スカルノハッタ空港(ジャカルタ)の通関が混雑する訳
ジャカルタに着いて、いつも最初に遭遇するのは、入国審査の長い列。30分近く待ち、ゲートが増やされるまでは
牛歩状態。飛行機の時間は決まっているのだから最初から増員できそうな物だが、これにもどうもこの国の経済
論理が生きているらしい。旅なれた常連らしい人達が列から出て、自ら脇にある取り調べ室に入っていくのを良く
見掛けるが、これはその部屋でさっさと”取り調べ”をしてもらい入国審査を済ましているようだ。
ここで言う”取り調べ”の意味は判りますね。でも、私は”常連”がいなくなりゲートが増えるのをいつも気長に待って
いました。この位でめげてはこの国では神経もたないもんね。f(^^;)
入りきらなくなった。しかも、所々ホッチキスで留めてあった。これに懲りて、以後両替は5千円ずつにした。
でも、普段札束に縁がないだけに、ちょっとだけお金持ちになった気がしたのだ。f(^^;)
荷物のチョーク線
スカルノハッタ空港到着時、スーツケース等の預け荷物にチョークでマークが付けられていた場合、税関は
赤いカウンタ−”申告あり”に連れて行かれる様だ。X線等で事前にチェックしているらしい。幸い、金目の
物は持ち込んでない為、私の荷物にマークを付けられたことはないが、なかにはトイレに行く振り等をして
チョークを消すツワモノもいるらしい。決して、真似しないように!捕まっても知らんよ!
ポーター?
無事税関を抜け、出口を出ると次に待ち受けているのは、スーツケースに手を伸ばしてくる掃除夫のあんちゃんや
ポロシャツ、Tシャツ。。。。ありとあらゆるかっこをしたおやじ、タクシーの客引き等々。うっかり荷物を渡そう物なら
出口の先までちょっと運んだだけで、ニカッと笑いマニィ、マニィとチップを要求してくる。 (((((*^o^*)¥¥¥すりすりわらい
予防策としては、出口ではスーツケースをしっかり持ち、さも出迎えがいるかのようにさっさと通過し、彼らにつけ入る
隙を与えないのが一番である。
運ちゃんは最初はきょとんとしていたが、急ににこにこして大喜びを始めてしまった。その姿に返せとも言えず。
(ToT)ダー!!
速度無制限のタクシー
ホテルから空港までタクシーを使用した。前日にタクシーの予約をしていたが、朝、フロントへ頼むと、どうも来て
いないらしい。フロントが奥に入り、ごにょごにょどこかと話をし、戻って来て”OKだ、すぐに来るよ”と言う。
それから待つこと30分。やってきたのは悪名高き**TAXIのぼろぼろの車。しかし、飛行機の時間が迫っており、
意を決して乗り込んだ。意外に運転手は気さくで、こちらの事情も知っている様で、便名を確認した後”ビサビサ”
(大丈夫だよ)と言い、高速道路を跳ばし始めた。急いでくれるのはいいが、そのスピード半端ではない。元々ぼろ
ぼろでもあり、エンジンの騒音でまったく話もできず、マッサージ器並みの振動でいつ分解してもおかしくない状態で、
右へ左へと次々と車を躱して行く。いったい時速何キロ出しているのか見ようと後ろから運転席を覗き込むと、なんと
メーターの左の端に針がへばり付いていた。そうです、メーターそのものが壊れていたのです。多分、彼は空港に早く
着けばチップをたくさん貰えると思い、アクセルと踏めるだけ踏んでひたすら最大速度で走り続けていたのでしょう。
確かに目は覚めたし、空港に早く着き朝食を取る時間も取れたけど、やっぱりタクシーは安全運転が一番ですね!
ジャカルタの空港でお客さんと合流しスラバヤへ向う為、早めに空港に行き、ガルーダ航空のカウンターでチェック
インをしておいた。その際、しきりに前の便に変更しないかと勧められたが、日本から来るお客さんを出迎えなければ
ならない為、断っておいた。その後、お客さんと合流し、スラバヤまで到着したまではよかったが、ここで問題発生!
私の荷物だけいつまで経っても出てこず、コンベアまでも止まってしまったのです。スーツケースの中には、仕事の
書類や道具が入っており、これがなくなると仕事になりません。 しかし、いつまでも途方に暮れている訳にも行かず、
ロストバッケージのクレームを言いにカウンターに向って歩き出しました。すると、カウンターの近くに立っていた制服
姿のあんちゃんが寄ってきて、彼の方から”荷物がないのか”と言って来るではありませんか。”そうだ”と言うと、彼は
ついて来いと手招きし、カウンターの脇を指差して”あれか?”と言うのです。まさしくそれは、私のちょっとぼろっちい
スーツケースでした。ほっとすると同時に、無意識に彼の顔を見ていたのですが、それに気づいた彼は、少し言い訳
がましい口調で、”あなたの乗った一つ前の便で運ばれてきて、引き受け手がないままに残っていた。”と言うのです。
どうも前の便がガラガラだったので、早くチェックインした私の荷物も運んでしまった様なのです。おかげで夜遅くなり
ホテルのレストランも閉まってしまい、止むを得ずルームサービスのサンドウィッチで過ごすはめに。
ロストバッゲージ?(成田空港編)
普段は安いガルーダ航空を利用するのですが。この時はハイシーズンで予約が取れず、JALの726便で帰国。
この時は、ジャンボ1機分の荷物がぜーんぶなくなるまで待っても、私の”ちょっとぼろっちい”スーツケースは出て
きませんでした。”またかよ”と思い振り向くとJALの案内嬢と目が合った。またもや、向こうの方から”お荷物が出て
来ないのですか”と言って来るではありませんか。例によってJAL嬢も”こちらにいらして下さい”と手でうながします。
”スラバヤではこの手の先にあったんだけどな〜”と思いましたが、今回はそうも行かないようです。彼女について
受け取り場を横切って行こうとすると、ちょうどJALのクルー達が出て来るところで、クルー専用に区分けされた所.
から荷物を受けとっていました。すると一人のクルーが荷物を持っていったとき、その影から私のスーツケースが
現れたのです。JAL嬢に”ちょっと待ってください”と言い、スーツケースを引っ張り出して”これです!”と言うと、
JAL嬢はきょとんとした顔をした後に、困惑した表情で”お客様、これはクルー用の荷物でございます。”と言い
まったく理解していない様子。”クルー達の荷物に間違って混じっていたんです。”と言ってもまだ理解していない
様で、挙げ句の果てに、ぽかんとして”あなたはクルーの方ですか?”と言い出す始末。仕方なく、”たまたま、私の
ケースがクル−達と同じ色のサムソナイトでかつ、旅なれたクルーの物もちょっとぼろっちかった為、間違われて
しまった様です。”と丁寧に説明すると、急に真っ赤な顔になり、 ”あっ!あっ!失礼致しました!どうぞお持ちに
なってください!”と言いかなりうろたえていました。あまりの動揺した様子に気を使い早々に立ち去りましたが、
一部始終を見ていたクルーに、さらに冷やかされ、撃沈していました。(^O^)
ツアーや常連はこちらを利用している様だ。常連ではないがうちの会社は経費節減のおり、いつもガルーダ。さすがに
福岡やメダンで落ちた時は多くの人はJALに流れた様だが、うちの会社はそれでもガルーダだった。たまたま、この頃
同じ日に同僚(パパになったばかりだった!)と出張することになったが、彼は”ガルーダはやだ”と言い、なんとかJAL
にしてもらったとのこと。後で彼に聞くとJALは満席で、団体観光ツアーの中の中央の席にポツンと座らせられ、うるさい
やら、身動きできないやら大変な目にあったとの事。一方、私の乗ったガルーダはガラガラで寝転がって行けた上に、
スチュワーデスのサービスもよく快適でした。あなたならどちらを選びます??
インし、2階席の窓側をとっていた。ここは元々はファーストクラスの場所だったものをエコノミーに変更した場所。しかも
窓側は壁との間に余裕があり、絶壁の1Fとは雲泥の差。エンジンから遠い為、静かさと眺めはまさにファーストクラス
そのもの!早起きしてチェックインするだけの価値はあります。もっとも、ジャカルタ行きは昼間のフライト為、その広い
窓との間のスペースは書類でいっぱいになってしまうことも。悲しき働き蜂の性か。(ToT)ダー
雨季のスカルノ・ハッタ空港(ジャカルタ)
乾季には”陸地”の空港だが、雨季のなると水位が上がり、周囲は沼地や田んぼになり、さながら島の様になる。
これほど景色が変わる空港も珍しいのではないのだろうか。空港から都市部への高速道路を背の高いバンで走ると、
左右の堤防の向こうに道路よりも高い、水面を見ることができる。堤防のかなり上まで水が来ており溢れてしまうことは
ないのだろうかと、通る度に不安に思う。もっとも、この国の人たちは、そんなことは慣れっこかも。
メルパティ航空(その1)
日本ではガルーダ航空が危ないと思われているが、この国にいるとせめてガルーダで移動したいと思うようになる。
ローカル線は子会社のメルパティ航空等になるが、なかなかタイムテーブル通りに運行してくれず、欠航も多い。
例えば、ある時カリマンタン島(ボルネオ)に渡るとき、午前中の便が、機材の到着遅れ、貨物積み込み、機体トラブル
天候不良で夕方まで遅れた事もある。(ほぼ考えられるすべての遅延理由ではないか!)しかもこの時は、飛行機に乗り
込むと私の席には既に髭のおやじが座っているではないか。スチュワーデスに確認すると、前の便がさらに遅れており、
その客がまちがって乗り込んでいたらしい。彼女が窓の外の他の飛行機を彼に指差すとしぶしぶ彼は出ていった。
彼はいったいどの位待っていたのだろうか。ちなみに他にもボーラックやセムパティ(今はない?)等もあるが。幸いにも
利用したことがない。
メルパティ航空(その2)
メルパティ航空は小型の飛行機が多いが、先のカリマンタン方面はフォッカーF28だったと思う。たしかオランダのこの
会社は倒産したはずだったよなと思いながら座席に着き、背もたれに寄りかかると、リクライニングが最下部まで倒れて
しまった。(ほとんどコメディのギャグ!) スチュワーデスに話しても”まあ、そのままで我慢してよ!”と言った感じで話に
なりません。結局そのままで出発、なんか腹筋のトレーニングマシンみたいだった。リクライニングしっぱなしと言うのも
疲れるもんですよ。(ToT)ダー
インドネシアで車に乗り、まずビビルのは郊外での追い越しの仕方。対向車がいようがいまいが、道幅がそこそこ
あればお構いなしで、追い越しを掛ける。当然、対向車がいる場合とチキンレースの様になるが、ぎりぎりまで対向車も
譲らない。(様に見える)大抵は、道幅が広いので、3台の車(追い越される車、追い越す車、対向車)がならんだ形に
なり、事無きを得るのであるが、接触事故も多いらしい。高速道路では後部座席でシートベルトをしていない商社の
現地駐在員の方も一般道に降りるとシートベルトをしていた。むしろ対向車のいない高速の方が安全か。
もっとも高速道路でも、横転事故等よく見かけるのだが。
この国で車に乗る時はシートベルトは必須ですね。(もっとも、装備されていれば、でずが)
交差点や合流点ではかなり強引な割り込みを見かける。日本であれば、その場で喧嘩にでもなりそうな程大胆な場合も
あるが、不思議と喧嘩をしているのを見たことがない。高級な外車等はそれなりに後ろ盾があるのだろうけど、見ている
限り、そんな車ばかりではない。まだ、交通ルールそのものがないのかもしれないが、ちょっと不思議である。
わりと平和的な民族性なのかな?
でも、暴動も起きてるし???