自動車塗装の自分史とSL蒸気機関車写真展〜田辺幸男のhp
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 ・四国 高徳線スナップ旅行

146.   大阪峠に挑むSL列車俯瞰 高徳線 /相生−大宮


〈0002:瀬戸内の見える大阪峠超え〉
四国 大阪峠 瀬戸内の見える俯瞰撮影 高徳

〈0001:大坂峠へ登る下り貨物383レ〉
画質をフイルムよりも少し鮮明度をアップしました

〈0004:大坂峠付近の地形図:矢印は撮影地点を示している。〉
「米坂線の蒸気機関車」の鈴木さまから作図して頂いた

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〈紀行文〉
瀬戸内の見える讃岐山脈超え 四国へ行ったら土讃線の大歩危か、高徳線の大阪峠を訪ねたいと常々思っていたが、前者は早々にデーゼル化されたとの噂を聞いていたので、迷わずに高徳線の阿波大宮と讃岐相生の間にある大坂峠の難所に的を絞ったのであった。余りにも急な事なので5万分の一地形図を調べる余裕もなく、持ち合わせの乏しい知識で時刻表を片手に出かけたのだった。土曜日の夕刻に、讃岐相生駅だったと思うのだが、駅の方に村の公共の宿をを紹介してもらい泊めてもらった。その時に乗ったタクシーのドライバーにお願いして翌朝に大坂峠への送迎を頼んでおいた。汽車の写真を撮るのだから、海も入りそうな所と、線路を俯瞰できる所へ行けるようにしておいてくれと頼んだのだった、
 この標高800mを超える讃岐山脈を越える大坂峠越えは昭和10年に開通して高松〜徳島間が全通したと云うから随分遅かったのである。この香川県側最後の駅、讃岐相生を過ぎると列車は左に東西約1キロにわたって続く坂本海岸に別れを告げて短いトンネルを10ばかり次々に抜け、最後の全長989mの大坂山トンネルで抜けると、列車は讃岐山脈の東端を走り、その車窓からは晴れた瀬戸内海の青い海が飛び込んできたのだった。やがて徳島県側最初の駅、阿波大宮に到着する。この讃岐山脈は東西方向に長く、南北方向には狭いため、急峻な山脈であり、香川側の斜面に比べて徳島側の方が直下に吉野川が流れているため急な地形となっている。そのため古来からの古道も、明治に開通した旧県道、今の県道1号線のも徳島(阿波)から香川「讃岐)へと抜ける大阪峠はいずれ劣らぬ難路なのであることは確かであった。
 翌朝、私を乗せたタクシーは海岸を鳴門市へ向かう国道に別れを告げて、県道1号線の大阪峠を目指して登坂を始めた。山道に入ると一気に道幅が狭くなる。最初は木に閉ざされて展望はなかったが、つづらおり(九十九折り)を4kmも登るにつれて視界が開けて広がる坂本海岸線はなかなか壮観。だが肝心の線路は見えなかった。県境を過ぎるとさらに緩やかな道が山腹をトラバースして行き、県境からかなり走ってから苔だらけの石積みの切り通しを抜けた。ここが標高380mの最高地点なのであろうか。その先は、緩やかな下りになり、そしてやがて徳島側への道は曲がりくねって下っていた。
我がドライバーさんは予め決めていたようで、峠を越えてから私に俯瞰(ふかん)写真を一枚撮らせてから、再び来た道を戻りに戻った所で、海を入れて一枚撮ってから、大阪峠に別れを接げたのだった。
ドライバー氏の説明に2よれば、この道の他に、明治8年に開通した旧県道があり、さらに千年以上前からの古道で、官道とか讃岐街道と呼ばれ、四国遍路の道としても使われている道があると云う。今は「四国の道」として保存活動が盛んであると云う。ここは、おそらく平家物語に登場する大坂峠であって、四国の小松島から北上し、吉野川を渡り、標高270mの大坂峠を越え、屋島まで一昼夜で駆け抜けたと云うことになるのであろう。
 この撮影行はいかにも急いで走り回ったのと、撮影ポイントを人任せであったこともあってここに登場させた写真への感慨が薄いのは仕方がないと諦めている次第なのです。

撮影:1967〜1968年?

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・四国 高徳線スナップ旅行シリーズのリンク
147. 老雄「ハチロク 78647号」の牽く旅客列車 (高徳線)

資料
@上りSL牽引始発列車の322列車に出会いました.これは坂を下る側のSL列車です.
讃岐相生側は,遠望がきく地形なので,何とか遠くのSL列車を撮りたくて
A下り列車が坂を登ってくるので,まず最初の旅客321列車です.
B次の下りは,貨物383列車.
C次は上り貨物382列車.これは坂を下ってくるので迫力は望めません.
D続いて下り貨物385列車です.こいつはいつもコンテナを引いています.