囲碁のトレーニングの方法について、強化項目毎にどんな手段があるのかをまとめてみました。
強化項目 | 利用手段 | ||||||||
単行本 | 新聞棋譜 | HP講座 | 市販ソフト | 対人対局 | |||||
レッスン | 対局 | 碁会所 | Net対局 | ||||||
実戦感覚 | 全般 | 次の一手 | ○ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ |
全般 | 棋譜鑑賞 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
筋力 =読みの力 |
死活 | 読みを 補足する 情報 =形の知識 |
○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | |
手筋 | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | |||
ヨセ | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | |||
知識 | 定石 | ○ | ○ | ○ | △ | ○ | ○ | ||
ヨセ | 出入計算 | ○ | △ | ||||||
絶対計算 | ◎ | △ | |||||||
実戦検討による総合力 | △ | ○ |
対局による意義には
1.楽しみ 2.棋力向上促進 3.棋力の認識 4.棋譜検討による棋理の理解促進
があります。
1.楽しみ
「楽しみ」ということはプロ棋士では当てはまらない人もいるでしょうが、我々アマには全て当てはまると思います。当てはまらない人は対局しないでしょうから。
2.棋力向上促進(棋理と読みの力)
対局をすると上達すると一般的に言われます。自分の経験では、
a.局後の検討で対局相手などの意見を聞いて学ぶ棋理(或は碁理)
b.対局自体により付く「読みの力」
があります。
「読みの力」については、詰碁などを解く場合も、訓練になりますが、実戦での読みにおける集中力というものは相当のもので、多分、同じ時間で比較すれば、詰碁を解いている時間の2倍は力がつくのではないかと思います。
但し、対局の心構えによって、このことを否定する人はいるだろうと思います。対局に指運(ゆびうん)を期待する対局態度の人や、感じた通りに打つのが良いと考えている人には、当てはまりません。
必死になって色々な変化を読んで結論を出そうとする対局態度が読みの力を付けると思います。
3.棋力の認識
対局による結果は相手の棋力が分かっている場合、自己の棋力を推定する根拠になります。そういう対局の数が多ければ多いほど推定される棋力は正確になる筈です。そして、対局の手合いを実力差にあった手合いにするよう常時調整することによって精度が上がります。
4.棋譜検討による棋理の理解促進
局後の検討(感想戦とも言います)では、時間の問題や、対局相手、観戦者の志向によって、検討が不十分になる可能性もありますが、棋譜検討は時間的な制限も少なく、検討者を選択適切な人にすることによって、十分な検討結果を得られるものです。
smile_aceの棋譜検討を希望する場合は、ちょっと辛口ですが、いつでもどうぞ。
実戦棋譜検討は非常に上達効果のある方法だと思います。特に、ネット碁は基本的にパソコンに棋譜が残りますので、この手段が容易に利用可能です。
smile_aceに棋譜のあるURLを連絡くださるか、sgfファィルを添付して、棋譜検討を依頼してくだされば、喜んで、検討致します。
依頼方法は メールでお願いします。費用は無料です。
棋譜のあるURLの例示 棋譜検索をして、棋譜表示をさせた時のURL貼り付けたものです。
http://igo-kids.ddo.jp/club/record/04-09/06/-736134813.html
検討結果は着手へのコメント、及び変化図を
ポケットゴバンで再現可能のsgfファィルでご返事します。
依頼方法がメールの場合は返事のメールに検討ファィルを添付します。
依頼方法がメッセージボードの場合はメッセージボードから検討ファィルをダウンロード可能にします。sgfファィル見本
検討依頼される場合のsmile_aceからの要望事項
(絶対条件ではありません)
1.検討する棋譜については、(説明がしやすいので)棋力に応じた碁盤サイズの対局のものが良いと思います。
大まかには
10級以下 9路対局
5級以下 13路対局
4級以上 19路対局
2.依頼者のプロフィールを許される範囲で教えてください。
プロフィールが分かった方が当然検討に力が入ります。
・棋力 (これだけは「分からない」も含め必須としたい。範囲表示でも結構です。 例.10級〜12級程度)
・職業、学年、又は年齢
・住居地(都道府県、市町村等)
3.検討結果は多分説明不十分の点があって分かりにくい点がある筈です。
今までの経験では、検討結果に対する質問は少なかったのですが、疑問があれば、質問して下さることを歓迎します。
そうしてもらうと、smile_aceも検討した甲斐があるというものです。