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製作work

製作コンセプト工房紹介製作工程

私自身のギター製作に関するコンセプトは、まず第1点として単なる箱ものであるギターが楽器として
あるべき姿、つまりは最低限必要な性能を保持させることに重点を置いています。

(1)どのような環境においても壊れにくいという耐久性
(2)色々な演奏者に対応できる弾きやすいという演奏性
(3)どのような演奏スタイルでも応答性の良い広いダイナミックレンジ
(4)ウルフトーンをコントロールした各弦の縦方向・横方向の全体的なバランスの良さ
(5)音量と共に遠達性も考慮したパワフル性能

以上のような項目をクリアした上で主観的項目の範囲である音色の追求をしています。
逆に言い換えればこの部分が各製作家の個性として色々表現されることになり、好みとして
好き嫌いが分かれることになります。
第2点としてその主観的項目である音色に関する表現方法の基本コンセプトについては

(1)倍音成分の豊かな広がりを持つ明るく芯のある高音
(2)楽曲全体を支える意味での基音(最低音)に芯が感じられ厚みのある低音
(3)程よいサスティーン及び減衰率のコントロールによる和音の充実感

などを達成するために、各パーツの必要性及びその関連性を追求して音響学に基づいた振動形態を
コントロールする為のブレイスの配置やその剛性及び組み立て方式を確立することにあります。
その結果として不必要なぜい肉をそぎ落とされ、骨格を重要視した研ぎ澄まされた肉体美を持つ事に
よって、すべての要素において完璧なまでのバランスで構築されたギターが生まれてくるものと
考えています。

そのために必要な要素は、製作家本人が生涯を通しての飽くなき追求・研究と、そして何よりも
いかなる苦難や事象が起ころうとも絶対に諦めないという強い意志によってのみ達成できるのでしょう
これからも生涯現役でがんばります。


工房紹介

工房1

工房全景

この仕事部屋も自分たちで建てました。
ログハウス風ですが軸組み工法の板壁です
工房2

メインの作業机

作業机も修業時代に作った手作りです
工房3

表板と裏板

乾燥室での乾燥が終わって作業前の材料です
工房4

手道具各種

世界に誇る日本の手道具
のみ・カンナ・畔引き鋸などサイズ色々
良い仕事の第一歩はよく切れる道具です
工房5

各種型及び治具

ギターボディ型・接着治具など
工房6

機械室

作業の最初の頃に使う荒仕事用の機械
テーブルソー
工房7

機械室

バンドソー・シックネスサンダー・ドラムサンダー他
工房8

機械室

作業台・ボール盤ほか
ブルーのシートで囲われたスチール棚の中は
ある方から管理を頼まれた計測機器多数
FFTアナライザー・ファンクションジェネレータ
オシロスコープ・ロックインアンプなど
工房9

乾燥室

4畳ほどの密閉型小部屋
工房10

乾燥室

入口に見えるのが表板用スプルース
工房11

乾燥室

1月現在の状況は16度・28%
オイルヒータでコントロールしてます
梅雨時でも除湿器なしで40%を超える事は無いです
工房12

作業部屋の除湿器

業務用の除湿器をメインの作業部屋に入れてます
これのおかげで梅雨時でも湿度55%以上には
なりませんので大切な設備です
工房13

保管庫

出荷前のギターです
工房14

吊り下げ棚

完成までの作業時に吊り下げます
工房15

集塵機

この集塵機はアメリカ製?のスポークシェイブで
かなりの優れもので4万円程度で安かった割に
1.5馬力で吸い込み風量が37㎥/minで大満足です
手前の紙製ドラム缶はサイクロン式の分離槽で
蓋のみを静岡のオフコーポレーションで購入しました



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店舗写真

information店舗情報

クラシックギター工房 響

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岐阜県岐阜市福富2106-1
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