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飼育記録:08年11月

 

うずらが自分の産んだ卵を温め始める

 11月初めから、うずらのメスが自分の産んだ卵を温め始めた。年初にも一度、1ヶ月ほど卵を温めていた時があったが、無論無性卵なので雛は孵らなかった。(→2008年3月の記録を参照)今回の抱卵は3月以来8ヶ月ぶりとなる。

 抱卵を開始したばかりの時は、しばらくはほとんど食事を摂らず、水も飲んでいなかった。また、卵の形になる前の出来損ないのような卵しか生まなくなった。卵が詰まって出てこないこともしばしばであった。

 気がついたのは、うずらの卵が詰まって出てこない時、うずらに運動をさせれば必ずちゃんと出てくると言うことだ。飛ばせたり駆け回ったりすると、お尻の筋肉が緩んで詰まっているものが糞尿と一緒に排出されるようだ。排出物が詰まると死んでしまうこともあるので、特に抱卵中は一日一度はうずらの様子を見て、卵が詰まっていたら出してあげる事が大切だ。

うずら、鶏の有精卵を温める

 普通は一週間ほど卵を温めたら満足するようだが、我が家のうずらは特に母性本能が強いためか、一月ほどあたためても卵から離れようとしない。孵る可能性の全くない卵をずっと温めている姿を見ていると少々心が痛むので、試しに11月24日にスーパーで買ってきた有精卵をうずらの卵とすり替えてみた。

 鶏とうずらの卵の大きさは大分違うので、初めはまさかうずらが鶏の卵を温めるとは思わなかったのだが・・・・あたためている。うずらの母性本能には頭が下がります。卵を2個入れたので、その上にバランスをとるようにちょこんと乗り、羽を広げて温めている。

 うずらの体温で鶏の卵が温まるはずがないと思いきや、卵は40度くらいに温まっている。うずらの体温が高い上に、さらにうずらが自分のおなか部分の羽を抜いてぬくもりが伝わるようにしているためだ。

 

うずら、鶏の卵を温め続ける

 11月29日時点で、うずらは11月24日から数えて6日間鶏の卵を温め続けている。気のせいか、自分が生んだ卵(うずらの卵)を温めていた時よりも、熱心であるかのように見える。

 スーパーで買ってきた有精卵は鶏が産んでからどの程度の時間がたってから我が家のうずらの元に来たのかは分からないが、獣医に聞いたところ、母鳥に温められていない状態(スーパーで卵売り場に陳列されている時)では卵は休眠状態に入り、母鳥が抱卵を開始しから初めて成長を開始するようだ。母鳥が抱卵を開始してから数週間経った頃に卵を太陽にかざすと、卵内部の雛の血管が見えたり、心拍音を聞けたりするという。

 なお、私が買ったのは、放し飼い環境で育っている、雌20羽に対して雄1匹の割合で育てられた鶏の卵(有精卵)であり、平均的に梱包されている卵のうち50%から80%が受精しているという。(鶏の雌は雄鶏がいなくても卵を産めるので、外見からは無性卵か有精卵か判断できない)現在うずらは卵を2個温めているので、うまくすれば孵化するかもしれない。

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