古典棋譜 鑑賞対象棋士

鑑賞開始2005年12月

生年没年棋 士棋 士 の 特 徴  作成状況
16451702 本因坊道策 江戸時代前期における碁聖と呼ばれ、棋力13段といわれている。手割論の創始者としても有名。第4世本因坊。2007年4月
49局完了
17871847 本因坊丈和 江戸後期、スケールが大きく、深い読みに裏付けられた戦いは剛腕丈和の碁として有名。第11世本因坊。2006年5月
32局完了
17981859 幻庵因碩 第11世井上因碩、退隠して幻庵と号した。囲碁4傑に列せられ、丈和をして「因碩の技、名人の所作なり。ただ、惜しむらくは、その時を得ざるなり。」と言わせた。2008年4月
27局鑑賞開始
18201873 本因坊秀和 天性の聡明さに裏付けられた、しのぎ、あまし、堅実さという基本的特性に加え、多彩で、自在に変化する柔らかさが秀和の特徴。第14世本因坊。2008年3月
45局鑑賞完了
18291862 本因坊秀策 江戸末期に、道策と並んで碁聖と呼ばれ、秀策流布石を考案した。本因坊跡目のまま若くして亡くなった。2007年5月
65局完了
18741940 本因坊秀哉 川端康成の小説「名人」を読む都合で、秀哉名人の引退碁だけを取りあえず鑑賞しました。























江戸時代の段位制度と手合割について


江戸時代の段位は次の通り
九段名人
八段準名人
七段上手段位制度の基準となる段
六段 以下、五段、四段、三段、二段と続く
初段手合割により、上手に三子の手合となり、現代では強い県代表クラスの実力

手合割については
同格互先交互に黒番白番を繰り返す
1段差先相先下手からみて黒番・黒番・白番と打つ。先先先と表現することもある
2段差先(定先)下手がずっと先番
3段差先二先番と二子番を交互に打つ
4段差二子下手がずっと二子
以下、二三子、三子と続く
初手合ならお互いの段位で手合割りを決めて、対局を重ねてゆきます。途中でどちらかが昇段しても、二人の間の手合割りは変更されません。トータルの成績で4番勝ち越すと相手を打ち込んで、手合割りが変更されます。古くは6番勝ち越しで手合変わりというルールもあったようですが、幕末では4番打ち込みです。