編集について


編集とは

 編集と一言で言いますが、それなりにたくさんのことがあります。1つ1つ整理していけば難しいことではありません。音源が、演奏を録音したものであるならば、できるだけ演奏会と同じ雰囲気を作ることが原則です。言い換えるならば、出来るだけ違和感を感じさせないことが必要かと思います。
 特にホール録音などの場合、客席で聴くことと、録音された(している)音をモニターすることとは、同時には出来ません。ここが問題なのです!! 自分が二人いればいいのにと思います。したがって、客席での聞こえ方を想像しながら、録音することになります。その想像をするにあたっては、自分の耳を鍛えておくことが大切になります。まず生の演奏を出来るだけたくさん聞く機会を持つということ。リハーサル時には、マイクチェックやレベルチェックだけでなく、時には客席で生音を聞いてみることも必要です。


編集の装置(編集ソフト)

 実際の編集をするにあたっては、以前はミキサーに内臓、または、「アウトボード」といいますが、単体のイコライザーやコンプレッサーなどのエフェクターを使用して音作りをしていましたが、最近ではほとんどPCを使用してします。いわゆる「波形編集ソフト」といわれるものを使用します。たくさんの種類がありますが、自分の実力にあったものを選べばよいと思います。私も数種類を編集内容によって使い分けています。ある目的のためにはこのソフトがやりやすいとか、このソフトでないと出来ないとかで使い分けます。
 購入される場合は、いきなり高度なソフトを買っても使いこなせないと思いますので、まず入門用ソフトからはじめると良いでしょう。 そのうち機能に不満も出てくるでしょうから、その時にレベルアップすればよいと思います。「サウンドカード」「オーディオインターフェース」を購入すれば、おまけでついてくるソフトも、結構使えますよ。下記のようにUSB付のレコードプレーヤーに付属のソフトでもかなりのことが出来ます。これはレコードをCD化するために便利なソフトですが、レコードだけではなく、その他にもいろいろな機能があり、音源編集からCD作成まで出来て便利です。
 あるいは「フリーソフト」からはじめるのも良いでしょう。なんといってもタダですから!。但しそれによってPCに不具合が出ても自己責任となります。もちろん全てが悪意のソフトということではありません。むしろソフト製作者の思いが入っていますので、市販品にない特色を持ったものもあるようです。 ⇒【窓の杜の「サウンド編集」】

USB端子付レコードプレーヤー【SONY PS-LX300USB \28,350-】と付属のソフト【Sound Forge Audio Studio LE】

高級プレーヤーとは言いがたいが、ソフトもついてこの価格。
レコードをたくさん持っていて、CD化したい方にはお勧め。

 場合によっては「マルチトラック編集ソフト」といって、音楽やナレーションまた効果音など別々のデータを貼り付けて編集するソフトが必要な場合もあるでしょう。ナレーション等だけでなく、MTR(マルチトラックレコーダー)でパートごとに録音した素材のバランスをとることも出来ます。もちろんこういったソフトの場合、各々のデータの「波形編集」もできます。

このページはここまで、暇ができたらまた加筆します。

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