GDIエンジンはオイル添加剤を選ぶ オイル添加剤は、オイルに混ぜることにより、オイルの効能を向上させる役割を持つ。エンジンオイルに混ぜて使用するものが多く売られている。オイル添加剤を使用する目的はなんだろう。私の経験上は、以下3点だった
1.エンジン内部の摩擦を極小化する
2.オイルによるエンジン内部の駆動抵抗を下げる
3.エンジン内洗浄力を向上する
4.エンジン内部の密閉性、潤滑性を回復する

エンジン載せ替え前は、上記1〜3の目的でオイル添加剤を使用していましたが、現在は上記4を目的として使用しています。理由は以下。「GDIエンジンはロングストロークエンジンゆえ、エンジン内摩擦部の油膜維持が肝要」
摩擦の極小化はGRP等があります。実際に使用した感じからすると、エンジンが若い頃は特に問題を感じませんでしたが、総走行距離がかさんでくると油膜が切れやすくなるのか、エンジン回転不調が起きやすくなりました。そのため、エンジン載替後は、油膜維持を目的としたエンジン添加剤に切り替えています。今まで使用した中で最も明確な効果を体感できたのが、WAKO's Quick Refresh でした。エンジン回転がとても滑らかに変化、エンジン音が低減、エンジン振動低減、排気ガスのガソリン臭がほとんどしなくなった、等、オイル交換直後から、エンジンを新しくしたような感じになります。

オプションなし下位モデルに、必要なオプションだけを付ける
下位と上位のモデルの違いは、内装デザインを上質に見せるのが主。他、便利装備があるかないかであった。エンジンや駆動システム等の基本性能は同じ。上位モデルに装着済みのオプションは、なくても構わないものがほとんどなので、車両本体価格を抑えるためと、必要のないオプションを排除するために、オプションなしの下位モデルを選ぶのは自然だった。
北海道は四駆が必要
北海道は1年の半分が雪で覆われる。その中でも毎日車を使う。雪、吹雪、霰、霙、雨、路面は毎日様々に変化する。幹線道路は除雪が行き届き易いが、住宅街の中がまともに除雪されるのは年に1回程度。生活安全上、1年の半分は常時4Hか4HLcで走行する。雪のない時期でも、林道走行時は状況に応じて4H,4HLc,4LLcを使い分けて走る。雪道は多くの林道よりも悪路である。オフロードを走る性能は、雪道を走る性能でもある。

林道の雪
040506070809101112010203
状況                        
  4月:標高の低い林道から雪が消えていく
 5月:標高の高い林道から雪が消えていく
 6〜10月:雪なし
 11月:積雪するが、積雪量がまだ少ない
 12月:暖冬時は、12月初めまで積雪しない
 1〜3月:完全に積雪
 

カウルルーバーが窪んでいると使いづらい
フロントガラスとボンネットの境目の部分にある雨水の排水等をする窪みをカウルルーバーというらしい。この部分が窪んでいる車が多い(フォレスターもそう)。ここが窪んでいると、色々と溜まって詰まってくる(例えば、枯葉や虫など)。冬は、フロントガラスの雪下ろしをする時、雪が引っかかってやりにくく、家族からも苦情が出ています。(右の上写真)

パジェロイオはというと、カウルルーバーが窪んでおらず、ボンネットにそのまま続いているので、冬の雪下ろしがやりやすくて助かっています。(右の下写真)。ちょっとしたことですが、朝の忙しい時に毎日雪下ろしをすると、そのうち嫌になります。
多くの車はカウルルーバーが窪んでいるので、窪んでいるのには明確な利便性や安全性があるのだろうと思えるのですが、長年乗っていても、窪んでいない車に対するアドバンテージが実感できず、窪んでいない車の「雪下ろしが楽」なことの方がアドバンテージではないの?と思ってしまいます。
タイヤは低扁平率が良い
パジェロイオの純正タイヤサイズは[215/70R16]。扁平率70%の低扁平タイヤです。悪路走行を考慮されているため、扁平率が低く設定されているのだと思います。
凹凸が多い道の場合は、タイヤの接地面積を大きくしてグリップさせた方が安定するので、扁平率が低いタイヤの方が良いと思います。タイヤ幅が一定の場合、扁平率の低いタイヤの方が設定面が縦長になり広くなるようです。また、悪路走行では、タイヤの厚みがないとタイヤとホイールへのダメージが大きく、タイヤでの衝撃吸収が小さい分、ボディへ伝わる衝撃が大きいので、ボディへのダメージとなるし、乗り心地も悪くなります。
泥濘等のドロドロの道の場合は接地面の圧力が高い方がグリップが増すので、タイヤを太くし過ぎないらしい。車はバランスなので、タイヤとサスペンションの設定が合わないとダメだし、バランスを崩し過ぎないように、極端に高扁平率のタイヤを装着しなければ良いようにも思えます。

極限的走行はしないので、原則を外さない範囲で個人的趣向と実用性と社会的配慮のバランスなのではないかと思っています。


リアLSDは装着した方が無難
パジェロイオは、オプションなし状態ではリアデフがオープンです。メーカーオプションでリアデフにLSDを装着できます。メーカーオプションなので、後付不可です。後付したい場合は、社外製LSDが市販されています。(たしか。。) リアデフのLSDは、雪道や悪路等、トラクションが確実に伝わる保証がない路面を走る場合、装着しおいた方が良いと思います。

パジェロイオは後輪駆動ベースです。ベース駆動輪は後輪(リア)です。リアデフがオープンの場合、ベース駆動輪の片輪が空転し駆動が逃げてしまった場合、駆動力がかなり低下します。4WDモードでは、センターデフのロック状態に関わらず、フロントの片輪が空転した場合、フロントへ配分されたトルクも逃げてしまって進みづらくなります。


リアデフにLSDが装着されている場合、センターデフのロック状態やフロントの駆動状態に関わらず、リアの片輪が空転したら、LSDによりリアは両輪が駆動し駆動力を維持します。メーカーオプションのリアLSDはヘリカル式で、強烈に効くものではないですが、通常走行時への違和感が少ないようになっています。日常的な雪道走行でもたつくことなく走れ、凹凸の大きなぐでんぐでんのブカブカ雪道や、泥濘に入っても、センターデフをロックせずとも進んでくれます。

最近のSUVは前輪駆動ベースです。駆動と操舵が同じ前輪。ベース駆動輪の駆動を維持するためにフロントデフにLSDを入れると操舵がしづらくなるため、フロントデフがオープンであるのが普通だと思われます。前輪の片輪が空転すると、駆動輪から駆動が逃げるので、進みづらくなってしまうのではないかと思いますが、最近の前輪駆動ベース車はどうなのでしょう。少なくとも、うちの3代目フォレスターは埋まらないで走ってくれています。4代目フォレスターのXモード。アウトランダーはフロントデフに電子制御LSDが入っているということで、走破性があるかもしれませんね。どうだろうかな。