アオリイカ最前線
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シャクリ


エギングテクニックの中でも、最も使う場面が多く、基本アクションである「シャクリ」ここでは、その「シャクリ」について詳しく解説していきます。

シャクリかたですが、まずはシャクる前に、ラインの余分な糸ふけをとります。取りすぎても良くなく、着低したエギとロッドの間のラインが緩やかに弧をえがく程度です。
糸ふけを全部取った状態だと、最初からロッドにエギの重みがかかった状態になるので、勢いよくシャクレません。

そして、ロッドを9時の位置に構えてから11時の位置までロッドを振り上げます。素早く、かつ、力強く振り上げることが重要で、エギに初速がついて大きく跳ね上げます。力強くシャクるとなると、アオリイカが釣れていた時に、身切れが心配になるかもしれません。しかしエギングロッドは、柔軟なロッドアクションで衝撃を吸収して、余程の小型でない限り、身切れを防いでくれます。

ロッドを振り上げてシャクったあとは、頭上まで振り上げたままにせずに、ロッドを下げるのが基本です。ロッドを上げたままだとラインが張られたままの状態になり、エギの動きが阻害されるのと、手前に大きく動いてしまうため、効果的ではありません。
しかし、変化をつけるために、意図的に大きく後方までシャクリあげることもあります。

シャクリを2回連続で行う事を、「2段シャクリ」と呼びます。
1回目のシャクリをやや小さめにし、2回目のシャクリは1回目と間隔をあけずに素早くおこなうと効果的です。(1回目のシャクリはエギの頭を上にむけるようなイメージ)

シャクリの幅や大きさでも、エギの動きが変わってきますので、いろいろ試していくのもよいでしょう。

シャクリからフォールに移ったあとは、不用意にロッドを動かしてはいけません。エギに不自然な動きを与えてしまうことで、エギに興味をもったアオリイカが警戒して逃げてしまいます。

まずは、シャクリを徹底的に練習してください。シャクリを極めれば、おのずと釣果がついてきます。








☆エギはルアーである


エギングはルアーフィッシングであり、エギは小魚や海老を模したルアーです。

ロッドをシャクるとエギは大きく跳ね上がり、ゆっくり沈んでいきます。それは、まるで海老が逃げている姿にそっくりです。着低した後に、先端のアイとシンカーを支点にしてユラユラ揺れている姿も海老そのもの。

次は連続でシャクって見ましょう。水中を素早くジグザグに動く姿は、弱った魚の動きにも似ています。

そう、アオリイカはエギを餌だと勘違いして抱きつくのです。エギを生き物のように操っているかどうかが重要なのです。


☆イメージすることが大事


キャストした先のエギは、見ることができません。しかし経験を積んでいくと、どんな動きをしているのかイメージすることができるようになります。

エギングはイメージすることが大事で、何も考えずに、ただシャクっているだけでは上達しません。

常にエギの動きをイメージし、釣れた時には、今、どんなアクションの組立をしていて、なにが良くて釣れたのか?を考えます。それが、いずれ自分の必釣パターンになり、引き出しになるのです。
エギの動きと、エギの誘いで寄ってくるアオリイカをイメージしながら、ここで釣れる、これならどうだ!と次のアクションを組み立てていくのです。

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