「郷土誌あさひかわ」に2007年6月から掲載しています。思いがままのテーマで書き綴っていますので気楽にお読みいただければ幸いです。
 12年1月号が発行されました。

 怪我のこと
  (2012年1月号)


 昨年は大地震、大津波そして大洪水と自然災害が発生し、多数の死亡者や怪我人がでた。また、不幸にも世界の歴史に記録を残すことになった原発事故まで発生してしまった。関係者の方々にお悔やみとお見舞いを申し上げ、今年はいい年であることを願いたい。
 年始め早々怪我の話しで恐縮だが、人は一生涯でどのくらい怪我をするのだろうと、ふと思ったのだ。怪我といっても医学的には様々な種類があるが、擦り傷やちょっとした切り傷は日常茶飯事だが、大きな怪我となるとそうそうは無いと思う。
 私自身は、何度か自転車で転んだり、歩

いていて転び膝の靱帯が伸びて松葉杖で出勤したこともあるが入院をするような怪我はしたことがない。しかし、一歩違えば大怪我になったであろうという事は今までに二度あった。
 一度目は小学校三年生の時で、すぐ上の兄が薪ストーブに載せてあったヤカンをひっくり返し、熱湯が私の左顔面にドバッーとかかったのだ。十日ほど学校を休み、自宅で治療した記憶がある。今も火傷の跡が左眉毛に隠れながらケロイド状になって残っている。
 二度目は建築工務店で働いていた時だ。高さ二bくらいから飛び降り、コンクリートの型枠に穴をあける時に使うドリル(刃長が八十pほど)が、太ももにザックリと突き刺してしまったのだ。刃先を上向きに立てて置いてあったのに気づかなかったのである。大事な所でなく不幸中の幸いだった。
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白 鳥 秀 樹
旭川市議会議員
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