It lives in a vulgar town.

 

Vol01.Highllams
Vol02.Billy Joel
Vol03.榎木孝明
Vol04.谷口宗一
Vol05.古内東子
Vol06.coffee

Vol1. High llamas

 第一回目はあのハイラマズです。そう、小山田K5やFPMもきたろうも大好きなあのハイラマズです。ひょっとしたら加藤紀子や渡辺真理奈もいっちょまえに大好きかも知れません。一応言っておきましょう、このホームページにくる人ならおそらく知っていることでしょう。

1.イージーリスニングに聞こえますか?

 ハイラマズの音楽は敷居が高いというよりも、間口が狭いと言ったらよいのでしょうか、音楽にノリを求める人や、現実的なメッセージを求める人には退屈なだけの喫茶店のイージーリスニングに聞こえてしまうと思うのです。しかし、音楽を音として扱う人間特有のどこか一人で完結してしまっているような、彼岸の地のレコードプレーヤーから淡々と流れているような印象をうけるのです。

2.メランコリック低気圧

 ハイラマズを聴いていると、昔の思い出感覚に浸ってしまうのです。幼い頃雨が降っているだけ憂鬱になって学校をサボったりして、今日一日何をしてすごそうか考えながらちょっとうきうきもしたりして。でも外は雨、子どもだから行動範囲も狭い、結局テレビを見たり本を読んだりして一日を過ごすことになるのです。そこで昔読んだあの面白かった本を読み返してみよう!!ということになるのですが、読み進めていくうちにこのむなしさはなんだろうという気分でいっぱいになるのです。そう、皆さんも経験があると思います、そんな感じのイメージが強烈に広がっていくのです。

3.嘘だとしても

 しかし考えてみてください。幼い頃そう簡単に学校をサボることができましたか?母親の連絡無しにサボることは容易ではないですよね。実際サボってもばれるのがおちですし、子どもの頃ってサボることにとても強い罪悪感があったと思います。果たしてこの思い出はなんだったんだろうか?確実にいえることは、雨が降るとメランコリックな気分になるのは昔も今も同じだということです。そう、そんなこと言わなくてもわかっています。

4.美化してもいいのです

 前述の例はひとつの例えですが、みなさんにも昔の楽しかった思い出や、未体験のものへの憧れの情景があると思います。ハイラマズの音楽はその思い出や憧れの情景の一部分を切り取ったようなイメージがあるのです。それは楽しいこと、メランコリックなこと、その他様々な情景が垣間見られます。でも、私たちはこの情景が美化されたものだということがわかっているのと同じように、ハイラマズの音楽もすでにわかっているのです。そう、こんなこと書かなくてもわかっています。

5.わかっていなくてもいいのです

 と、わかったようなことを書いてきましたが、こんなことを日本のそこら辺のわけわかんない奴がで書いていることを当のハイラマズはわかっていないと思います。

 

ファンシー度:★★★☆☆
職人度:★★★★☆
バカンス度:★★☆☆☆
絶滅度:★★★★★
J‐WAVE度:★☆☆☆☆

彼岸度:★★★★☆
ラマーズ法度:★★☆☆☆
チェケラ〜度:☆☆☆☆☆
社会不適合度:★★★★☆
アメリカ度:★★★☆☆

Copyright (C) 2000-2002 FancyOnline