ここで 取り上げるイカは、アオリイカ(ミズイカ)を対象にしています。私の義兄は 一人で20数はい上げたそうです。近所に住んでいれば貰いに行くところですが、 イカを貰いに鹿児島から北九州まで行くのは、ちと遠過ぎました。

  さて、釣り方は日本のルアー  「餌木」(エギ)で釣るか、あるいはエサ釣りです。イカが釣れる場所には、 堤防などの足場となるところに釣り上げられたイカが吐いた「すみ」の跡があるはずですから、 それを目印にすると良いです。では仕掛の例とその釣り方を書いてみます。



エサ釣り(1)

エサ  エサは生きた ボラが一番良いと言われますが、アジ・ネンブツダイ等の生き餌でも十分釣れます。 時間がたっぷりあればエサを釣る事からはじめても良いと思いますが、エサとして ボラを売っている釣具店もあります。投げ網のできる「お友達」がいると最高なのですが・・・。 死んだ魚は全然ダメかというとそうでもないのですが、やはり生き餌にはかないません。 スーパーでアジのパックを買って「エサ釣り(2)」の仕掛でイカ釣りに行ったことがありますが、アナゴ しか上がりませんでした。(夜の海から上がってくる「細長い物体」は不気味です。)

仕掛  仕掛は 下の絵を参考にして下さい。仕掛そのものは釣具店で売っているのですが、 出来れば一度ばらして自分で作り直すことをおすすめします。 その方が強度的に安心するし、現場に行ってからの微調整がスムーズにいきます。
ウキ下は2ヒロ位から始めて良いと思います。あとは状況に応じて調整しましょう。

あたりと取込み  あたりは わりと気持ちよくウキが入りますが、すぐには合わせません。1分程待って、イカが 餌にしっかり抱きついたころを見はからってから合わせます。この時、あまり強く合わせると 触手一本だけが掛っているときなどは「身切れ」してしまう場合があります。 掛ったあとはミチ糸のテンションを緩めず(緩めると放れてしまうときがある)、かと 言ってガンガン巻かずに一定のリズムで巻いて寄せ、しっかり掛っていると 思ってもタモ網で上げましょう。最後にイカの反撃を食らってめでたしめでたしです。 間違ってもお気に入りのシャツなんか着て、イカ釣りに行かないようにしましょう。

※生き餌を泳がせておく釣りなので、場合によってはネイゴ(カンパチ)やセイゴ(スズキ)、 ウキ下を深くするとヒラメが掛ることもあります。仕掛は号数の大きめの物を使ったほうが良いと思います。
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ウキ(2〜3号)
※ケミホタルを取付けられるものか
または電子ウキ
エサは鼻掛け
掛け針の位置は
エサの大きさに合わせて調整する
    オモリ
※ウキの
浮力に合わせる
<右の絵が拡大したものです>


エサ釣り(2)

エサは、エサ釣り(1)と 同じです。

  仕掛は、 エサとなる魚の尾びれの付け根をミチ糸で縛るだけです。(投げたはずみで エサが外れた、なんて事にならないように縛ってください。)ハリもウキも 一切ありません。ただし、サオ先に鈴かケミホタルをつけます。

  あたりは、 サオ先の鈴やケミホタルが教えてくれるのですが、問題は 取込みです。リールは 使わず、ミチ糸を手に持ち少ぉーしずつ手繰り寄せます。この時、イカの抵抗を 感じたときは手を緩めて糸を送ってください。無理に引くとイカは放れてしまいます。 岸近くまで寄せることが出来たら、ヤエン(私の周囲ではロケットと呼ばれています。 細い金属棒の先に餌木についているようなハリがついておりミチ糸を滑り落ちイカを引っ掛ける 道具です。)を投入して イカを引っ掛けます。足元まで寄せたらタモ網ですくいます。

文章にすると以上のようになるのですが、この釣り方は「慣れ」が必要です。 はっきり言って最初のうちは成功率が低いと思いますが、やり取りの面白さに 魅せられて、この釣り方しかしない人もたくさんいます。


餌木釣り

  仕掛は、 ミチ糸に直接餌木をつけるだけです。(ミチ糸の先にチチワを作ってその輪に 親指と人差指をつっこみ、綾取りの要領でミチ糸をつかんでチチワの中に引っ張り込むと もう一つ輪が出来ます。その輪に餌木の先についている紐を通してミチ糸を締めると 餌木の交換が簡単に出来ます。ややこしい表現ですが、お解りになったでしょうか?)

  サオは普通の場合、磯竿か 投げ竿を使いますが、餌木が投げられるサオであれば何でも良いです。最近は  ”エギング” 人気で専用のサオ(ルアーロッドに近い)も売られています。
(船から餌木で釣る場合は、専用の短いサオが売っています。カミツブシを付ける 場合もありますが、直接餌木をつけるのは同じです。)

  釣り方は、 餌木を投げ込んだら数秒待って底近くまで沈めます。(どれくらい待つかはその海の深さによって もちろん違うのですが、他に餌木で釣っている人がいたら、投げ込んでから何秒待つか 数えてみるといいです。)適当な位置まで沈んだと思ったら、大きくサオをしゃくります。 ”余った糸”を巻き取ってまた沈めます。これの繰返しです。 ”エギング”  ではいろんなしゃくり方をするようで、そしてこれがまた効果有りみたいです。いろいろ 試してみましょう。

  あたりは、 サオをしゃくった時にサオがズンと重くなったらあたりだと思ってください。 普通の魚のような反応は無く、ゴミでも引っ掛けたかなと言うような感じですが、 時折走ったりする事もあるので気を抜かないで下さい。 糸のテンションを緩めないで、急がず一定のリズムで巻き取ってください。 取込みは、エサ釣り同様タモ網ですくいます。

餌木写真 左の写真が「餌木」です。一番上が自作の餌木の生き残り。もう ヒレ(鳥の羽根)も取れてしまっています。その下の三個は市販の餌木で、 一番下は後ろ半分が左右に動くタイプですが、あまり釣果に影響は無いように思います。

ところでこの「餌木」というものは「小魚」に見せかけようと しているのか、はたまた「えび」を真似て作られたのか、どっちなんでしょうか・・・?

「餌木」は何個か自作しましたが、その手間と根掛かりしたときの 悲しみの大きさからそれっきり作っていませんが、またいつか挑戦したいと思っています。
餌木は色と大きさでたくさんの種類があって、 その選び方は ”海と空の色“に左右されるのだそうですが、正直言って私にはよく解りません。 深く考えることなく、釣れた餌木が良い餌木 と言うことにしています。



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