九州インラインストリートホッケーのコンセプトは、
これは、先ず安全な競技スポーツであり、怪我の無いプレーと言うルールを作り、その中で競技性を高めて行こう、というものです。
ご存知の様に九州インラインストリートホッケー(3ON3)は、
1.プレーヤー間の接触を禁じるノーコンタクトルールを採用 2.ゴールは円缶、クリーズにディフェンス側のプレーヤーが入って守ってはいけない 3.ハイスティックについては、周囲に他のプレーヤーがいる状態で、 ブレードを肩より上に上げた場合は反則 4.パックではなく、ボールを使用
といった特色があります。
これらは全て、”安全に楽しく”というコンセプトを基に考えられています。
わかりやすく、アイスホッケーと比べてみましょう。
アイスホッケーは、ぶつかりあいも激しく、その為のプロテクターも重武装です。
プレーする為には、ぶつかり合いに対する体力と、全ての装備を揃える手間とお金もかかります。また、ゴーリー(ゴールキーパー)も必要で、ゴーリー用の装備は更にお金がかかるし、個人で所有するには大変です。
プレーに使っているパックは、硬質ゴムで、これが直撃するとプロテクターの上からでさえ、相当の痛さを覚悟しないといけません。
あまり書き続けると、アイスホッケープレーヤーやファンに申し訳ないので止めますが、この様に、アイスホッケーのスタイルをそのままインラインに持ってきたとしても、だれでも始められる競技とは言い難いのです。
そこで私達KISSスタッフは、インラインホッケーが普及しやすいように、もっと簡単に楽しく、しかし競技として熱中できるスタイルを作りだそうと考え、アイスとの差別化を図り、現状のスタイルとなりました。
まず、ノーコンタクト制でぶつかり合いを排しました。
これで、プロテクターの軽装化が図れ、装備の購入負担を減らすと同時に、
ぶつかり合いを排す事で怪我の防止を図っています。
次に、ゴーリープレーヤーを排し、3ON3スタイルにしました。
ゴーリーセットを揃える必要はなくなりました。
また、最低6人いればゲームを楽しめるようになります。
ゴールを円缶にして、ゴール前には守備側のプレーヤーは入ってはいけない様にしました。
これによって、シュートは難しくなり、ロングシュートは入りにくくなりました。
これで、守備側のプレーヤーがゴール前にへばりつかないで済みますから 3人全員で攻められます。
逆に、ゴール前に守備側のプレーヤーがクリーズに入る事を禁じたので、
3人が動いてプレーする事になり、競技性が高まっています。
パックではなく、ボールを採用したのは、多くの理由が有ります。
一つには、やはりパックは固いので、あたれば相当の痛みを覚悟しなければ
いけません。パックを使う以上はゴーリーセットが必要です。
また、パックで競技できる場所自体もありません。パックを使う為には1メートル以上のフェンスと、周囲にパック(流れ弾)が飛ばない為にネット等も必要になり、大掛かりな
施設が必要となります。
この様な経緯を経て、九州のインラインストリートホッケー(3ON3)は現状のスタイルとなりました。
ご理解頂けたでしょうか?全ては、コンセプトである、安全に、楽しく、誰でもプレー出来る為のものなのです。
最後に、大会に参加する方々にお願いがあります。
この様なコンセプトに基づき、大会を企画してゲームを行っていますが、ノーコンタクト ルールについての認識が、未だ多くのプレーヤーに浸透していません。
始めてインラインホッケーをされる方々も勿論ですが、アイスホッケー経験者の方々には特に、このノーコンタクトルールのご理解をお願いします。
九州インラインストリートホッケーは、アイスホッケーとは別の競技コンセプトです。
ボールの奪い合い、競り合いで、ついつい体を張ったプレーが出てしまうと思いますがノーコンタクト制である以上、アイスホッケーよりも遥かに軽い程度でもファウルを取っています。特にハイスティックについては、直接危険に及ばなくても、周囲にプレーヤーがいる状態で、ブレードを肩より上に上げた場合は、ファウルとしています。これは、ハイスティックによる顔面への怪我が一番危険と考え、その様な怪我に
至る前に、未然に防止する為の措置です。
インラインストリートホッケーは、アイスホッケーとは別モノ、と書きましたが、多くの部分に共通点があるのも、また事実です。 ルールの確立や、大会運営時のレフリーについても、アイスホッケー経験者の方々の協力が有れば非常に心強いです。是非とも、私達KISSの力になってください。
長くなりましたが、九州インラインストリートホッケーが、より多くの人々に理解され 普及する事を望みます。
九州インラインストリートホッケー協会会長 大宅(左)
審判委員長 木下(右) セクハラコンビとの噂は真っ赤な嘘です、嘘!
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