1. できるだけ歯を抜かない矯正
永久歯は、一度抜いてしまうと二度と生えてきません。
体の一部である歯という組織を、安易に抜いてよいものでしょうか?
本来、歯は抜かないということが原則なのです。
歯を抜かなくても、きれいな歯並びになります。
日本の矯正では、抜歯があまりにも簡単に行われています。
しかし、既にアメリカでは非抜歯矯正が主流となっています。
歯を抜かなければ、もちろん歯は残りますし、痛みも少なく早く治ります。
さらに、隙間が開かないので、抜いて矯正した場合よりも良く咬めます。
なぜ歯を抜かないのか??
歯を抜くと良く咬めなくなり、強く咬みしめることができなくなり、脳への影響が起こることがあります。
すると、集中力の低下、脳への刺激などの低下による学業、成績の低下、スポーツの能力低下に繋がる恐れが出ます。
このため、当院では非抜歯矯正を主体に治療を行っております。
2. 痛みの少ない矯正
抜歯矯正や大臼歯を動かす矯正の場合は、どうしても歯の動く範囲が大きくなります。
そのため、ワイヤーの交換のたびにすごく痛みを感じることが多くなります。
逆に非抜歯矯正は、歯を動かす量が少ないため痛みが最小限で済みます。
アメリカ生まれのチタンワイヤーを主に、最新のテクニックと最新の器具を用いて治療しますので、痛くありません。
最初の数日以外は全くと言ってよいほど痛くないので、「これで治るのかと逆に心配です。」と言われるくらいなのです。
3. 治療期間が短い矯正
抜歯矯正では3年から5年が治療期間の平均です。
また、入れ歯式の側方拡大の方法は、5年から10年という治療期間が平均です。
ところが、当院の最新の方法では小学生・子供で3ヶ月から1年、成人でも1年から2年ぐらいが平均的な治療期間ですから、治るのがすごく早いのです。
それは、歯を抜かない最新の理論だから実現できるのです。
基本的には、こういった非抜歯の最新の技術で行いますので、治療期間は1年を目安として行います。(保定期間を除く)
4. ヘッドギアーは不用
矯正では、下顎の不要な成長を防ぐという意味合いで、ヘッドギアーという装置を使用するところが多く見受けられますが、当院では、成長を阻止したり、苦痛を与えるため使用しません。
ヘッドギアーを使用しなくても、咬み合わせの改善は可能です。
5. 矯正で側方拡大はしない
床装置による、側方拡大を行う矯正はいたしません。
特に最近良く見かけられるのが、小学生からの床装置による側方拡大なのですが、これは危険な装置である考えています。
歯の生えるスペースが無いからといって、顎骨を側方に拡大してしまうと、上下の歯がすれ違いのような咬み合わせになり、咬めなくなるリスクを伴います。
側方拡大の矯正は、奥歯が咬めなくなるなどリスクが大きいのです。
仮に、よく咬めなくなれば、脳に影響し、学力やスポーツの能力が落ちる恐れが増えます。
側方拡大は、リスクが伴います。
6. 年齢を問わない
矯正治療は何歳からでも可能です。
60歳の人でも行っている人がいます。
最近では、20歳から40歳で成人矯正を希望される人が一番多く、非抜歯矯正の場合の治療期間は、1年程度です。
早い方では、6ヶ月もすればかなり綺麗になります。
7. 目立たない
当院の矯正治療は、主にブラケット(固定具)とワイヤーを使用して治療しますが、歯を抜きませんから、隙間が目立つということはありません。
抜歯矯正では大きな隙間ができて、見た目が悪くなる時期があるのですが、非抜歯矯正では大きな隙間はできません。
ブラケットも、白いセラミックを準備しており、目立ちません。
ワイヤーも、白い歯の色をした物を準備しています。
また、ワイヤーをブラケットに固定するためのOリングも、歯と同色な物を準備しています。