ＳＬ写真展 （ ＩＮＤＥＸ )〜アメリカ ＆ 日本現役
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･シルバートン紀行･コロラド州
079. さ らば、シルバートン、永遠 なれ ・コロラド州
〈０００１：〉
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〈紀行文〉
眼のくらむような国道の断崖にクルマヲ止めて、列車の帰りを入れて町を俯瞰撮影を試みた。三脚を立てるスペースがないのでまたもやプレスカメラのワイドレンズの威力にすがった。この峠からシルバートンを発車してヅュランゴへの帰途につく列車が右下にやっと入った所で、シルバートンの街や先ほど列車が転向したデルタ線が良くながめられた。これをとって一目散にデンバーに向かうことにした。
最後に、私がシルバートンを訪ねたのは１９８２年のことであるが、その後に起こった数々の歴史をwebから拾って見ました。
このシルバートン支線が今までに運んだ貴金属は３００･百万ドルに達すると云われおり、それに続いて盛んになった観光列車の“シルバートン･トレイン”も現在、年間２０万人を越える人々を楽しませているのです。
しかし、 本来の鉱石の運搬と云う使命を閉じようとしたのは、鉱山の閉鎖、第2次世界大戦の終息、多くの自然災害などによってSilverton支線は１９４７年頃に廃線となってしまっている。しかし、観光客のための旅客運行を基本とした運行を再開するために、流失した２７マイルものた路線を再建して運行再開に漕ぎ着けた。１９６９年になるとＤ＆ＲＧＷではDurango以南の線路を廃止しシルバートンラインだけが孤立し、将来が危ぶまれる状態になった。そして、１９８０年に数量の機関車と路線は観光者区鉄道として保存されることになった。
その後に、ある実業家によって買収され、1982年5月から“Durango & Silverton Narrow Gauge Railroad”として開業したそして。
観光用のナローゲージ鉄道らいんとして積極的に活動を始めた。
しかし不運なことに、1989年の2月１０日の早朝にラウンドハウスから出火して鉄道を完全に打ちのめした。火はラウンドハウス施設ととその中にあった設備と運転可能な蒸気機関車６輌に多大な損害を与えた。それにも負けず、その年の5月からの通常の運転が何とか行うことが出来た。そして2年後に完成したラウンドハウスの復元に当たっては古い材木や煉瓦を再び利用して１９００年代初期の風情を確保している。
現在は動輪の削成もできる自前の検修設備まで備えている。塗装建屋もある。
損傷を受けた蒸気機関車たちは修理されて以前にも増して良好な仕業に戻った。現在の使用機関車は470-480 seriesで、1923〜25年の製造である。機関車の軸重の増加に呼応して路線の増強が各方面にほどこされ、特にアニマス河を渡る数多くの橋梁の補強には神経を使っているとのことであった。
また、地球温暖化対策の実施を表明したことが地元聞を賑わせていたのには驚いた。それは機関車は一往復に６から７トンの石炭を燃焼させるから、それによって発生する炭酸ガスを相殺（トレードオフ）するために、西南コロラドに毎年
２５００本以上の植林を行うことが内容であった。さすがは連邦が積極性を示さない問題も州や市のレベルでは取り組みも進んでいるようだ。
そして、現在は商業的に積極的経営を進めて居るようで、観光客のニーズにあわせた施策が採られているようだ。一例を挙げれば、客車の等級を細かく設定し、パーラーカー、個室客車、普通車、屋根だけのオープン客車なっており、機関車添乗体験、保線モーターカー添乗体験なども提供されている。発着駅での売店や案内、ホテル経営、鉄道博物館の経営がおこなわれ、列車スケジュウールもレギュラー運転３本（途中まで1本）、イベント列車、それに冬期間のＳＬ列車運行などめざましい展開振りである。
“シルバートン･トレィンに光栄あれ”
撮影：１９８１年
発表：;「れいる」誌･１９８１年秋の号（１９８１年１０月）．
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･シルバートン紀行･１〜７（コロラド州）
０９４． デュランゴ＆シルバートン･ナローゲージ鉄道の開幕
０７８． ナローゲージのキャピトル“デュランゴ”・コロラド州
０８１． コロラドの宝石箱 シルバートンへ登る処女列車
０９６． シルバートンを目指した人々の歴史・コロラド州
０７５． 処女列車のシルバートン到着風景・シルバートンの街中
０２６． デンバー＆リオグランデ ウエスタン鉄道・シルバートン駅