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Flowers Diary

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2001年2月25日(日) 光の春、2月も過ぎます

2月は「光の春」と言うそうです。立春を過ぎると、目に見えて分かるほど日が長くなり、明るい陽光、白い雲の動きに春の訪れを感じるからでしょう。

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先週の暖かさから一転、再び冷たい北風が吹き付ける日曜でした。でも、筑波山の南斜面に広がる「梅林」では、暖かい日射しに紅梅が八分咲き、ほころび始めた白梅とともに、訪れる人に「香りの春」をプレゼントしていました。

厳冬だった2月も、もうじき終わり、今週はもう3月ですね。寒さに耐えていた苗達が、たくましく成長を始める楽しみな季節がやってきます。

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2001年2月24日(土) 季節はずれ・・・

今週の気温は20度に近く、季節はずれの4月中旬の暖かさでしたね。植物にとって予定外の暖かさは、伸びだした花芽や新芽を徒長させ、この後必ず来る寒さのぶり返しに痛めつけられてしまいますので、あまり良くないものです。でも、三寒四温、だんだん春が近づいてきます。園芸家にとって最も楽しみな季節がもうすぐです。

2月のこの季節、寒さにも負けず当園では季節はずれの花が2つ咲いています。一つは、6月に咲くべきラベンダーです。

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棚に載せ、乾かし気味の管理が、原産地地中海の気候に合ったのでしょうか。6月にも負けないぐらいに次々に花穂が出てきています。

もう一つは、9月に満開を迎えたポーチュラカです。

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昨年の秋に豪華な花付きで喜ばせてくれた鉢ですが、その後、室内に移し、短く切り戻して冬越しさせてみました。寒さに弱く、屋外では溶けるように枯れてしまうポーチュラカですが、20度ぐらいの室内ですと容易に冬を越させることができるようです。

旬の花数には到底及びませんが、かわいらしい花を毎日咲かせてくれています。

 

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2001年2月18日(日) 一輪のスイセンから・・・

昨年の夏、日比谷公園でヒマワリの苗とスイセンの球根をもらいました。ヒマワリはすごく大きく成長し、立派な花を咲かせてくれました。もう一つのスイセンもきょう黄色の鮮やかな花を咲かせてくれました。

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このスイセンは一茎一花で長い副花冠(中央の濃い筒状の花弁)が特徴のラッパスイセンでした。

スイセンは英名「ナルシッサス」ちょっと下向きの花が可憐ですね。元々は地中海原産の植物で、シルクロードを経由して中国、日本にまで伝わりました。日本の海岸、越前海岸や房総半島に野生群生地があるニホンズイセンも、日本原産のようですがそうではなく、中国に伝わったシナズイセンが海岸の自生地から黒潮に乗って漂着したのだ、という説が有力です。

ニホンズイセンは早咲きの品種で、房咲きで白い花弁と橙黄色の副花冠、強い芳香を持っています。このページの一番下、新宿御苑の花がそのニホンズイセンです。

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2001年2月17日(土) やっとフリージア、もうラナンキュラス

植物を育てていると、芽が出たとき、花が咲いたとき、いろいろ嬉しいものですが、葉の間に小さな蕾を発見したときも、かなりドキドキするものです。

そんな蕾が二つ、ひとつは細長い葉の間に稲穂のようなフリージアの蕾です。

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フリージアは相当葉が伸びて密生していても、なかなか蕾が伸びてこないので、いらいらしながら待たされ、やっとぉ!?という感じです。

これに反して、ホント、もう!?というのが、ラナンキュラスの蕾です。昨年は3月になってやっと蕾が出てきたのですが、今年は2月になってすぐに小さな蕾が見え、今はこんなに膨らんでもうすぐに咲きそうです。

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2001年2月12日(月) デルフィニュームの定植

熱海や小田原では梅がほころび、春の足音が近づいて来てますね、と昨日なら書いたんですが、その暖かさと一転、きょうは寒〜い一日でした

それでも植物は着実に春に向けて成長していきます。きょうはポットで育てていたデルフィニューム(大飛燕草)の苗をプランタに定植しました。

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苗はポットから抜いてみると、根がギッシリ回っていました。季節的にはちょっと早いのですが、植え替え時期はちょうど良かったかも知れません。大きく育つ種類ですから、土が13リットル入る角形プランタに2株だけしか植えられませんでした。

きょうは、このほか1/20に仮剪定しておいたバラの再剪定、また、冬眠させていたアマリリスや球根ベゴニアを植え替えて水を与え始めることにしました。

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2001年2月4日(日) 立春、膨らみ始めた蕾・・・

大寒から2週間、暦の上ではきょうは立春ですね。

<豆知識>二十四節気(にじゅうしせっき)
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季節│名称│概略日付│季節│名称│概略日付
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 春│立春│ 2月 4日│ 秋│立秋│ 8月 8日
  │雨水│ 2月19日│  │処暑│ 8月24日
  │啓蟄│ 3月 6日│  │白露│ 9月 8日
  │春分│ 3月21日│  │秋分│ 9月23日
  │清明│ 4月 5日│  │寒露│10月 9日
  │穀雨│ 4月20日│  │霜降│10月24日
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 夏│立夏│ 5月 6日│ 冬│立冬│11月 8日
  │小満│ 5月21日│  │小雪│11月23日
  │芒種│ 6月 6日│  │大雪│12月 8日
  │夏至│ 6月22日│  │冬至│12月22日
  │小暑│ 7月 8日│  │小寒│ 1月 6日
  │大暑│ 7月23日│  │大寒│ 1月20日

「二十四節気」とは、中国伝来の言葉で、太陽の通り道である黄道を二十四等分し季節の指標にしたものです。今頃の季節ですと実際より一ヶ月ぐらい早い感じですね。ちなみに節分とはやはり季節を表す「雑節」の一つで立春の前日をさします。土用、八十八夜などというのもこの雑節の一つです。

立春を迎えた当園のベランダでは、冬の日溜まりの中、ビオラ、パンジーなどが元気に咲いています。そして、いろいろな蕾がふくらみ始めました。

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香り始めたジンチョウゲ(瑞香)

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開花間近なアザレア

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光に透き通るスイセン

 

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2001年2月3日(土) 冬枯れの新宿御苑に春の兆し

2週続けて「土曜日は雪」だった東京ですが、きょうはぽかぽかの日射しが眩しいぐらいでした。暖かさにつられて都心の公園、新宿御苑に行ってみました。

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青空冬枯れの新宿御苑の中央広場

親子連れが遊ぶ広場の枯れ芝の上には先週の雪が所々に残っていました。でも、春は確実に近づいているようで、梅がほころび始め、レンギョウの小さな花も一つ二つ、そしてスイセンのさわやかな花があちこちに咲いています。

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南房総にも負けてないスイセン

 

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