274号線不通

2008/02/23 姥牛山登山の帰り




厚真の姥牛山帰り鶴の湯温泉に入浴し出発すると吹雪き。猛烈に発達した低気圧により、石狩地方全域が暴風雪警報が発令されていた。吹雪でもパジェロイオならば大丈夫だろうと234号線を北上し、三川にて274号線に入る。すると、道の駅マオイの丘の信号の先で渋滞しているのが見えた(19:30頃)。恐らく、マオイの丘から北広島にに至る直線コースで、強烈な吹雪きのため吹き溜まりができ、ノロノロかスタックしているものと予想し、長沼市街地を経由して北広島へ抜けようと、ブカブカの農道を通って長沼市街へ入った(20:00)。


猛吹雪の中、札夕線を札幌に向かうが、まもなく渋滞となる。動かないので車から降り様子を見てみると、先頭に道路管理の車がおり、安全確認のため通行規制しているという。既に片側の道路が吹き溜まりで埋まりかけている中、長沼市街へ引き返えす。


次に、337号線を通って江別に抜けようと試みる。しかし、長沼市街を抜けて間もなくのところで、トラックが吹き溜まりに突っ込んでスタックしており、それを回避した乗用車が反対車線で吹き溜まりに埋まっていて通行不能。ここもアウト。ここも既に道路の片側が吹き溜まりで消えている状態で、黙っていると吹き溜まりに取残されるため、長沼市街へ引き返す。


次は、同じく337号線を恵庭方面へ向かう。途中、274号線を横切るのだが、274号線に車通りは全く無く、交差点付近にハザード点灯して停車している車が2,3台あるのみ。依然、どこかでスタックしているようだ。274号線を横切って1〜2km程いった所で、ここも、トラックが吹き溜まりに突っ込んでスタックしており通行不能。ここもダメ。


次に、274号線に引き返し、しばらく、札幌側に走ってみる。国道が半分雪に埋まっている。片側しか走れない状態。まもなく、停車車列が見えてきて、全く動かない状態となる。274号線は複数箇所でスタックしていることと予想され、全く通行不能状態に陥っているとみて、再び、337号線を通って長沼市街に引き返す。

しばらく、セブンイレブンで休んだ後、札夕線を由仁へ抜ければ、234号線は大丈夫ではないかと予想するが、既に、猛烈な地吹雪となっており、由仁へ抜けることができるかどうか身の危険を感じる程であるため、しばらく、様子を見ることにする。(22:00)

うちらのように、右往左往している車は何台かいるようだったが、結局、コンビニで嵐の過ぎるのを待っている状態である。そのうちに、由仁方面から、トラックや自動車が流れてくるようになり、札幌方面へ向って行った。やはり、由仁へは抜けられるらしいことが予想された。戻ってくる気配がないため、札夕線が札幌へ通じたかもしれないと思い、長沼を出発、再び、札夕線を札幌へ向う(22:40頃)。

しかし、開通してはおらず、まもなく、停車車列の後ろに着くが、片側交互通行で通っているように思われ、時々、前に進む、札幌側からは、車、タクシー、長沼行のバス等が来る。息もつけぬ程の猛吹雪の中、時々、除雪車や道路管理の車が行ったり来たりして道路を維持しているようなので、このまま待っていれば、いずれは帰れるだろうと思っていた。このような状態が2時間以上続く。

ようやく、車列がまともに動き始めたのが、1時10分頃。途中、雪にまもなく、274号線が見えてくるが、全く車通りはなく、車のライトも見えない。大型の除雪車が4台、列を成して走っているのだけが見えた。千歳橋で274号線に合流。あとは問題なく除雪されており、順調に家まで。家の駐車場に着いたのが1時48分。写真は千歳橋の交差点。猛吹雪である。


着いたはいいが、駐車スペースが吹き溜まっており駐車できないため、家の前も膝下くらいに積もっており、夜中に除雪。部屋に入ったのは2時半を過ぎていた。

翌日のニュースでは、長沼から由仁の274号線で4kmに渡り、70台あまりのトラックや乗用車が吹き溜まりで動けなくなったと言っていました。翌日の午後になっても、依然、除雪・救出作業が続いていました。千歳の道道などでも60台あまりが同様に動けなくなったと。岩見沢でも。うちらは、ちょうど、一番酷い状態の時に長沼に入ってしまったようでした。それでも、事故を起こさずに帰ってこれたのは幸いだったと思いました。

274号線は、道央と道東を結ぶ重要な道路。どんな悪天候の時でも、ここだけは通れると言われていました。実際、長沼〜由仁間の274号線が通れなくなったという話は聞いたことがありません。長沼の人たちの間には、そんな274号線神話があるようです。ですが、今回は、土日であったことで通行量が少なかったかもしれませんし、大量降雪の後に猛吹雪がきたので、予想を上回る勢いで吹き黙ってしまったのかもしれません。

うちら自身、274号線がこれ程になるとは予想しておらず、長沼からの道が、ほとんど全て不通になってしまうとも予想できませんでした。もっと早く帰宅するように行動していれば良かったと思っています。