竹山(たけやま)〜 緩くて長が〜い 〜

登山日:2007/02/11 山スキー


さて、9日に時間切れで撤退した竹山。このままでは連休を終われぬ!と、再びチャンレジすることに。。。今度は、写真撮影も程々に、時間を節約して行こうということになった。今日までは昨日の好天も続かず、曇りで雪がちらつき風も多少ある状態。時間的には前回と同様。しかし、ルートがわかっているので気楽です。

先日と同じ所にイオを駐車。そうすると、スノーモービルの爆音が近づいてくる。うちらが登る予定の農道を降りてきて、国道方面へ下っていった。モービルご用達コースみたいですね。モービルトレースを歩けばスピーディーに登れそうです。出発は10時半、前回と差ほど変わりません。前回よりどのくらい時間短縮できるか。さて。

頂上までの距離はGPSで測って6.5km程。登山は時速1kmくらいと言われているが、今日は、悪天候ではないし、道を知っているし、モービルのトレースが付いているし、緩い傾斜で、ということで、早く進めるはず。

ゲートがある所までで前回に較べ30分程早く、台地の上に出た段階で1時間半程を早く、写真撮影やルート読みをしなければ、かなり速いですね。今日は、頂上に立てそうです。

台地に出ると風が強く、モービルトレースが薄くなってきているところもありましたが、それでもラッセルなしで登っていけました。前回の撤退地点で1時間半早く、休まずに歩き続けます。緩やかな台地が終わり、竹山の斜面にもモービルの跡がしっかり。振り返ると、長が〜い斜面が見渡せ、帰りは楽そうだなと思えます。

登る程に雪も強くなり、イゾラの山も、帰りの斜面も見えなくなってしまいました。斜面を登り切ると頂上だと思っていましたが、さらに先で、しばらく枯れ木が疎らにボツボツ立っている中を歩きます。
矢印の辺りが頂上。

多少の樹林帯を少し登った所が頂上でした。北側はかなりの緩斜面なのに、南側がストっと落ちていて、高い所にいるのを実感。ここはカルデラではないかと思えるものがありますねぇ。

頂上は吹雪。記念撮影を試みるも、リュックを台にして置いているカメラが風で煽られてユラユラしてうまくいかない。何度かチャレンジしてとった写真がこれ。

写真を撮った後、早々に頂上を後にし、少し下って風が弱い所でツェルトを張り昼食。今日はおにぎりとちょっとしたおかず、お湯を沸かしてスープ春雨。

外は吹雪きなので、目だし帽やネックウォーマー、ゴーグルなどを装着して、さて! とツェルトを出ると、雪が止んでいて視界良好! 天然のゲレンデが遥か下まで続いているのが見える。これは気持ち良く滑れそうだ!

シールをとりリュックにしまって滑降開始! あまり深い深雪ではないものの、段段になった緩やかな斜面を少しずつ下ります。風が強いので、モービルの跡が消えかかっている状態でしたが、それに沿って下りました。所々に金属製の畑の杭が雪の上に少し顔を出しているいるので危険です。そこは特に注意したいです。また、畑は沢を挟んで左右にあり、左の斜面が農道側。吹雪で見えない時は、あらかじめ方向をコンパス切って確かめておくか、GPSに農道の入口を記録させておいてナビするかして、間違わないようにしないとと思いました。また、左の斜面の左側を行き着く所まで行ってしまうと、急斜面を下らねば農道に出れなくなるので注意したいです。
矢印が農道から台地に出た所です。
ともあれ、農道に至ると、もう、ほとんど風がなく、固められたモービルの跡を滑って帰ってくることができました。1時間かからずに車に到着。スキーは速いですねぇ。スノーシューだと、距離の長いので朝早くから登り始めなければ難しいだろうなと思いました。時刻は16時半くらい。まだ十分見える明るさでしたが、奥さんは早々にヘッドライトを付けていました。