現在、KISSでは、レフリーは参加チームのキャプテン達に行って貰っています。つまりプレーヤー達によってレフリーをしてもらっています。
専属のレフリーを用意できる事が理想かもしれませんが、実際にその様な人材と雇用を行う為には、まだ多くの課題があり、金銭的にも現実的ではありません。
また、KISSの考え方としては、プレーヤーと一緒になった大会作りを考えています。我々KISSスタッフから単純に提供された大会に参加してもらうのではなく、プレーヤー達の自発的行動と参加によって、大会を作っていきたいのです。
レフリーをプレーヤー達に行ってもらう理由にはもう一つ、大切な理由があります。
それは、ルールの普及と、その共通認識を図っていきたい
、という事です。
現在のホッケー界では、アイスホッケーですら、そのルールに対して明確に分かりやすく説明された出版物は皆無といえます。
国際ルールブックは存在するものの、非売品ゆえ一般のプレーヤーが気軽に触れられるものではありません。
そのような状況にあって、インラインホッケーの大会を開催するに気になるのが、個々のプレーヤーのルール解釈に大きな開きがある事です。
このHPでも重ねて説明している通り、アイスホッケー経験者の方々はフィジカルプレーに慣れているので、インラインのノー・コンタクトに違和感があるでしょう。
逆に、インラインから始めた方々は、最初からノー・コンタクトルールでプレーしています。
このまま、両者がそれぞれの解釈でプレーしてしまったのでは、不公平になってしまいます。
インラインホッケーのルールは、アイスホッケーとの共通点も多いですが、コンタクトプレーについては明らかに厳しい基準で行われます。
また、九州インラインストリートホッケー協会では、”安全性”をモットーとして、国際インラインホッケールールを参考に、独自のローカルルールを採用していますので、接触プレーについては更に厳しくしています。
以上のような状況から、より公正かつ明確なルールとジャッジのためにも、ぜひとも、より多くのプレーヤーの方々に正しいルールの認識を持って頂きたく考えています。
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