医王寺の鎮守堂は、天保7年(1837)11月に建立されたと伝えられています。鎮守堂は医王寺の境内の中でも北東、鬼門の方角に位置しています。
 鎮守堂の名前の通り、医王寺に降りかかるあらゆる災い事を鎮めることを目的に建立されました。

 鎮守堂建立の棟札によると、兵火、風水害、火事などの災害から寺院が守られるようにとの願いがはっきり書かれています。
 お祀りしているのは三部権現で、白山権現、八王子権現、熊野権現の3体になります。

 鎮守堂は、伊豆の安良里の石(伊豆石)を組み上げた石垣の上に建立されています。その高さは、約3.8mになり、ひときわ高い位置から、医王寺全体を見下ろし、災害が降りかからないよう絶えず目を光らせているかのようです。

Copyright 2007 iouji Temple All rights reserved

このホームページに係わる写真及び文章の著作権は医王寺に属します。

鎮守堂の狛犬 医王寺境内をにらむ 鎮守堂の狛犬 厳しい目で見張っている

鎮守堂の狛犬

鎮守堂の石垣 精密に積まれている
鎮守堂の石垣

鎮守堂の石垣

医王寺の鎮守堂 一段高いところにある
 

真言宗智山派 鎌田山医王寺 トップページへ戻る

 鎮守堂にて三部権現の手足となり、医王寺を災いから守ってくださる頼もしい存在です。手を出すとそのまま噛みつかれそうなほど、厳めしい顔つきですが、災いを遠ざけるには、これぐらい気迫が無いとつとまらないのでしょう。

鎮守堂 天保7年(1837)11月建立

 鎮守堂の石垣は、境内にある百姓積みの石垣とは違い、専門の石工である、大川徳三郎が手がけています。

 170年間、風雨にさらされてはいますが、現在も当時と変わらぬ状態です。

 石垣の四方は緩やかな曲線を描き、石の継ぎ目が分からないほどです。それほど、精密に寸分の狂いもなく積み上げられていることが分かります。

真言宗智山派 鎌田山 医王寺
本文へジャンプ
New
真言宗 智山派
鎌田山 医王寺
お知らせ
医王寺の歴史
ご本尊 薬師如来
医王寺の境内
山門 本堂 大師堂他
枯山水の庭園
小堀遠州 運敞造園
医王寺と坊中学校
日本最古木造洋式
遠州四十九薬師
第四十六番札所
医王寺の宝物
重要指定文化財
季節の草花
墓地について
仏事の豆知識
交通 アクセス
環境への取組み
サイトマップ
リンク集
お問い合せ