自動車塗装の自分史とSL蒸気機関車写真展〜田辺幸男のhp
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・「東部のナローゲージ王国、イースト・ブロードトップ炭坑鉄道」・ペンシルバニア州

043.  ナローゲージ 名物“Stub Switch”のある風景・ ペンシルバニア州


〈0001:〉
ナローゲージ鉄道でも今では希にしかお目に掛かれなくなった

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〈紀行文〉
 この前のページの83.で掲げたナロー・ミカド ♯15のポートレートを撮るために、鉄道工場の裏手にある砂処理塔のある線路で待ち伏せしていた時に発見したのが、ここに掲げた写真に写っているナローゲージ特有の“Stub Switch”(スタブ スウィッチ)であった。確か、この場所は売店で売っていた「EBT物語」の中にある写真から探し回って見つけた場所であった。午後の柔らかい陽射しが良く当たり、背景となっている工場の下見板は木目が風雨に犯されて差年輪が骨のように野うきだしているのが、ピントをふかくしたポートレート写真の背景にお似合いであったからである。
ホートレートを撮った後、このかけがえのない骨董品を主役にして写真を撮ったが、矢張りこの場所は白黒にふさわしいように思えた。
この「てこ」のような長い柄の先に付けてある矢羽根?、あるいは、ハート形の色はピンク色であったことを説明して置かなければなるまい。
このシリーズの「1 4.D51・矢羽根標識ノある中在家信号場 」の写真には、出発して行く汽車を見送っているポイントの矢羽根型の標識がうつっているのだが、このナローゲージの「スタブ すうぃっち」の印も羽のようなきがしてならなかった。
そこで、他の場所にもないかと、あちこち探し回ったが他には見つけることは出来なかった。その後に、コロラド高原にD&RGW(デンバー・アンド・リオ グランデ・ウエスタン)の残像として残っている「シルバートン・トレィン」を訪ねてD&っSNG(デュランゴ・アンド・シルバートン観光ナローゲージ)を訪ねた時も、この類の分岐は既に消えていたのであった。 誰も居なかったので、ちょっと動作させてもらった所、とっ長い「テコ」を利用しているので容易に作動させることができて、メンテナンスの楽なことはこの上もないようで、軽便そのものであった。

撮影:1979
発表:「レイル」誌・1983年9号

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・「東部のナローゲージ王国、イースト・ブロードトップ炭坑鉄道」シリーズのリンク
042. 煉瓦造りの扇形機関庫からの鉄道工場を望む・ペンシルバニあ州
083. EBTナローゲージ♯15のポートレート・ペンシルバニア州
044. ナローミカドの牽くチューリスト列車・ペンシルバニア州
082. 盛夏のEBTナローゲージ・トレィン・ペンシルバニア州