ソーダ珪灰石 pectolite (新日高町)
採集日:2004/12/04
採集地:新日高町
白い部分です。ソーダ(ナトリウム)、珪(珪酸塩)、灰(カルシウム)、即ち、ナトリウムとカルシウムの珪酸塩鉱物です。昔は、曹灰針石とも言いました。曹(ナトリウム)灰(カルシウム)からなる針のような石という意味です。
針のような繊維状結晶の集合体として産することが多くて、結構鋭いので、手に刺さることもあります。また、似ている鉱物に珪灰石というのがありますが、スカルンに産します。ソーダ珪灰石は蛇紋岩がある所に産します。
標本サイズ:8cmくらい
写真のサンプルは、どちらも、新日高町の蛇紋岩中に網目状の脈として入っていたものです。角閃岩との境界部付近に出来ていました。蛇紋岩は風化してボロボロになっており、中に含まれていたソーダ珪灰石の脈が残っている感じです。
標本サイズ:18cmくらい