アポイタチツボスミレ  2014.04.12

撮影:2014.04.12


アポイ岳に咲くスミレの一つ。南日高の夏は海霧で覆われ涼しい。この花、かんらん岩や蛇紋岩のある所で、木がなく空が開けていて、他の草花があまり生えていない、ジリジリ日が当たりガラガラの所で、たくさん花を咲かせることができる、すごい植物。購入後初越冬。無事のよう。うちには、かんらん岩や蛇紋岩の土壌はないけれども、蛇紋岩をそっと脇に置いています。(写真に蛇紋岩は写っていません)
芽が濃い紫色。かんらん岩や蛇紋岩の土壌で生きるスミレは、葉も花も紫色のものがある。(斑入りミヤマスミレとか)それらは、大きくなると葉の表は緑色でも裏は紫色のまま。花だけではなく、地質図のかんらん岩や蛇紋岩の地域は紫色で塗られることが多いように思う。
かんらん岩や蛇紋岩がある所には、クローム資源がたくさんあることがあり、クロームの鉱石(クローム鉄鉱)がたくさん掘り出された所に紫色がたくさんあることがある。それは「緑泥石」という鉱物が原因であることが多い。緑泥石はクロームを含むと紫色になる。他、風化で紫色を帯びる場合もあるようです。
アポイタチツボスミレは、なぜ紫色なのだろう。