自社の牛乳を店頭で手にしてもらうには、中身の分かる紙パックのデザインも重要になる。
牛乳パックは中身の牛乳が白色でカラフルさとは縁がないためか、果汁や野菜飲料とは異なり、派手な色使いのパッケージは少ない。
液体の牛乳では形のイメージも使いにくいことから、牛乳を連想できる乳牛や牧場のイラストを使ったパッケージが多い。
大手乳業メーカーの場合は、商品名は同じでも製造工場や製造時期によってカートンの製造メーカーが異なる事も多い。
商品例のタイトルは、牛乳パックに記載されている”商品名”。
尚、商品は”種類別名称:牛乳”で、牛乳パック収集が目的では無いため、日常で手に入る物を掲載している。
写真は普段見慣れない形になっているが、これが牛乳パックを開いた全形。
製造者:足柄乳業株式会社
販売者:富士シティオ株式会社
発売元:高梨乳業株式会社
富士シティオ株式会社のプライベートブランド(PB)商品。
製造者:足柄乳業株式会社
販売者:高梨乳業株式会社
「特選」規格の牛乳で、”特選”の文字が並の北海道牛乳とは違うことを現している。
製造者:森乳業株式会社
現在の森乳業Webサイトの商品欄には載っていない。
・2023/2 イトーヨーカドー ネットスーパーで商品確認。
製造者:榛名酪農業協同組合連合会 牛乳工場
販売者:合同会社 西友
西友のグレートバリュー商品(PB)として株式会社の頃から同じパッケージ。
広報欄のリサイクル(イラスト付き)説明が珍しい。
干している紙パックは、底面をハサミで切らずに開いた形で、図の参考にしたのはエヌピーパックと思われる。
製造者:群馬牛乳協業組合
販売者:株式会社 明治
総発売元:合同会社 西友
(2014年)2014年版
(2013年)2013年版
2013年からブランド名が”みなさまのお墨付き”に変わり、パッケージデザインも変更された。
パッケージデザインは二年連続で変更されている。
カートンは引き続きエルカートン。
西友のプライベートブランド名がグレートバリュー時代の十勝産牛乳(PB商品)で価格は”3.6牛乳”より高い。
製造者表記が群馬牛乳協業組合になり、紙パックは大日本印刷(DNP)のエルカートンが使用されている。(2012年頃)
乳成分の変更は無い。
2011年のパッケージで、デザインは同じだが紙パックがエヌピーパックの物。
(※写真の紙パックは、開いた際の破れや欠損がある。)
”3.6牛乳”と同じテトラパックの物で、エヌピーパックの二ヶ月程前の物。
エルカートンやエヌピーパックと比べるとパッケージの形の違いが良く分かる。
注ぎ口の封止位置が異なるため、印刷の位置にも違いがある。
製造者:株式会社 北海道酪農公社
販売者:日本酪農共同株式会社
商品名は同じで、”石狩平野直送”から”北海道直送”に変わった物。(2013年頃)
乳成分は一般的な牛乳に近い物になった。
北海道でパック詰めされた物で、乳成分的には「特選」並の牛乳。
販売者の記載は無いが、JANコードは日本酪農共同株式会社。
製造者:森乳業株式会社
イラストではなく写真を使っているのが珍しい。
森乳業のWebサイトに載っている現行の商品。
製造者:栃木明治牛乳株式会社
(2014年)
栃木明治牛乳株式会社の製造でカートンはテトラパック。
紙パックに大日本印刷(DNP)のエルカートンを使用した物。
製造工場によって使用される紙パックメーカーが異なると思われる。
上の物より24日前の物。
製造所固有記号KT:東北工場。
紙パックはトーエーパック。
製造者:株式会社 明治 旭川工場
(2014年)
(2014年)
(2014年)
北海道産牛乳を現地でパックした物で、期間限定で四季(春、夏、秋、冬)によりパッケージのデザインが変わる。
乳脂肪分は秋、冬、春は3.5%以上で、夏のみ3.4%以上。
限定と云っても販売期間は実際の季節感よりだいぶずれている。
カートンはNP-PAKの特殊形状タイプ。
製造者:森乳業株式会社
(2014年)
パッケージの写真を入れ替えてデザイン変更した物。(2014年)
Web情報によるとイトーヨーカ堂向けの商品らしく、JANコードはイトーヨーカ堂。
パッケージや乳成分はそのままに製造者が森乳業株式会社に変わった。
日頃から牛乳パックの表示を見ていないと違いに気付かない。
写真は2012年の物で製造者が切り替わった時期は不明。
製造者が足柄乳業株式会社の物で、写真は2009年の物。
2009年以前も製造担当は足柄乳業。
製造者:榛名酪農業協同組合連合会
文字だけの至ってシンプルなデザイン。
製造者:雪印メグミルク(株) 海老名工場
赤色系統を基調にした白抜き文字がやや派手な印象を受けるデザインで、牛乳パックとしては珍しい。
従来あった”MEGMILK”文字の替わりに新しく雪印のロゴと製造会社名が印刷されている。
パッケージには製造工場が分かるように全国の工場の記号が記載されている。
2011年の物で、基本的なデザインは変わらず牛が追加されている。
紙パックがエヌピーパックに変わっている。
紙パックはトーエーパック。
製造者:よつ葉乳業株式会社 十勝主管工場
「特選」規格の牛乳で十勝(北海道)でパックした物。
写真はトーエーパックの2012年の物。
デザインは違うが同じ商品名なので、変更前(2011年)のパッケージと思われる。
製造者:雪印メグミルク(株) 海老名工場
セブンイレブンなどで売られているPB商品。
明らかにPB商品だが共同開発商品と謳われていて、JANコードは雪印メグミルクの物。
製造者:中央製乳株式会社
東日本大震災後に関東の牛乳供給が停滞していた頃に売られていた物。
現在の中央製乳Webサイトの商品欄には載っていない。
製造者:日本ミルクコミュニティ(株) 海老名工場
これだけ長い商品名も珍しい。
日本ミルクコミュニティ(株)は、現在の雪印メグミルク(株)に吸収合併されている。
元々、雪印乳業のO-157不祥事事案からできた会社なので、元の鞘に収まった事になる。
版画のようなイラストが良い味をだしている。
製造者:雪印メグミルク(株) 海老名工場
販売者:全国農業協同組合連合会
A・COOPブランドの商品名は”牛乳”と素っ気ない。
製造者は吸収合併で名前が変わっている。 JANコードは全国農業協同組合連合会の物。
紙パックは名称変更でエヌピーパックのロゴになっている。
写真は広告欄があるタイプのパッケージ。
紙パックは日本紙パック(株)のピュアパック。
製造者:高梨乳業株式会社岩手工場
(2014年)
2014年のパッケージ。
低温殺菌牛乳は、”消費期限”が印字されている。
高梨乳業ブランドの物。
写真のパッケージは2006年と古いが、現在も現行の商品としてデザインも同じに載っている。
下地の水色の範囲が遮光部分で、光に透かすと黒く見える。
(※写真の物は底面部分に手で開いた際の欠損がある)
製造者:萩原乳業株式会社
東北フェアのような催し物をしていたときに売られていた物。
カートンはアイピーアイパック。(※注ぎ口にIPIのロゴが有る)
製造者:協同乳業株式会社
(2016年)
(カートン)
エヌピーパック
2016年3月から製造者が協同乳業に替わった。
乳成分に変わりないものの、殺菌時の加熱を抑える”新殺菌製法”によって、他の物とは一味違う美味しい牛乳に生まれ変わった。
現在は関東地区のみの限定販売。
(2014年)
(カートン)
ロイヤルパック
カートンはロイヤルパックで形状はNP-PAKと同じ。
野田工場の物はアイピーアイパックのため、一部の工場がロイヤルパックと思われる。
(カートン)
アイピーアイパック
JANコードは雪印メグミルク。