留久山(るーくやま)
登山日:2008/03/30
本日の自宅出発が9時過ぎ、相変わらず遅い出発だが、平日は連日、朝から晩までITドカタをやっているなかで、休日に平日以上の早起きをしろというのは難しいものがある>
今日も、先週に引き続き、樺戸の山々が見える。先週より霞みが少なく良く見えている。眺めが良いので、時々、車を脇に止め、写真をとりながら275号を新十津川へ向う。左写真は、新十津川の少し手前だったか、国道から見た樺戸の山々。ピンネシリやマツネシリ、クマネシリが良く見えています。
今日は、新しく購入した「EOS Kiss X2」で撮影。階調が綺麗。カメラ側の画像処理にピクチャースタイルという設定があって、それを「風景」に設定して撮影してみました。リバーサルフィルムのVelviaのように見た目より鮮やに写ります。色見が、EOS Kiss Digital はマゼンダに寄っている感じがしたが、Kiss X2はシアンに寄るように思う。青空が綺麗に写るのはいいですね。紅葉や好天時の夏山には良いように思う。
ここが登山開始口。ここに至る前に、先週登った夫婦山の登山口前を通ったけれども、もう、すっかり雪がなくなっていたことから、つぼ足かもしれないと思っていた。しかし、この通りで、スノーシューで歩くに十分は積雪が残っていました。
この上り口は、新十津川方面から来るとわかりづらいので注意。僕らは行き過ぎてしまって、もう少し先にある橋を渡ってしまい。引き返して辿り着きました。ここは浄水場施設のようです。肌色の建物に看板があります。
ここから奥に林道が延びていて、それを辿る。林道を登っていくと日当たりが良くなり、あちらこちらに土が見えている状態であったが、雪を踏むことはできた。背後に壮志岳を背負いながら登る。
基本的に潅木の山ですが、視界が開ける所があり、そこからは、樺戸の山々を見ることができました。写真は、左の大きいのが壮志山、奥の白いのがピンネシリ。ピンネシリの隣には神居尻山も見えていました。
道はだんだん細くなっていって廃道化してくるのですが、そのまま登っていくと、台地に出ます。そこからは、暑寒別山系の山並みが少し見えていました。また、東側に目的の峰がドドンと迫っています。結構急斜面で雪も薄く、大丈夫だろうかと思ったものの、とりあえず登ってみることに。
登ってみると急斜面、しかも雪が少なくて雪のある所を登る。真冬だとケツ滑りをしたくなるくらいの斜面です。でも、高低さがあまりなくてまもなくポコの上へ。
ここまでは良かったが、ここから先、尾根を渡って頂上までポコを二つ越えねばならない。でも、尾根が細く、どうしようかと迷ってしまったが、鹿が多くて、尾根の上に鹿道が出来ている。鹿が行けるなら人間も行けるだろうと、細尾根を行くことにした。
左右は急斜面ゆえ尾根の上を歩いていくしかない。鹿道に沿って歩いていく。そして、まもなく次のポコへ。ここから先がまた細く、さっき以上に左右が落ちていて、さらに雪庇が東側に出来ている。どうやら、東側は雪崩れ斜面のようで、今日落ちたのでは?思われる全層雪崩れの跡もあり、緊張しながら渡る。
東側が雪庇なので西側を歩き、しばらくして頂上へ。頂上は非常に狭く、3畳くらいしかない。しかも、北側が崖で落ちているので恐ろしい。その分、低い山にしては高度感があるところで、天気が良かったこともあって、潅木越しに新十津川の街や暑寒別の山々が綺麗に見えていた。
狭い頂上では、なんだか落ち着かず、眺望を楽しんで写真を撮った後で下山開始。また、細い尾根を恐る恐る渡って台地まで降りた所で、暑寒別の山々を見ながら、30分程度落ち着いて昼ご飯タイム。ここからは、作業道を下る気楽な道を30分程で下山完了。あまり無理せずと思って選択した山だったけれども、ストックは折れるわ、細尾根に緊張するわで、思ったより体力を消耗してしまった感がありますね。でも、こつぶながら面白い山でした。真冬はたぶん風が強く雪庇が大きく出ている気がします。気をつけてください。
下の写真は、頂上から見えた暑寒別の山々です。