日常的に使用する箱入りティシューペーパーは、中身を取り出す際に少しばかり抵抗感が有り思いのほか指先に力が要る。
これは箱の取り出し口の幅がティシューペーパーの幅より狭い事が一因。
この様な形に成っている理由は知るよしも無いが箱入りティシューペーパーの残念な部分。
この解決策は箱の取り出し口に下の写真に示すような簡単な加工をすること。
これでティシューペーパーを一枚ずつスッーと軽く取り出せる様になる。
[写真1]
箱入りティシューペーパーの例。
400枚(200組)と300枚(150組)
300枚(150組)の物は取り出し口のフィルムを省いたタイプ。
[写真2]
箱の取り出し口部分(蓋)をミシン目から取り除いた状態。
普段見慣れた形ながら取り出し口の幅が箱よりだいぶ狭いことが分かる。
ティシューペーパーを窮屈な形で取り出す事になるため摩擦が増えて余計な力が要る。
取り出し口を広げれば摩擦が減りすんなり取り出せる。
[写真3]
取り出し口の加工例。
箱の縁から2~3ミリ手前の所までハサミで写真の通り三角形にカットする。 (目測で良い)
※三角の頂点は縦のほぼ真ん中。
底辺幅は7~12ミリ程度が目安。
反対側も同様にカットする。 これで取り出し口の幅がティシューペーパーより広くなり一枚ずつスッーと取り出せる。
[写真4]
取り出し口の幅を広げた箱入りティシューペーパー。
フィルム付きの取り出し口はフィルムごと三角形にカットする。
※箱にティシューペーパーを詰め込んでいる物ではペーパーの圧力で使い始めは取り出し難い場合があります。
[写真5]
(仮)ティシューペーパーボックス 試作品
ソフトパックティシュー(※箱無し)を入れ替えて使うティシューペーパーボックス。
因みに ”ティシューペーパーボックス”はイオンの箱入りティシューペーパーに印刷された商品名。
洗濯用の洗剤、柔軟剤、漂白剤などの液体洗剤類のボトルはキャップが計量カップになっており、注ぎやすいように注ぎ口が突き出た特殊な形に成っている。
ボトルは中身を詰め替えて使用する前提ながら、注ぎ口の特殊な形状が災いして詰め替えの度にこぼれない様に気を使う。
中身が空のボトルは軽くて動きやすく且つ倒れやすいため、下手をすると詰め替え中にこぼしてしまうことが有る。
ある程度の量が溜まるまでボトルを押さえつつ片手で詰め替えを行うのは案外神経を使う。
この詰め替えの解決策がペットボトルをリサイクル加工した液体洗濯洗剤用ロート。
お茶の2リットル用ペットボトルをカットするだけの簡単加工で作れる。
リサイクルなので費用はゼロ円。
ロートをボトルの注ぎ口にセットすれば注ぐ的が広くなり両手が使えて詰め替え作業が楽になる。
[写真1]
カッターナイフでカットしたお茶の2リットル用ペットボトル
切り離す位置でカッターナイフを突き刺して切りながら、ぐるりと一周させればロートにするお椀状の部分を切り取れる。
お茶の2リットル用ペットボトルは厚みが薄く柔らかいため簡単に切れる。
[写真2]
切り取った注ぎ口を含むお椀状の部分。
ハサミで切り口の形を整えれば詰め替え用ロート(漏斗)の出来上がり。
PETが汚れている場合は洗ってきれいにする。
[写真3]
市販の液体洗濯洗剤類のボトル例。
(柔軟剤、洗剤、漂白剤)
※洗剤のボトルはキャップを外した状態。
ボトルのキャップが計量カップになっており注ぎ口はキャップを閉めるネジ溝部分より突き出ている
注ぎ口周りの大きさはほぼ同じためロートが1個あれば使い回しが出来る。
[写真4]
洗剤のボトルにセットしたリサイクルロート(漏斗)
飲料用ペットボトルの注ぎ口は液体洗濯洗剤ボトルの突き出た注ぎ口部分に丁度収まるため、詰め替え用ロートとして利用できる。
突き出た注ぎ口はストッパーの役目を果たすためロートは簡単には外れない。
詰め替えが終わったらロートに付着した物が他の洗剤等と混ざらない様に流水で洗う。
[注意]
注ぎ口から入る流量を超える量を一気に流すとロートをセットした部分から溢れ出ます。
このため、ロートの椀の部分に液体を溜める事は出来ません。
[写真5]
液体洗濯洗剤の詰め替え用大容量スパウトパウチの例。
パウチを両手で持ち注ぎ口をロートから浮かせた状態で中身を移し替える。
パウチの注ぎ口は小さく流量オーバーでロートから溢れ出す様な事は無い。