美瑛キャンプ場 〜 森の中の野営感が良い 〜

探訪日:2013.07.27-28


動機:
2013年3月、年間休暇計画で、昨年雨で行けずじまいの富良野周辺へ2泊3日のキャンプ旅行を計画。子供の発熱、突発的仕事の発生・繁忙化、趣味関係イベントとのバッティング等、計画変更を要する事象が発生せず、予定通り計画を実行した。

選択条件:
・前泊の白金野営場周辺で混雑していなさそうで森の中の野営感が味わえる所。
・遠隔地ゆえ頻繁に来れないため、1泊ずつ違うキャンプ場とした。

良い点、気になる点

1.広い場内、秘密基地のようなテント場
白金野営場よりさらに数キロ奥へ入ると丘の上に入口があった。中はかなり広い。地図上で見る限り少なくとも16ha。場内の外周を回る林道が1km程度。今まで訪れた中で最大のキャンプ場だ。サイト構成が特徴的。広い森の中に敷地の外周を回る林道があり、その内側に森をくり貫いたようにテントサイトが多数点在。車で移動しながらテントサイトとテントを張る場所を決めるにしばらくかかり楽しかった。このような構成のキャンプ場は他に知らず新鮮だった。各テントサイトは広くはなく、一張テントがあると、後からそのテント場に入りづらく思えるくらいで、1サイト1組状態になりやすいよう、うちらが入ったテストサイトもうちらだけだった。

2.場所により、炊事場やトレイが遠い
広い敷地内にテントサイトが点在する構成上、炊事場とトイレがテント張る場所により遠くなるのが難。炊事道具・食器・を持ち子供連れだと、炊事場が徒歩5分程度の距離(広い場内に炊事場が一つしかない)。夕食後等、夜に真っ暗の林道を炊事場まで歩くのは気が引ける。かといって、食器洗浄をトイレやテントサイト内でやるわけにもいかない。

3.バンガローは快適(たぶん)
テント場とは対照的にバンガローは快適性を極めているのではないかと思えた。(バンガローは利用していないので、外観から想像。15000円/日に関わらず満室)

4.累々たるコガネムシ
キャンプ場内には、所々に集虫灯があり、それが電灯を兼ねていた。夜になると、集虫灯にひっきりなしにコガネムシが飛来しバシ!ジリジリ!と焼かれて落ちる、電灯の下には夥しい数のコガネムシが犇いていた。一か所でこれ程の数のコガネムシを見たのは初めて。コガネムシ好きにはたまらないかもしれない。個人的にはここまでくると気持ち良いものではなかった。クワガタは1匹も見なかった。

5.眺望がない
森に囲まれていて眺望はない。遊戯施設も無。場内散策の遊歩道はあったので森林浴は存分に出来そうな感じだった。

6.夜少し気持ち悪い
夜は外灯はあっても真っ暗な大雪の森。広い場内に人が疎の状態で、夜中に林道を歩くと少し気持ち悪かった。甲虫採集には良いかもしれないが、熊もいることだろう。


今回のチャレンジ

1.初めてのカレー
キャンプで初めてカレーを作ってみた。特別なものではない。2泊目ゆえ野菜・キノコ以外の生鮮品はなし。ウィンナーと夏野菜のカレー。お父さんが食べ切る条件付き。結果、良い出来でおいしく頂けた。しかし、車で行かねばならぬ程に炊事場が遠く、後片づけで苦労した。

2.子供、野菜炒めを担当
前々回の穂別キャンプ場では「じゃがりこポテト」を担当した子供。今回は朝食のコンビーフ入り野菜炒めを担当。適当にかき混ぜているだけだったが、とりあえず、形にはなった。まあ食べれればOK。

3.ランタンフック初使用
従来、ガソリンランタンは地面に置いていたが、今回は、タープの支柱に専用フックでぶら下げてみた。いい感じで照らしてくれそうだったが、暗くなる頃には夕食が終わり、食器洗いを兼ねて車で温泉へ出かけたため、本来の役割を発揮できずじまいだった。次回は使えるだろうかな。

4.テントにかなり近接してタープを張る
前日雨だったこともあり、テントとタープ間を雨に濡れずに行き来できるように、タープの一部がテントのひさし部分にかぶるまで近接させてタープを張った。空間がつながっているようで快適だった。しかし、雨は降らなかった。


所感

森の中の単独キャンプ感覚を味わいた場合は絶好と思います。逆に、熊が出そうな森の中でテントを張って野宿するのが心細く気持ち悪いと思う方は、管理棟近くの人が多くてトイレや炊事場が近い所にテントを張ることで良さそうです。場所により快適性や利便性の差が大きく、利便を求めても、不便を求めても対応できそうなキャンプ場、人により良し悪しが分かれ易いキャンプ場と思いました。次回訪れた時は違うサイトにテント張ってみることにします。別のキャンプ場に感じるかもしれません。
また、子供が自主的にテント内への荷物搬入をしてくれて助かりました。子供の成長を一つ感じられたキャンプでした。