94.5%の人がその日のうちにツボが取れる
                 
                            
ツボにこだわった先人の足跡をたどるといろんな事が見えてくる
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分かったようで、よく分からなかったツボをてい鍼を使うことによって、全く新しい角度からながめてみると、いろんなことに気がついてきます。
 その第一は、治療に必要な特異点としてのツボは、非常に際立った性質を持っているということです。  変形 硬結 圧痛  冷え、凝り などのラフな反応と違って、本当に必要なツボとしての生体反応は正常人の五感ではキャッチできないことです。   
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、、、、、、、、、、、、、、、、、、てい鍼で取った肩のツボ ツボにごう鍼を刺入 黄帝鍼各種
                   てい鍼で取った肩のツボ   ツボにごう鍼を刺入    黄帝鍼各種

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治療において十分な効果を得るためには、もっと精妙な身体情報としてのツボの反応の補足が必要でした。 これは臨床家であれば、どなたも気ずいていた事ではないでしょうか。 効いているか、効いていなかという事は患者さんに聞かなくても誰でも分かります。

  そのため我々の先人は、このツボを探すため七転八倒の苦しみを味わってこられたと思います。
 電気抵抗を測定する、温度を測定する、指頭感覚を訓練する、知熱感度を測定する。現代医学的解剖学的発想でツボを無視する。・・・・      どれもいま一。

 最近になって、大村先生、入江先生などのご努力により、画期的な方法も開発されました。

  これはただ単にツボの探索だけでなく、診断法として非常に優れ、従来の方法から断然際立っていることは、多くの人の認めるところでしょう。 
 

 これらの診断法で鍼灸に開眼された先生方もいらっしゃることは間違いありません。わたしも何人か知っています。
しかし、これらの優れた診断法も入江先生ご自身が認めていらっしゃったように、分かる使える鍼灸師はきわめて少ないと思われます。       

 その理由は、FTのすばらしさに気ずき、診断に取り入れている方は多数居られますが、入江先生が亡くなって以降先生に匹敵するような新たな発展、業績が見られぬことが何よりの証拠と思われます。 さらに最近ではFTを行う器械(リンクページ参照)まで登場し、売れている状況を見ると、とてもとても、先生が思われたような誰にでも分かる診断法とは言えないことは明白だと思われます。


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そうだ、先の丸い金属の棒で探ってみたらどうだろう

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  そして、それは突然やってきた。  ひらめいた。「指先ではなく、てい鍼で探ってみたらどうだろう」

 てい鍼とは、刺さない鍼のことで、通常は乳幼児や極く過敏な体質の患者さんの治療に使う。先が丸くなっているものが多く、その形状はいろいろあります。

 手元にあったてい鍼でなにげなくツボを探ってみた。     てい鍼はある場所で吸い付くように止まった。

 ツボセンサー(三鷹電工所製)(Fig 1)で探ってみると、同じ位置でツボが検出された。

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、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 三鷹電工製ツボセンサー 市販のツボセンサー
   Fig 1   市販のツボセンサー
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てい鍼でツボを探ることができたのである。   「やったぞ!ついに見つけた!」

大げさなようだが小躍りしたい気持ちだった。

こんな、どこにでも転がっているようなてい鍼でツボが探れるとは!

  まさにコロンブスの卵的発想だった。

   

特別な感性を必要とせず、誰にでもできることが重要なこと。


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 さっそく治療院のアシスタントにやらせてみた。

またかというような顔をしながらアシスタントがてい鍼を動かしていく。おや、という顔つきがみるみる驚きに変わる。

「あ、これなら分かります!」

 今までいろいろなツボの検出方法につきあわされ、その度「分からない」と顔を曇らせていた彼らの表情がパッと晴れた瞬間だった。

 てい鍼さえ使えば、アシスタント全員が、同じ患者さんの同じツボを、同じ位置で取ることができる。

門外漢には当たり前に聞こえるかもしれないが、鍼灸師にとって、これはかなり画期的なことだと思った

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             、、、、、、、 鍼灸の治療風景
     治療風景
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自信をもった私は、ツボ研のセミナーに参加されている鍼灸師の方々にも同じことをやっていただいた。

「脈診を勉強している人はいますか?」

 いろいろな流派の勉強会が各地で催されているため、熱心な鍼灸師はそれらの勉強会で技術を学んでいる。

バラバラと何人かの手が挙がる。「じゃあ、このモデルさんの脈を診て証を立ててください」

  「ええ??」

 指名された方は、しぶしぶ出てきて患者役の方の脈を診て「脾虚」などと言う。試しに他の方にやらせると「腎虚」などと意見が分かれたりする。どちらの方も自信がなさそうだ。

  「脾虚」と「腎虚」では使うツボも違うし、患者さんの体質の見立ても違ったものとなる。

「では経を探ってみましょう。そのときにこれを使うんですよ」と、私はポケットからてい鍼を取り出してみせる。

  ともあれ、膝下からくるぶしまでの間の、経路がはっきりしているところをてい鍼でなでてみる。

すると明らかに引っかかって滑らせにくい経と、スイスイと滑っていく経とがある。

 脛の骨の上のところが引っかかるようなら肝経、真ん中なら脾経、裏側に近い方なら腎経を治療すべきである。

 私の講釈を聞いて、受講生達は「ホントかよ」と小声でささやきあいながら各ベッドに散っていく。

二人一組になって一人が患者役になり、治療ベッドに足を投げ出す。

 治療をする側の人は、たいして期待もせずにてい鍼をパートナーの足にすべらせる。

なにしろ簡単なてい鍼で、数年間苦労した“証立て”ができる筈はないだろう、といった様子だ。

 しばらくするとその受講生達の顔つきが変わり、思わず驚きの声を上げる。

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、、、、、、、、、 工夫をした手作りてい鍼 手作りてい鍼 使えるマドラー
 先生方の工夫をこらした オリジナルてい鍼 ツボ取に使えるマドラー

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 「あー、ここすごい引っかかる!」「確かにこっちとは違うね!」

 数年間、書籍でしか知らなかった経絡というものを、自分の手で確信できたのだから、この驚きは彼らにとっていわば“発見”に値するのだ。

   反応に気をよくした私は重ねて言う。

  「足の左右、どちらにも鍼を打つ必要はなくて、むしろ治療すべき側だけに鍼を打つほうがバランスをとるには効果的なんです。左右の経を探ってみて、ひっかかりが強い足を選んでみましょう」

 受講生達は、パートナーの人が治療ベッドに放りだした足を左右交互にてい鍼で撫でながら神妙な顔をしている。

「どっちかといえばこっちだね」「○○君ははっきり分かるよ、左だよ」「どれどれ?あ、本当だ」とまたもや大騒ぎになる。

   ひとしきり騒ぎが収まったところで、私はさらにこう言う。

 「じゃあ今度は、その経の中でもどのツボを使ったらいいか調べてみましょう。その経の中で一番ベタっとしたところを見つけるんだよ」

  ふんふん、と、みんな熱心にマドラーを動かし続ける。

「あ、ここてい鍼が止まる」「どれどれ?ホントだ!」どの人が探っても、同じポイントでてい鍼が止まることに彼らは感動している。彼らの興奮はよく分かる。それは、私がてい鍼でツボを見つけられることを発見した日の感動そのものだからだ。

 「こんなふうにてい鍼でツボを探れば、必ず治療すべきポイントが見つかります。だから、今まで『どうやって治療しようか』と悩んでいた人は、これからはてい鍼を使って治療すればいいんだよ」

とてい鍼をかざしながら言うと、彼らの目が輝き始める。今後の治療に、一筋の光を見いだした、とでも言いたげだ。

 後日、ある受講生さんがわざわざ私に報告しにきてくれた。

 「先生、てい鍼でツボを探る方法を教えてくださってありがとうございました。

 私は趣味でママさんバレーをやっているのですが、突き指や捻挫などのケガをした選手が出たとき、あるいは風邪を引いたという選手から『鍼灸を勉強しているんだから鍼で治してよ』と言われるのですが、どうしたらよいか分からず、いつも下を向いて『ごめんね』と謝るしかありませんでした。かえって悪くしたらどうしようと思うと心配で、うかつに手が出せなかったのです。

でも、先生にてい鍼を教わってから鍼が打てるようになりました。自分でもびっくりするほど効果が出て、仲間達に喜ばれています」とのことだった。

  まさに、万人に使える治療システムが完成したのを確信できて嬉しかった。

hh
 取穴に困ったとき

 鍼灸治療の効果を追求していくと、まじめにやればやるほど、どうしても壁にぶつかる。このかべを突き破るために是非黄帝鍼をお役立てください。
 黄帝鍼はきっとお役にたちます。


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東京都渋谷区宇田川町 2−1 渋谷ホームズ 810
03−3780−1237

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