今すぐに、てい鍼でツボが取れる。
てい鍼のない方は、どこのご家庭にでもでもあるマドラーなどの金属で先の丸い物(てい鍼の代わりに使える)を準備してください。市販のてい鍼でもスプリング式てい鍼や鍼尖がとがっているてい鍼はつかえません。これで症状のあるところを軽擦してみてください。スーと滑るところとべトつくところがあります。 べトッと吸いつくようなところがてい鍼の教えてくれるツボです。
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てい鍼で取穴したツボ |
てい鍼で取った商陽と関衝 |
てい鍼で取った腎経 |
ツボは決まった場所ではなく、疾病の反応点ですから、症状のある処には必ず出現します。てい鍼あるいは鍼や灸を使い、今までと違う、ツボの効果を確認してください。 さらにツボは マグネットにも 色にも反応することが素直に納得できます。
てい鍼で取ったツボの効果は、痛みに対して一番分かりやすいので、従来のツボと比べてみてください。納得がいったら、他の症状にも試してみてください。
多くの先生方が経験していらっしゃるように、修行 訓練で指頭感覚をみがく、といってもそれは一生の仕事でした。 てい鍼を使うことによって、自分の感性で患者さんのツボが読めるようになります。 ツボや経絡が分かると更に深いツボの醍醐味を味わうことができるようになります。
まさにツボや経絡は、凡人が非凡な治療効果をあげるために不可欠なシステムだったことに感激されるでしょう。
特殊な天才だけの技術であれば、システムという名に値しない、と思います。
システムというのであれば、凡人が使って、天才と同じ治療効果が得られるものでなければ意味がない。
そして、このてい鍼を使って経験をつむうちに、だんだん職人としての非凡な感性が育ってくることを確信するに至りました。
小さな小さな気ずき
或る時、既存のてい鍼で患部を軽擦していると、不思議な事が起こりました、あまりあたりまえすぎて、個人的、主観的で発見ともいえぬ小さな経験でした。でも、その瞬間に私は、気を実感したのです。一つの何でもない気ずきがこの問題を解決してくれたのです。
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スプリング式てい鍼 |
サスリー型てい鍼 |
強さを調整したてい鍼 |
従来、鍼灸師を悩ませてきたツボが、てい鍼を使うことによって誰にでも正確に取れることに気がついたのです。 これは画期的でした、治療経験のない一般の方、鍼灸学生 友人の鍼灸師にやってもらても、みな同じ結果が得られたのには驚きました。さらにここ数年 多くの鍼灸師、の方の協力をいただき、誰でも使える事が分かってきました。
さらに(株)三鷹電工所が開発された電気回路を利用したツボセンサーによる取穴部位、FTによる取穴部位ともピッタリ一致することも分かりました。
更に驚いたことには、FTによるツボが、治療終了時にstからsmに変化するように、てい鍼によるツボも治療終了時に今までのベトベトが無くなっていることに気がつきました。 これは使えますよ。
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黄てい鍼問答 |
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この問答は、ツボ研のホームページ開設いらい、福山の京都人さんと私の間で行われたこの掲示板上でのやりとりです。
本文で説明不足の点、分かりにくい点を実に鋭く、適切に取り上げていただき、多くの方の役にたつと思われ、読みやすい形にまとめたものです。 |
誰にでも、ハッキリ分かる事がなにより重要
気の医学である鍼灸の治療にはツボと経絡のコントロール技術が不可欠なことは認めるとしても、体系が全て天才の感性をベースに構築されていることが、一般の鍼灸師の理解を拒んできたことは否定できません。
王叔和、滑伯仁 高武 徐春甫 入江正 などは不世出の天才であり、彼らの業績が偉大であればあるほど、一般鍼灸師の理解の域を超えていることは、日本の明治以降や、現代中国の状況をみれば、多くの説明を要さぬと思います。 さらに、一歩誤ると、現在隆盛をきわめている、俗流オカルト医学、に堕す危険性を孕んでいるともいえます。
従って、鍼灸の健全な発展 普及のために必要な第一の条件は、数多くの特別の感性をもっていない一般の鍼灸師と、歴史に残る偉大な医学的業績を繋ぐ、感性を補強するツールが必要不可欠であるということです。 脈診 Oリングテスト FTが診断法として それぞれ画期的なものではありますが、理解し、活用できる鍼灸師はベテランも含めて非常に数少ないのが現状ではないでしょうか。
難解な脈診の批判として登場したFTなども、難解さにおいては、五十歩百歩だったのではないでしょうか。
てい鍼でツボが、ありえないと言わずにやってみてください。きっとあなたもてい鍼を手放せなくなると思います。
みなさんご存知のように、今市販されているてい鍼は、古典に出てくるてい鍼にしてもスプリング式てい鍼にしても取穴用にはつくられてはいませんから、ここにさらに使いやすくするための改良が必要になるのは当然と思われます。
さまざまな黄てい鍼の使い方
まず、ツボはどのような場所に現れるのでしょうか、これはまず第一に症状のあるところです、局所の正しい処置こそ治療の第一歩です。鍼灸師になりたてのころは、局所から離れた遠隔部から、治療するのがレベルが高いように思っていた時もあった。これはどうだろう。とにかく治す事が最重要。勿論経絡現象として遠隔部にツボ反応が現れることも多い。
局所の取穴を正確に行うことにより、従来不適応とされてきた、急性期の炎症などにも効果がえられることが経験できよう。 新型てい鍼黄てい鍼による取穴と従来言われてきたさまざまな取穴と 効果を自分で確認していただきたい。
取穴の練習
全ての基本として、ツボの感覚をマスターすることが第一です。
一番いいのは、痛い、痺れる、ダルイ といった違和感のある場所で、練習することです。
従って、健康な何でもない場所では、練習になりません。
症状が重症であればあるほど、黄てい鍼の先が吸い付くような感覚があります。この感覚が分かればしめたもの、新しい世界があなたの前に展開します。
今までの取穴はいったい何だったのか。
よく言われるように、自然治癒力を妨げる多数の要因を経絡の虚実に帰納して考える方法が優れた治療
である事を大前提にしても、12経の虚実を正確に把握することは、そう簡単な事ではありません。
しかし、黄てい鍼を使えば、どんなことが起きるのでしょうか。 慢性的疾患 全身的疾患に対応する場合、特に全身的に症状が拡散していて局所が特定できぬようなときは、特に病経を正しく選定する必要があります。 黄てい鍼を使うことにより、正確な診断ができます。
従来の難経流の治法に使えば、12経の虚実を正確に把握する事ができます。 これは、診断に自信の持てたなかった鍼灸師にとってはまさに福音となるものと思えます。
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てい鍼で取った肝経 |
てい鍼で取った腎経 |
慢性の症状 (全身的治療が適応する疾患) はどう処置するのでしょう。。
前述のように足の陰経をてい鍼で探って、治療すべき経に当たりをつける。その経でもっとも鍼を必要とするツボを探って、ほんの 切皮程度に鍼を打てば、これも驚くほど気の流れが良くなり症状が改善されえます。
普通の鍼が手元にない時や、鍼を刺せない時は、流注にそって経絡を何度もこすればOKです。
これだけでかなり気の流れが改善されます。
気の流れが良くなったかどうかを調べるにはどうするか。
チェック法はいろいろあるが、てい鍼で治療した経、ツボを治療後にさすってみる事によりてい鍼に伝わる感覚により
評価ができます。
原穴、絡穴、ゆ穴、募穴、五行穴、会穴、八総穴、下合穴など古典にでてくる要穴を、てい鍼でツボの反応をチェックすることにより自在な活用が可能です。
3つのツボグループ
ツボを充分に活用するためには、その前提として、3つのツボグループの性質をおさえておく必要があります。
それは、体幹部のツボのグループと要穴のグループと井穴のグループです。
体幹部のツボの性質は基本的に局所の病態に対応することです。それに対し要穴のグループの性質は手足のツボで全身の調整が可能ということです。
井穴の特徴は、他の2つのグループとは全く異なる性質を持っている事です。
その第一は、他のツボとは違い鍼ではなく、刺絡で使われることです。さらにこのグループの持っている最大の特徴は喘息の発作などのかなりの激症を頓挫させる点にあります。
さらに注目すべき点はこの3つのグループ相互の関係です。井穴は他の2つグループの性質もあわせ持っている点です。
要穴は、体幹部のツボの性質を併せ持っている点です。
てい鍼で経絡の弁別が正確にできることになり、気の変動によって起こり、これをコントロールする既存の治療法をトレースして確認し自在に使いこなせるようになる。
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三稜鍼 |
てい鍼で取った商陽と関衝 |
ランセットと替え針 |
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10) 黄てい鍼を使えば市販治療具がプロの治療具に変身 |
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黄てい鍼をめぐるやりとり(ツボ研掲示板の記録) |
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平成19年10月にこのホームページを立ち上げて以来、ツボ研の掲示板に予想外の多くの方から書き込みをいただきました。 さらに多くの方々の参考になるものが多くあると思いますのでそもままアップいたしました。 |
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市販のてい鍼と黄帝鍼はどこが違うのか
市販のてい鍼と黄帝鍼の違いがどこにあるのか、これはよく聞かれる質問ですが、黄帝鍼は第一に何よりも取穴に焦点を合わせたということです。
現在市販されているてい鍼は、それぞれ治療という目的に特化したすばらしい道具ですが、すべては刺激の道具だということです。治療という目的からいたしかたないとはいえ、診断にはいまひとつの感じがします。
市販の物を多数買い集めいろいろ使ってみましたが、取穴に適した物はみつかりませんでした。
黄帝鍼での素材はその金属の持つパワーなどはとくに必要なく、診断道具としての使い易さにこだわりました、金のてい鍼やチタンのてい鍼がでまわっていて、私も開発の段階でいろいろ試してみましたが、金は高価過ぎてトータルでのパフォーマンスが悪く、チタンは軽過ぎていまいちでした。 その使い易さ 堅牢性 手に伝わる感触 重量感 経済性 どの点からかんがえても今の段階で黄帝鍼がベストと考えております。 今後更によい物を作っていきたいと思っています。
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