鶴の湯温泉(つるのゆおんせん)

探訪日:2008/02/23



この日は、姥失山に登り、帰りに近くだった鶴の湯に寄ったのでした。
露天風呂はないけれども、ゆっくり温まってきました。浴場手前の階段の前に、温泉分析書や沿革が書かれたプレート、循環設備の概略図などが張られています。それによると、循環と加温はしているようですが、加水せずに源泉を直接浴槽へ補充し、塩素消毒や添加剤は一切使用していないようでした。かけ流しではないですが源泉100%。浴室内には源泉の蛇口が一つ用意されていて、源泉がどんなものかわかります。硫黄の臭いが結構強い薄黄色の塩水でした。良い温泉でした。

当日夜、長沼から由仁の274号線で、4kmに渡り70台あまりのトラックや乗用車が吹き溜まりで動けなくなったブリザードがありました。この時、長沼市街でブリザードの只中に入ってしまい、しばらく長沼町から出れずに夜中に帰宅したのでした。
道の駅マオイの丘より札幌方面は渋滞して動かなかったので、農道を通って札夕線に抜けようとしたものの、通行しようとしていた農道の入口がわからない程の猛吹雪と積雪で、長沼市街まで行ったのが幸いしたのかどうなのか。。夜中に札夕線が通行可能となり、午前2時頃に帰宅できました。
翌日の午後になっても、依然、除雪・救出作業が続いていました。千歳でも60台あまりが同様に動けなくなったと。岩見沢でも。うちらは、ちょうど、一番酷い状態の時に長沼に入ってしまったようでした。274号線が雪で埋まるとは予想しておらず、長沼町から外へ向かう道のほとんどが不通になってしまうとも予想できませんでした。もっと早く帰宅するように行動していれば良かったと思っています。自宅の駐車場も吹き溜りで埋もれ、猛吹雪の中、雪かきが大変だったものの、事故を起こさずに帰ってこれたのは幸いでした。
274号線は、道央と道東を結ぶ重要な道路。どんな悪天候の時でも、ここだけは通れると言われていたようなのですが、改めて自然の脅威を感じた出来事でした。