音が良くなる!!直流安定化電源の使い方(編集版)
(ACアダプタ対応オーディオ関連製品等への適用)
ポータブルオーディオ製品等の音が良くなる”シリーズレギュレータ方式直流安定化電源”の使い方を紹介。
対象はACアダプタを電源にするオーディオ関連製品で、ACアダプタを使用しない、或いは使用できない製品は含まない。
ポータブルCDプレーヤー等に代表されるポータブルオーディオ製品は、肝心の音質が今一つで音に不安定さがある等、電源を内蔵した据え置き型製品に比べると、どれも音質的に見劣りがする。
音質の問題はHiFi仕様の製品も同様で、これらを見る限り価格や製品分野とは余り関係が無いように思えることから長年の疑問になっていたが、乾電池や産業用の直流安定化電源を使用した確認実験でその原因が解ってきた。
- 音楽を再生して気になる音の悪化現象には次の項目がある。
- 1)音像のぼやけ
2)音のこもり
3)平面的な音場
- ポータブルCDプレーヤーを例にすると、これらを引き起こす原因として次の三つが関係している。
- 1)音楽CD
2)外付けの電源
3)電磁波 (※電気製品から出る電波の一種)
大抵の場合は、以上の三つの原因が重なり音が悪くなっていると思われる。
このページでは、2)の外付けの電源に関して取り上げる。
確認実験に於いて、ポータブルオーディオ製品の動作電圧に”音の良い電圧”と云う、音楽再生に重要な意味を持つ現象を確認した事により、再生機器の電源が音質を大きく左右している事が判明した。
これにより、ポータブルオーディオ製品等に普通に使われている乾電池類(充電池含む)やACアダプタが音を悪化させている原因と特定した。
電源の電圧は音の悪化現象の中で”音像のぼやけ”に大きく関係している。
音質悪化の程度に差はあれどPC関連製品を含めて共通であり、早い話、市販されているポータブルオーディオ製品等は最初から音が悪化した状態で動作しているため、音質的に
見劣りして当然と云うことになる。
確認実験の結果は、ポータブルオーディオ製品等の欠点を炙り出すと同時に、その製品が本来持っている音質を甦らせる方法も明確にした。
それが、”産業用シリーズレギュレータ方式直流安定化電源”を使う方法。
多少の手間をいとわなければ同じ製品とは思えないほどの高音質で音楽を楽しめる。
■注意事項■
本ページはポータブルオーディオ製品の使用について次の点を前提に説明しています。
1)
電源入力
ACアダプタ端子
2)
ヘッドホンの接続
本体のヘッドホン端子。
※リモコンのヘッドホン端子は音質が落ちるので使用しない。
3)
使用ヘッドホン
別売のHiFi製品(フラットな周波数特性のモニタータイプが良い)
: ※リモコンのヘッドホン端子を前提にした付属品や市販品は使用しない。ヘッドホンの質が良くないと音質の違いを実感し難いので注意。
4)
音楽CD
「PLEXTOR Premium音楽CD品質検証」によるエラーレートが1以下の物、もしくは1以下の領域を使用する。(可能な限り)
※音の良いCDとは音の良さを謳っている商品ではなく製造品質が良い物の事です。
■■注意・警告■■
掲載している内容を試す場合は自己責任で行ってください。
良い結果が得られない場合や万一故障や事故が起こっても一切責任は負いません。
電圧設定や電源極性(プラスとマイナス)を間違えるとポータブル機器が故障する危険がありますので使用する際には十分注意して下さい。
産業用の直流安定化電源は製品知識が有ることを前提に作られています。
安全には作られていますが家庭用レベルの安全対策は施されていないのでケガや感電等をしないよう取り扱う際には安全に十分注意を払う必要があります。
又、子供には絶対に触らせてはいけません。
- 以下に該当する場合は手を出さない方が無難です。
- 1)音の微妙な違いが聴き分けられない。
2)ツマミの細かな調整が苦手。
3)常に低音ブーストして音楽を聴いている。
4)BGM的に音が出ていれば良く、その質までは関心がない。
- (2008年10月 NO.18掲載)
- (2009年5月 改訂更新)
- (2012年2月 更新)
- (2013年8月 NO.61改訂更新)
- (2014年6月 NO.63更新)
- (2015年11月 NO.73編集版掲載)