文から現代までの文学の中での)な視点で捉え、物質と精神の調和が崩れてきている現実を、現場の変化と対応させながら分析した説明で大変面白い内容でした。
「人はなぜ環境を大切にしなくてはならないのか」という命題を、いつもの環境問題と違った切り口で捉える発想は、今後進める私たちの運動の総合力を上げるおおいなる参考になると思います。
2011/11/24
2010/11/28 県薄川流域協議会座長打ち合わせ
2010/12/04 新潟サケシンポ参加し砂防問題の資料配布する
2010/12/09 自然保護連盟理事会参加(松本開催)
2010/12/11 信大山岳研発表会参加
2010/12/26 渓流保護ネットワーク総会、懇親会
2010/12/27 知事宛「砂防・治山政策の抜本的見直しの申し入れ書」提出 7団体連名
代表者:田口康夫(長野県松本市在住)
発足 :98年11月7日に発足
目的 :不必要な砂防ダム建設をやめさせる事により、渓流を守るとともに税金の使い道を正す。
活動方針
1.渓流と砂防ダムに関する調査研究を行い、渓流環境と共存する方法を模索する。
2.広く一般の人に砂防ダム問題を知ってもらうための活動を行い、マスコミとの連携を計る。
3.全国各地の渓流問題、砂防ダム問題を考えるグループと協調し、ネットワークを形成する。
4.行政に反映させるための活動を行う。
主な活動実績
1.北アルプスの渓流を中心に、砂防ダムと渓流環境の関係を調査・研究している。
2.'97年にインターネットホームページを開設し、砂防ダムを問題提起した。
3.「森と自然を考える全国集会in安曇野」で砂防ダム問題を発表した。
4.登山誌「岳人」の記者 ゲバラ石川氏、ライターの浦壮一郎氏に島々谷を取材('98年11月7日)。その取材記事が「岳人」'99年3月号に掲載された。
5.島々谷北沢六号砂防ダム建設中止の意見書を松本砂防工事事務所へ提出した。('98年1月28日)
6.渓流保護シンポジュウムを'99年5月に開催し、全国の砂防ダム問題を表面化した。
注)ターゲットを島々谷に絞った理由について
長野県松本市近郊にある島々谷は、砂防ダム開発の典型的な場所です。
ここには、第3号〜5号の砂防ダムと第6号の建設予定地があり、工事用道路と三つの工事用トンネル、砂防ダムのすぐ上流に放置された残土(工事用の道路とトンネルから出たもの)等々を、片道1時間歩くだけで見る事が出来ます。
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最終更新日 2012年1月7日 2011年活動