[ファウル駆け引き]

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1.ファウルとられないディフェンスプレ−って?

Banner Text 始めに、、、

    ホッケーにおいては、どうしてもディフェンス時にファウルを取られやすいです。

    これは相手がもっているボールを奪おうとする以上はある程度接近しないといけないし、相手が自陣に走ってくるコースを塞ぐ以上は、そのままではどちらかが避けない以上はぶつかるのは自明の理だからです。

    更に、ゴールに向かって前方に走ってくる敵オフェンスに対して、ゴールを背にして後退しながら敵に対して正対しないといけないディフェンスでは、どうしてもディフェンスの方が動きの面で不利ですし、理屈からいっても機敏には動けないからです。

    そういった事を踏まえて、ここでは、ファウルを取られにくいディフェンスプレーというものを考えてみましょう。

Banner Text 上手なディフェンスは、ファウルとは紙一重

    まず最初に、何も相手が突っ込んできても、こちらから花道をあける必要はありません。

    まず、敵の正面に正対したところに、敵オフェンスが突っ込んできたとするならば、これはオフェンスファウルであってディフェンスには非がありません。先にコースブロックしたところに敵が突っ込んできたとするならOKです。

    ところが、このようなケースにおいても実際にはディフェンスファウルとなる場合があります。

    それは、オフェンスに対して正対ではなく、斜めにあたってしまった場合(チャージング)や、ブロックの行為においてスティックや腕で相手を止めようとした場合です。(フッキングやホールディング)

    また、ぶつかった際に脇が開いていたらエルボーイング取られる可能性も有りますし、スティックを上げていたらクロスチェックやハイスティックの恐れもあります。

    つまり、正面からオフェンスが突っ込んできたら、あくまでも正対してチェックを行うことです。万が一接触しそうになったら、脇を占めてスティックを接地させるようにしておけば比較的ファウルをとられにくいでしょう。

    でもって、相手にかわされた=つまり抜かれてしまった場合ですが、スティックまたはボールを狙ってもしもボールを奪ったのならそれは正しくナイスカットですが、そのことによって相手が転倒でもしてしまった場合には反則ですし、完全に抜かれた後に背後からスティック出して転倒させたら、場合によっては認定ゴールとなります。

    これについては、程度問題としか言い様がありません。

    自分で判断して、今出したら相手が転倒しちゃうな、と思うなら出さない。パックかスティックだけをチェックできるなら出す、自信が無いなら出さない。その度合いについては、皆と一緒にやって身に付けていくしかありませんし、プレーする相手のスキルにも因りますので、皆が危ない、というのなら素直に自粛して下さい。

    尚、蛇足ながら、パックを奪う目的でおこなったチェックで相手が転倒しても、パックをゲットできたなら国際ルール上ファウルにはなってませんが、勿論これも程度問題で、最初から転倒に結びつくようなチェックの仕方だと危険行為として反則取られますです。

     

1.それじゃ、攻めている時に敵のファウルを誘うってのは?

 

Banner Text オフェンスだって、、、

    オフェンス側としても、相手のファウルを誘う、というのもゲームの駆け引きとしては重要な場合もあります。

    方法としては、パック(ボール)をしっかりキープする事です。

    ルーズボールにしろ、パスレシーブにしろ、ボールを持ったら焦ってむやみにドリブルするのではなく、まずしっかりキープ(ホールド)する事です。理想は、その時に周囲の状況を見渡すぐらいの余裕があれば良いのですが、、

    で、そこにディフェンスが突っ込んできたり、ボールを奪おうとしてきたら、体を反転させて背中を見せてカバーします。つまり自分の体をスクリーンにしてボールを守るのです。

    そこに無理に相手がぶつかってきたらディフェンスファウルとなります。

    ちなみに、相手のチェックが体で押してくるタイプなら、そこで逆に相手に体重を預けて=これが相手を抑える働きをする、それに対して相手が押し返す力を利用して相手から離れるってテクもあります。これは、ボールをキープした状態でボールの奪い合いの練習をしていると自然に身につきます。

    但し、このテクにもマイナスな面もあって、これだと攻撃においてパスのタイミングを逸する事もあります。

    攻撃の王道は早めのパスワーク、でも、それができなかった場合=例えば敵が非常にフィジカルなプレーや接近戦を挑んでくるタイプで、なかなかパックハンドリングさせてもらえないといった場合に使う、ヒネリ技と思って下さい。

     

3.レフリー経験者からの入れ知恵?

 

 Banner Text 反則取られないコツ、、、

    チェックプレーのサジ加減について、レフリー経験者からの目安を教えます。(但しKinopの主観ですので全世界に通じるかは疑問)

    何度も書いてますが、インラインストリートホッケーはノーコンタクトルールを採用しており、その解釈として基本的に接触プレーは禁止しております。つまり相手プレーヤーの体に対しての接触を伴うチェックは、それ自体が反則になる訳です。

    但し、実際にゲームにおいては、まったく相手と接触せずにプレーする事というのは現実問題不可能ですので、ちょっとでも触れただけで反則、なんて事にするとゲーム自体が成立しません。

    なので、ある程度の接触についてはゲーム中もファウルを取らずに続行させていますが、この”ある程度”については私は次のように考えています。つまり

      1.相手に対して接触しないように気をつけてプレーしているか?

      2.パック、またはボールに対してプレーしているか?

      3.相手のプレーに対して過剰な妨害になっていないか?

      4.危険行為になっていないか?

    といったところです。

    例えばキャリアに対してのチェックの際、横サイドからチェックにいった時、

      1.突進してぶつかって相手がよろめいた=> これは反則

      2.体を寄せていって、相手を突き飛ばした=>これも反則

      3.体を寄せるようにして、ボールと相手の体の間にスティックをいれて、最後にグイッと自分の体を割って入れた=> 

      これはOK

    ここでは、寄せるように というのと、相手の体は押さない、というのがポイントです。

    ところが、上記の際に

      肘が上がって相手を押していた=>反則

      離れ際に相手をこかした=>反則(完全に離れた後、相手が転ぶ分は可)

      ブレードが肩より上がっていた=>反則

      といったところです。

    スティックチェックについては、ボールやスティックに対してチェックする限りにおいてはほとんど反則にはなりませんが、例えば、相手の足元にブレードを置いて、足ごと刈り取るようなやり方や、スティックを振り下ろすようなやり方だと駄目って事です。

    最初から相手の転倒に結びついたり、誰から見ても危険な行為は駄目。でも、プレーの流れの中で相手と自然と接触したり、ボールキープとか奪い合いの中での体の入れあいについては、双方のプレーと安全性に影響が無い限り大目に、、そんな感じです。

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