It lives in a vulgar town.

 

Vol01.Highllams
Vol02.Billy Joel
Vol03.榎木孝明
Vol04.谷口宗一
Vol05.古内東子

Vol06.coffee

Vol3. 榎木孝明

 今回は人物モノです。すばらしいものは何であろうと紹介したくなるのが人情ってもの。というわけでお送りいたします。ほろ苦い私の初恋ストーリー。

1.what's エノキ?

 そもそも皆さんは榎木孝明なる人物をご存知ですか?主婦の皆さんの間では相当な人気を誇る役者さんだと人づてに聞いたことがありますが、いかがなものでしょうか?最近では主婦にストーカー行為をされるなどのスターならではの話題もばっちりですが、基本的に舞台役者さんなのでテレビではなかなかお目にかかれないのです。また、テレビでは2時間ドラマ物がメインで、その番組にめぐり合うことも、さらにその番組で榎木氏について知りたいと思う気持ちも起きないのが現状なのではないでしょうか。
 そんな出会うこと自体が難しい役者さんと、今まで一度も芸能人にハマったことのない私はあるきっかけでめぐり合ってしまったのです、一方的に。

2.出会いは高校受験

 時は私の高校受験まで遡ります。高校入試の二週間前くらいからでしょうか、割と疲れていたのでしょうか、私は「受験が終わったらテレビ見まくってやるぜ!!」と、かたっぱしからビデオでちょっとでも気になる番組を予約しまくっていたのです。そうです、その中に彼の有名なフジテレビ系旅ドキュメンタリーシリーズの第1回目「ソ連領シルクロード」が入っていたのです。
 その番組は、ソ連領のシルクロードといわれる土地を俳優榎木孝明と名前は忘れましたが鷹匠の男性と旅をする(別々ですが)というものでした。よくある芸能人旅モノで見るあのいやらしさをまったく感じさせない姿勢と、日本人ではちょっとつらくなりそうな食べ物や、自然等、テレビで多少の演出があるとは思いますが自然に接し、更にクレバーな雰囲気もかもし出し水彩画なんかも描いてしまったりして、私は吸い込まれるように彼にハマっていったのです。また、タイマー予約で録画したため最後の30分が湾岸戦争のニュース速報のため中断されてしまったのが非常に腹が立った記憶があります(旅の最終目的地、太陽の都ヒワが見られなかったんだって)。戦争より恋だったのです。まさにフォーリンラブです。
 余談ですが、以降1年に一度(今はやっていないようです)彼の旅モノが放映されたということは、私と同じく彼にハマった人がたくさんいたということでしょう。

3.少しでも知りたいのです

 それから私の榎木孝明生活が始まりました。受験が終わり学校もほとんど行かなくてよい状態になり、更に榎木氏も当時映画「天河伝説殺人事件」のプロモーションでテレビに出る機会が多かったこともあり、出るテレビ、ラジオも全てチェックし、一日中録画したビデオ(もちろん標準録画)をひたすら見つづけていました。また、雑誌の切抜きからスクラップブックを作ってみたり、以前出演した映画をレンタルビデオでみたりしていました。幸せでした。
 というわけで、すばらしいものを紹介する主旨がただの私の昔話になってしまっているため、少し記憶が曖昧かもしれませんが、そこで得た知識で榎木紹介を少しします。

 ・鹿児島県出身
 ・武蔵野美術大学卒業?山藤しょうじと交友とがあるらしい
 ・劇団四季に所属していた
 ・デビューはNHK朝の連続テレビ小説「ロマンス」
 ・水彩画が得意で個展や画集等のアート活動もさかん
 ・ベジタリアン
 ・乗馬が得意
 ・ブリーフ派
 ・プライベートでも一年に一回1ヶ月の休みを取って一人旅に行く(アジアがメイン)
 ・40前?に地味な舞台女優と結婚

4.ライトストーカー

 彼をテレビで見ているだけでは満足できなくなった私の次にとった行動は滑稽であり、かつコケティッシュとも言えるものです。
 それは、「榎木氏が私の家の前を通ることはまず無いが、100%無いとはいえず、それなら私が自宅の前で待機していないと素通りされたら一生後悔する」ということが原動力となり、ひたすら家の前の道路を眺めていたというものでした。
 これはある意味ストーキング行為に近いものがありますね。犯罪心理学的に言うと特A級扱いをされるといわれます。いえ、言われません。というよりも、今でこそ笑い話ですが、年齢的に遅い恋愛の目覚めは間違いを起こしやすいものなのかもしれませんね。

5.熱病だったのですか 

 と、受動態のストーキング行為を行うほど燃えた私ですが、わずか1ヶ月でウソのようにひいていってしまったのです。それは「天河伝説殺人事件」、「天と地と」を見てしまったからなのかもしれません。ただ、彼の出演している番組を前もって知っていたならば、今でも私は必ずその番組をチェックするでしょう。やっぱり素敵なのです。フォーエバーなのです。

 

ファンシー度:★☆☆☆☆
舞台度:★★★★☆
マダムキラー度:★★★★★
ネイチャー度:★★★★★
橋田寿賀子度:★★☆☆☆

クレバー度:★★★★☆
テレ東度:★★★☆☆
アーティスト度:★★★☆☆
女性観度:★☆☆☆☆
パキスタン度:★★★★☆

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