今週の気温は20度に近く、季節はずれの4月中旬の暖かさでしたね。植物にとって予定外の暖かさは、伸びだした花芽や新芽を徒長させ、この後必ず来る寒さのぶり返しに痛めつけられてしまいますので、あまり良くないものです。でも、三寒四温、だんだん春が近づいてきます。園芸家にとって最も楽しみな季節がもうすぐです。
2月のこの季節、寒さにも負けず当園では季節はずれの花が2つ咲いています。一つは、6月に咲くべきラベンダーです。
棚に載せ、乾かし気味の管理が、原産地地中海の気候に合ったのでしょうか。6月にも負けないぐらいに次々に花穂が出てきています。
もう一つは、9月に満開を迎えたポーチュラカです。
昨年の秋に豪華な花付きで喜ばせてくれた鉢ですが、その後、室内に移し、短く切り戻して冬越しさせてみました。寒さに弱く、屋外では溶けるように枯れてしまうポーチュラカですが、20度ぐらいの室内ですと容易に冬を越させることができるようです。
旬の花数には到底及びませんが、かわいらしい花を毎日咲かせてくれています。