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ラインローラー


普段使用しているタックルは、定期的にメンテしてあげれば、長く使い続けることができます。

特に過酷な条件で使用するリールは、オイルやグリスが劣化するため、メーカーでは年に1回程度のオーバーホールを勧めています。

リールの中でもラインローラー部は、海水に触れて汚れやすいので、何度かの使用に一回はメンテナンスが必要です。スムーズに回転しないと、糸ヨレの原因となります。自分でも簡単にできるので、挑戦してみましょう。



☆ラインローラー部のメンテナンス



無負荷のときにはリールから音がしないのに、ルアーを巻いてくるときに音鳴りするのは、ラインローラー部のオイル切れか、ベアリングが悪さしていることが多いです。
こんな時は、クレ CRC5-56のようなをスプレーを吹きつけたくなりますが、これは厳禁。回転が格段によくはなりますが、元々添付されていたグリスを洗い流してしまいます。
ラインローラー部へは「リールガードグリス」を使用してください。ラインローラー回転部の隙間から、スプレーの先にノズルを付けてひと吹きするだけで、回転性能が格段に良くなります。




ダイワ純正のオイル&グリスセット




これだけでも構いませんが、時間がある時は、ラインローラー部のネジを外し、ベアリングを取り出して洗浄・グリスアップをしてあげましょう。

@最近、ラインにヨレが入るのでラインローラーをメンテナンスします。








Aドライバーでラインローラー部のネジを外します。









B赤いのはネジの緩み止めでしょうか?だいぶ汚れてました。布で古いグリスを拭きとります。







C右から、止めていたネジ、ゴム製のローラーパッキン、ベアリング、ベアリングカラー、ラインローラーです。汚れをきれいに拭き取ってください。
順番や向きが解らなくならないように注意しましょう。デジカメで写真を撮っておくと安心です。

最後にベアリングに「リールガイドグリス」を吹きつけ、元通りに復元してください。

グリスアップしても異音がしたり回転がスムーズにならないときは、ベアリングの摩耗や、錆が発生しているかも知れません。その場合は、釣具屋に取り寄せしてもらい交換しましょう。


リールには、この他にもグリスやオイルが使われている箇所があり、場所によって使用される油の種類が異なります。例えば、ドラグは専用のグリスがあり、間違えるとドラグ性能が大きく変わる可能性もあります。
ラインローラー以外は頻繁にメンテナンスする必要が無いので、年に1回の本体オーバーホールと一緒にメーカーに任せたほうが無難です。基本メニューの分解・洗浄・グリスアップなら4,000円程度になります。

大切なタックルです。現地でのトラブル防止や、長く愛用するためにも、メンテナンスはしっかり行いましょう。


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